白物家電と黒物家電って何?違いや由来について解説します
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家電にはさまざまな種類があり、多くのジャンルに分かれています。中でも白物家電や黒物家電という言葉を、どこかで聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
ということで今回は、白物家電や黒物家電の違いや由来、それぞれの家電が安くなる時期などについて解説したいと思います。
知っておくと便利な豆知識ですので、ぜひ参考にしてみてください。
白物家電とは?どんな家電のことを言う?
白物家電とは、一般的に生活家電や家事家電と呼ばれるような家電製品を指します。
具体的には下記のようなジャンルです。
- 調理機器
- 空調機器
- 家事関連
例えば調理機器なら、下記のような製品例があります。
- 炊飯器
- 電気ポット
- 電子レンジ
- トースター
- ホームベーカリー
- コーヒーメーカー
家事関連だと洗濯機や掃除機、冷蔵庫も対象です。生活で使えるような家電が中心のため、家事の負担を減らす家電と覚えておくと良いでしょう。
現代社会では生活に欠かせないものもあり、価格も高く耐用年数も長く取られている傾向にあります。
現在ではほぼすべての家庭が保有しているほど、普及が進んでいる家電製品です。
白物家電の由来について
白物家電の由来は非常にかんたんで、普及当時は「筐体が白いものばかりだった」ことに由来します。
単純に白かったから、「白物家電」と呼ばれていたわけですね。
とくに日本では三種の神器と呼ばれ、持つことが最優先という扱いから普及も非常に進みました。
白物家電と呼ばれていますが、現在ではさまざまなカラー展開がなされています。
黒色から賑やかな発色、パステルカラーと、かつての白物家電からは想像できないようなバリエーションです。
黒物家電とは?どんな家電のことを言う?
黒物家電は白物家電と反対に、生活には関係のない「趣味・娯楽」的な側面が強い家電製品を指します。
具体的な製品は下記のとおりです。
- カメラ
- テレビ
- ゲーム機
- オーディオ機器
製品例を見てみても、「無くても生活に支障はないもの」が該当するでしょう。実は白物家電のように普及しているパソコンも、情報家電というくくりで黒物家電の扱いとなっています。
※スマートフォンはやや曖昧な区分となっているようです。
黒物家電の由来について
黒物家電の由来は、白物家電と同じく普及当時で「黒色の筐体が多かったから」です。また便宜上、白物家電と対をなす存在として区別するのに使われていた向きもあります。
現在では白物家電と同様に、さまざまなカラーバリエーションが展開されている状況です。
ただし業界的に黒物家電の定義は無いようで、どちらかというと白物家電の対象となる存在として使われてきた背景があります。
現在では白物・黒物家電の区別は当てはまらなくなっている
現在では豊富なカラーバリエーション展開と、IoTやインターネットにより相互連携し合う家電製品が増えています。
そのため白物・黒物での区別が難しくなっている現状です。おもにそういった呼び名で使われるのも、家電業界でのみ使われることが多くなっています。
業界内でもお客様へ説明するときは、具体的に「情報家電」や「調理家電」といった、製品のジャンルを直接指して説明することが多いようです。
白物家電と黒物家電が安くなる時期について
白物家電と黒物家電は、それぞれ必要になる時期や安くなる時期が違います。どの製品が欲しいかによっても時期が異なるため、狙い目の時期を見定めて行動すると良いでしょう。
この項目ではそれぞれの安くなる時期をまとめました。
白物家電が安くなる時期
白物家電が安くなる時期は、おもに1年を通して3回ほどあります。具体的には下記の4つです。
- 6月から7月
- 12月と年末年始
- 決算前
- モデルチェンジ
6月から7月は、おもにボーナス時期と言われています。大きな金額が消費者に入りやすく、購買意欲が高まる時期です。この時期に合わせて消費を促そうと、セールを開催する傾向にあります。
同様に12月と年末年始も、初売りや年末年始の買い替え需要に合わせたセールが開催されやすいです。
そして家電量販店の決算前は、お店自体が売上達成を見越して販売台数を増やそうとします。必然的に価格が下がりやすく、購入するなら狙い目と言えるでしょう。
ほとんどの家電量販店は年度末決算を3月、上半期決算が9月になっています。ビックカメラのみ年度末が8月、上半期が2月となっているので注意が必要です。
またモデルチェンジがあると、前モデルを安くして在庫処分を行う動きが出てきます。ドラム式洗濯機やエアコン、冷蔵庫が10月から11月に新モデルを投下する傾向です。
つまり8月から9月にかけて上記のジャンルが安くなるため、タイミングを当てれば安く手に入るでしょう。
黒物家電が安くなる時期
基本的に黒物家電も、白物家電と同じ時期にセールを開催する傾向です。大まかには家電量販店の決算、ボーナス時期や年末年始を狙うと良いでしょう。
ただし黒物家電は意外とジャンルが細かく、モデルチェンジの時期が分かりづらい場合も多いです。
例えばテレビなら、6月前後にモデルチェンジが見られます。パソコンの場合ですと、春・夏・秋冬モデルと3回もモデルチェンジを行う傾向です。
デジカメなら2月から3月、6月から7月に新商品が投下されます。ジャンルによって細かくモデルチェンジ時期が異なるため、細かく動向を観察しておく必要があるでしょう。
まとめ
今回は、白物家電や黒物家電の違いや由来、それぞれの家電が安くなる時期などについて解説してきました。
家電製品については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。ぜひ、関連記事も読んで参考にしてみてください。
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