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MAX フィニッシュネイラ(TJ-35FN3とTJ-35FN2)の違いやスペックについて比較します

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皆さんは、2021年9月にMAX社から発売された新型のフィニッシュネイラ「TJ-35FN3とTJ-35FN3FW」についてご存知でしょうか。

今回はその新発売された「TJ-35FN3とTJ-35FN3FW」の違いや「TJ-35FN3とTJ-35FN2」との比較などを中心に解説していきたいと思います。

ぜひ、工具選びの参考にされてみて下さい。

TJ-35FN3とTJ-35FN3FWの特徴について

TJ-35FN3とTJ-35FN3FWは、どちらもMAX社から販売されています。2021年9月に発売された新型のフィニッシュネイラです。

TJ-35FN3シリーズの特徴として、どちらも新反動吸収機構が搭載されています。

打ち込みバネを反対に動かしつつ、ワイヤーとプーリーを使ってプランジャを打ち込み方向へ作動させる仕組みです。

つまり打ち込む際の反動を軽減。さらにシンプルなため、軽量で低反動なのが大きな特徴になりました。

そしてTJ-35FN3は、打ち込みパワーが従来機よりも50%アップしています。強力なスプリングを使用しているので、堅木にもガシガシ打ち込めるパワーです。

連射性に至っては、TJ-35FN3とTJ-35FN3FWどちらも従来機より15%アップを実現しました。

重量も2.3kgほどという軽量設計。微調整が可能なダイヤル式アジャスタが搭載されて、扱いやすいLEDライト機能も備えられています。

TJ-35FN3とTJ-35FN3FWの違いについて

TJ-35FN3とTJ-35FN3FWは、内装用と型枠用で型番が分かれています。TJ-35FN3が内装用で、TJ-35FN3FWが型枠用です。

単純に打ち込み力へ特化したのが内装用で、連続作業性と防水性に特化したのが型枠用となっています。

詳しくは下記のグラフも参考にしてください。


出典元:マックス TJ-35FN3FW 18V 充電式フィニッシュネイラ(型枠用) 【仕上釘/35mm】【送料無料】 (bildy.jp)

とくにTJ-35FN3の場合、ドア枠に使われるMDF材もしっかり打ち込めるパワーが見込めます。(従来機では頭が浮いて使えない場面も)

ビス打ちで本締めをする際に、フィニッシュで仮止めする使い方も問題なく行えるでしょう。従来機と比べておよそ1.5倍のパワーです。

対して型枠用のTJ-35FN3FWは、扱う場面からパワーはそこまで重要視されません。

連続作業性を向上させるため、ブラシレスモーターを搭載して従来機より2.5倍の作業性を実現。

連射性も向上しているので、打った際のタイムラグを最小限にしてどんどん打ち込めます。

また型枠用のTJ-35FN3FWのみ、MAX社独自の防塵防滴機構「MAX IEGS」を採用。過酷な現場や、屋外での作業でも安心です。

TJ-35FN3/TJ-35FN3FWとTJ-35FN2/TJ-35FN2FWの違い

では2021年に発売されたTJ-35FN3/TJ-35FN3FWと、従来機であるTJ-35FN2/TJ-35FN2FWの違いはなんなのでしょうか。

実際にどれくらいの差があるのかを理解すれば、購入時の検討材料となるはずです。

詳しく両シリーズの違いを掘り下げていきますので、ぜひ参考にしてください。

スペックの違いについて

TJ-35FN3/TJ-35FN3FWとTJ-35FN2/TJ-35FN2FWは、寸法や対応釘といった違いはあまり大きくありません。

詳しくは下記の比較表をご覧ください。

スペックについてはブラシレスモーター搭載の有無が大きいです。この差によって、耐久力とともに速射性が向上しています。

またブラシレスモーターは小型化に向いているため、本体もスリム化。取り回しのしやすさが上がりました。

従来機では反動吸収機構にウェイトを使っており、やや複雑な機構です。しかしTJ-35FN3シリーズはより軽量なウェイトレス機構へ変更。

内装用は打ち込み力を上げ、型枠用では連続作業性に特化しています。

搭載機能の違いについて

ほぼ搭載している機能は変わりがありません。

  • 部材を保護するコンタクトトップ付属(内装用)
  • 扱いやすいLEDライトを搭載
  • 空打ち防止機構
  • お知らせ大型LEDランプで電池切れを確認

バッテリーもほぼ同じで、とくに大きな機能の違いは無いでしょう。

内部の構造や搭載部品の改良によって、TJ-35FN3シリーズは正統進化を遂げたような印象です。

従来機から改良された点について

従来機と比較し、大きく改善されたのは次の2点です。

  • ブラシレスモーターの搭載
  • 新反動吸収機構の採用

従来機に搭載されているブラシモーターは、機械的に接触している部分があります。

そのため接触部が摩耗してしまうことから、どうしても長寿命化に懸念がありました。

また構造から小型化が難しく、スペースを取る割に寿命が短い欠点を抱えていたパーツです。

このモーターをブラシレスモーターに変えたことで、小型化と長寿命化を実現しています。

ブラシモーターよりも放熱性やハイパワー化が可能なため、コンパクトかつ基礎的な機能を向上させることが可能です。

さらに従来機では反動吸収機構におもりを使っており、打ち込みとともに反対方向へ打ち出す仕組みでした。

そのためパーツの必要点数が倍になり、ウェイトも重なってやや複雑な機構となっています。

しかし新反動吸収機構では、そもそも打ち込みバネが反対方向へ動く仕組みです。

打ち込み自体はバネの反発力を利用し、ワイヤーとプーリーでプランジャを打ち込み方向へ作動させます。

非常に効率よく反動吸収が行えるので、部品点数を押さえて構造もシンプルなものになりました。

まとめ

今回はMAXのフィニッシュネイラー「TJ-35FN3とTJ-35FN3FW」の違いや「TJ-35FN3とTJ-35FN2」との比較などを中心に解説していきました。

この他にも、知っておきたい工具の知識について解説した記事がありますので、ぜひ、その他の記事も参考にされてみて下さい。