トラクターの年式や型式の調べ方について解説します
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トラクターを売却しようとした際に調べる必要があるのが、年式や型式などの製品情報です。
家電製品などを売却する場合は5年から7年前後が平均的ですので、それくらいの年数であれば説明書などの書類を紛失していることは少ないかと思いますが、トラクターをはじめとする農業用機械の場合は10年以上経過してから売却することもよくある話です。
では、「年式が古すぎて型式が分からない場合」や「説明書を紛失してしまって年式が分からない場合」には型式や年式を調べる方法はないのでしょうか。
ということで今回は、トラクターの年式や型式を調べる方法について解説していきたいと思います。
これからトラクターの売却を検討している方は、ぜひ参考にされてみてください。
年式とは
年式とはトラクターなどの製品が製造された年のことで、製品のスペックを調べたり、部品の取り寄せる場合に必要です。
また、どの製品も修理するためには「メーカーが修理部品を供給していること」が重要なのですが、その必要な部品がまだ製造されているか調べるために年式を把握することもあります。
その他にも、トラクターや車などある程度の高額商材の場合は中古品の売買も盛んで、買取査定額の相場を調べる際に利用することもよくある話です。
トラクターの年式の調べ方
年式を調べる上でもっとも簡単な方法は「型番を知って検索する」こと。
型番を把握して検索することで、メーカーごとに型番や型式をまとめたサイトがヒットしますので、そこから年式を逆引きして把握することができます。
また、その他の方法として以下のような方法も存在します。
- 車輪の刻印から把握する
- 車検証を調べる
車輪の刻印から年式を把握する場合は、トラクターのホイール部分に記載されていますので、そちらを調べることで年式を把握することが可能です。
ただし、車両の場合はホイールを交換している場合もありますので、とくに中古車両の場合は、その他の手段とも合わせて把握することをオススメします。
また、その他の手段として、車検証を確認する方法も存在します。
車検証には初度登録年月という「一番最初の所有者が車両を運輸支局に申請し、届け出が受理された年月」が記載されていますので、そちらから把握することも可能です。
型式について
型式とはトラクターのモデルや仕様を示す判別するために割り当てられた識別コードのことで、年式と組み合わせて使用されることが多いです。
たとえば同じ年式のモデルでも型式によって製品仕様が異なりますし、製品によっては同じ型式でも製造年によってスペックが変わる場合もあります。
そういった場合に、年式と型式を組み合わせて調べることで、正確な情報を探すことができます。
トラクターの型式の調べ方
トラクターの型式の調べ方は「説明書を確認する」もしくは「車体プレートを確認する」方法が挙げられます。
車体プレート(コーションプレート)は、車台番号(製造番号)などの情報が記載されている金属製のプレートのことで、メーカーによってはシールの場合もあります。
その金属プレートに型式の記載がありますので、そちらで把握することが可能です。
また取り扱い説明書にも型式の記載がありますので、保管されている方は探してみることをおすすめします。
ちなみに、トラクターが古すぎて型式が分からない場合は「運輸省型式認定番号」から推測することもできます。
運輸省型式認定番号とは、旧運輸省時代から運用されていた「農耕用小型特殊自動車表記」のことのようです。
運輸省型式認定番号について
小型特殊自動車に該当する農業機械は、製造、或いは輸入業者等の事業者の任意の申請により国土交通省(旧運輸省)の検査対象外軽自動車等としての型式認定を受けることができ、生研センターの評価試験部でその機能確認が行われる。型式認定番号は、官報で告示されるほか、車体やカタログ、取扱説明書等に記載されている。認定番号の頭文字が「農0000号」と表示されるものが農耕用小型特殊であり、「特0000号」と表示される一般の小型特殊自動車とは区別される。
引用元:weblio「型式認定とナンバー」より
詳しくは「水戸市大場町・島地区農地・水・環境保全会便り」さんのブログに、運輸省型式認定番号から型式を把握するための一覧表の記載がありますので、そちらを参考にされてみてください。
トラクターの稼働時間の調べ方
トラクターの買取価格を左右する項目は全部で5つあります。
- メーカー
- 型番(モデル)
- 稼働時間(アワーメーター)
- 年式
- 状態
そして、その中でも注意して見られるポイントの一つが「稼働時間」だったりします。
ちなみに、稼働時間は「アワーメーター」で確認することができます。
トラクターの耐久年数は15年前後だと言われ、使用状況に応じて10年前後だったり、20年前後まで伸びるともされています。
年式が新しいものほど新型の機種であり、稼働した期間も短いことが多いです。
そのため、中古市場でも稼働時間が短いほど査定価格も高くなります。
もちろん年式が新しくても、車両の状態が悪くなっていると査定価格は下がりますが、基本的には年式が新しいほど買取金額は高くなる傾向にあります。
トラクターの耐用年数
トラクターの耐久年数は15年前後だといわれていますが、実際は耐久年数で見ることは少なく、稼働時間の長さで寿命が近いかを判断します。
そのため多くの中古市場では、トラクターをはじめとする農業用機械の場合は「稼働時間◯◯」と表記されていることが多いです。
ちなみにトラクターの寿命は「馬力×100時間」とされていて、1200時間前後で何かしらの不調が出てくることが多いとされています。
ですので、トラクターの寿命目安は所有されているトラクターの馬力によって適正時間が異なります。
また、定期的なメンテナンスをおこなっていない場合や過酷な環境下での使用だと、トラクターの傷みも早くなり、1200時間よりも早く故障してしまうこともありますので、あくまで一つの目安だと思って参考にされてみてください。
まとめ
トラクターの年式や型式の調べ方について解説してきました。
この他にも農業用機械については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。
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