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マキタのTD002GとHiKOKIのWH36DCとパナソニックのEZ1PD1の違いについて解説します

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充電式インパクトドライバーは様々な種類があり、用途に応じて選んでいく必要があります。

その数あるインパクトドライバーの中でも、「マキタのTD002G、HiKOKIのWH36DC、パナソニックのEZ1PD1」の違いが気になっている方は多いともいます。

ということで今回は、マキタのTD002G、HiKOKIのWH36DC、パナソニックのEZ1PD1の違いについて解説していきたいと思います。

◇マキタ TD002Gの特徴について

マキタのTD002Gは充電式インパクトドライバーで定価は73,000円となります。

色は青、オリーブ、黒、フレッシュイエロー、オーセンティックパープルの5つのカラーバリエーションがあります。

DST(デュアルスプリングテクノロジー)を採用しており、2つの異なるスプリングを搭載することで、作業負荷に合わせて打撃力を調整し、高い締め付けスピードがありながら、使いやすさも兼ね備えたインパクトドライバーだったりします。

またマキタ史上最速の締付けスピードを誇り、最大打撃数4,600min-1(最速モード時)で、最大締付けトルク220N・mとなっています。

ちなみに、主要機能としては下記の通りです。

最大締付けトルク  220N·m
打撃モード4[最速] 0~3,700min-1(回転/分) 0~4,600min-1(回/分)
打撃モード3[強] 0~3,200min-1(回転/分) 0~3,600min-1(回/分)
打撃モード2[中]  0~2,100min-1(回転/分) 0~2,600min-1(回/分)
打撃モード1[弱]  0~1,100min-1(回転/分) 0~1,400min-1(回/分)
打撃モード木材  0~1,800min-1(回転/分) 0~4,600min-1(回/分)
打撃モードテクス用(薄板) 0~2,900min-1(回転/分) 打撃開始直後に停止
打撃モードテクス用(厚板) 0~3,700min-1(回転/分) 0~2,600min-1(回/分)
打撃モードボルトモード[1] 0~2,700min-1(回転/分) 打撃開始直後に停止
打撃モードボルトモード[2] 0~3,700min-1(回転/分) 0~4,600min-1(回/分)
打撃モードボルトモード[3] 0~3,700min-1(回転/分) 0~4,600min-1(回/分)
電圧(V) 直流36(40Vmax)
本機寸法(mm)(長さ×幅×高さ) 119×86×247
質量 1.6kg

次に、HiKOKI WH36DCの特徴についてふれていきます。

◇HiKOKI WH36DCの特徴について

HiKOKIの充電式インパクトドライバーWH36DCにはアグレッシブグリーン、 ストロングブラック、フレアレッド、ディープオーシャンブルー、フォレストグリーンの5色のラインナップがあります。

従来の製品よりもビット振れが約17%軽減しており、カムアウトが起こりづらく、片手操作でもビスが倒れにくいようになっています。

またトリガの操作性を向上させているため、低速回転時でも使いやすいです。業界最短・業界最軽量のボディを実現しており、コンパクトボディが特徴。LEDライトやBluetooth機能、打撃モードが6段階設定されています。

主要機能としては、下記の通りです。

小ねじ 4~8mm
普通ボルト  M5~M16
高力ボルト  M5~M14
テクスねじ ø3.5~ø6mm
コーススレッド  22~125mm
六角軸二面幅  6.35mm
最大締付トルク  200N・m(2,040kgf・cm)
無負荷回転数 ソフトモード 0~900min-1(回/分)
パワーモード デフォルト 0~3,400min-1(回/分)
カスタマイズ 0~(1,900~3,600)min-1(回/分)
ボルトモード 単発・連発 0~2,900min-1(回/分)
テクスモード 0~3,700min-1(回/分)
打撃数 ソフトモード 0~2,000min-1(回/分)
パワーモード 0~4,100min-1(回/分)
ボルトモード 0~4,100min-1(回/分
テクスモード 0~2,200min-1(回/分)
機体寸法(全長×高さ×センタハイト) 116 × 241 × 29mm
ヘッド長さ 114mm
質量  1.6kg
1充電当たりの作業量 木ねじ締付 ø5.4 × 90mm(ラワン材・下穴なし)約460本
ø4.3 × 65mm(ラワン材・下穴なし)約760本
金物ビス締付 ø6.0 × 120mm(杉材・下穴なし)約160本
小ねじ締付 M8 × 16mm 2.5Ah(マルチボルト)約4,200本

次にパナソニック EZ1PD1の特徴について解説していきます。

◇パナソニック EZ1PD1の特徴について

充電式電動インパクトドライバーのパナソニック EZ1PD1の特徴はヘッドが業界でもかなり短く設計されているという点が挙げられます。

狭いところでも作業がしやすいので、狭所作業・隅打ち作業が快適に行えます。また「+BRAIN」ベクトル制御技術を搭載しており、高性能マイコンで常に動作を数値化しています。そのため、リアルタイムで使用者の好みをデータ化し、モーターのスピード・パワーを適切な具合に調整してくれます。

そのため、結果として効率よく作業が可能となっています。

主要機能としては、下記の通りです。

チャック 

新ワンタッチビットロック方式

(段付きまでの寸法が13mm)

最大締付トルク(正逆同トルク) 18V 強モード155N・m、中モード120N・m、弱モード40N・m
14.4V 強モード140N・m、中モード120N・m、弱モード40N・m
回転数

強モード:0〜2,700回転/分

中モード:0〜1,600回転/分

弱モード:0〜1,000回転/分

テクス用モード:0〜2,700回転/分

打撃数 強モード:0〜4,100回/分

中モード:0〜3,100回/分

弱モード:0〜2,100回/分

テクス用モード:0〜2,100回/分

LEDライト 3モード (スイッチ連動・手動ON・手動OFF)
本体寸法/質量

18V 5.0Ah 全長98×全高243×幅59mm/1.5kg

18V 3.0Ah 全長98×全高227×幅59mm/1.3kg

14.4V 5.0Ah 全長98×全高235×幅59mm/1.4kg

振動3軸合成値  13.7m/s2
能力(目安・フル充電で)

ネジ締め 万能ビス・米松(φ4.2×75mm) 約550本

穴あけ DLコア(φ21・石膏ボード12.5mm+コンパネ12.5mm) 約150穴

コンクリート穴(φ3.5×30mm・モルタル) 約570本

最後にそれぞれの違いや強みついて解説していきます。

◇TD002GとWH36DCとEZ1PD1の違いについて

次に「TD002GとWH36DCとEZ1PD1の違い」について解説していきます。

・締め付けトルク

締め付けトルクに関しては、下記の通り。

  • マキタ TD002Gは220N
  • HiKOKI WH36DCは200N
  • パナソニック EZ1PD1は155N

このデータを見ると、マキタのTD002Gがずば抜けてトルクが高くなっています。

・重量

重量に関しては、下記の通り。

  • マキタ TD002Gは1.6kg
  • HiKOKI WH36DCは1.6kg
  • パナソニック EZ1PD1は1.5kg

重量に関しては各メーカーあまり変わりがありません。若干ですがEZ1PD1が軽量になっています。

・サイズ

サイズに関しては、下記の通り。

  • マキタ TD002Gは119×247×86
  • HiKOKI WH36DCは116×241×29
  • パナソニック EZ1PD1は98×243×59

こうしてみると、パナソニックのEZ1PD1の全長が一番短いです。またHiKOKIのWH36DCは、幅もかなり狭くなっています。

◇TD002GとWH36DCとEZ1PD1のそれぞれの強みと弱み

最後にTD002GとWH36DCとEZ1PD1のそれぞれの強いと弱みについて解説していきます。

マキタのTD002Gは締め付けトルクが高いことが特徴です。220Nと業界トップクラスのトルクを誇ります。弱みは特になく、価格も特段高額ではありません。

HiKOKI WH36DCはビット振れがしにくい設計なのが強みといえます。ビット振れを軽減することに注力して開発されているため、快適に作業が可能です。

価格もマキタよりも1万円近く安価ですので、コスパは抜群。弱みは目立った機能が無いことです。基本性能は十分あるので問題はないでしょう。

パナソニック EZ1PD1はヘッドが短いのが特徴です。ヘッドが短いと狭い場所での作業はかなりしやすくなります。

アタッチメントを付ければ更に作業性が向上するのも魅力。弱みはアタッチメント付きの製品だと、HiKOKIのものよりも価格が3万円近く高くなることです。コスパの部分では少し劣ってしまいます。

まとめ

今回はマキタのTD002G、HiKOKIのWH36DC、パナソニックのEZ1PD1の違いについて解説していきました。

インパクトドライバーについては、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事を読んで参考にしてみてください。