タジマ製レーザー墨出し器の選び方やおすすめについて解説します
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レーザー墨出し器とは、壁や天井などに水平・垂直にレーザーで線を引き、墨出しの作業を効率化する機器です。
レーザー墨出し器を検討する場合、タジマのレーザー墨出し器は候補から外すことは出来ないでしょう。
タジマのレーザー墨出し器は、業界でも高品質と評判も高く、屋内外どの現場でも使えます。
ということで今回は、レーザー墨出し器の選び方や発売月の新しいものや屋内外で使用する上でおすすめの機種を紹介していきます。
レーザー墨出し器の選び方のコツ3選
レーザー墨出し器をえらぶ上で大事なポイントは3つです。
- 照射ラインの数
- 屋外・屋内どちらで使うのか
- 制動方式(ジンバルか・センサーか)
この3つをしっかり抑えて検討をしてください。
ひとつずつ解説します。
照射ラインの数
検討材料のひとつとして、照射ライン数を確認してください。
一度に照射できるラインの数は機種により異なりますが、照射できるラインの数が多いほど価格も高くなりますが、作業性も格段にあがります。
タジマでは下記のように6種類のラインナップから選べます。
本格的な現場であれば、KJCのような全方位に照射できるタイプがおすすめですが、DIYで使う場合であればそこまでのスペックは不要です。
タジマでは照射ラインの色も3種類あります。それぞれ、グリーン・ブルーグリーン・赤の3種類です。
色の好みは人それぞれですが、一般的にはブルーグリーンが採用されるケースが多いです。
用途に応じて選ぶようにしましょう。
屋外・屋内で選び方が異なる
屋外で墨出しする場合は、受光器も付属しているモデルの購入をおすすめします。
理由としては、受光器があるとレーザーの位置を受光器が音と光で教えてくれますので、見えにくいレーザーを探す手間が減るからです。
少し異なりますが、使用感はオートレベルと似ています。
また墨出し器から照射されるレーザー光は、屋外では日光の影響を受けてレーザーが見えなくなる場合があります。
ですので、作業効率の面で考えると屋外でも墨出し作業をする場合は受光器の使用を前提で考えていく必要があります。
制動方式(ジンバル式か・センサー式か)
レーザー墨出し器には2種類の制動方式があります。制動方式とは簡単にいうと、墨出し器本体の揺れを抑える機能です。
タジマのラインナップでは上位機種にはセンサー式が採用されています。センサー式は、作業現場で発生する揺れや振動に対してレーザー機構部分を電子水準センサーと高精度モーターでマイコン制御しています。
そのため、仕事に高い精度を求める現場や高層ビル・振動の多い現場で使用される方に最適です。
ジンバル式は、マグネットダンパーと振り子を利用した制動方式です。
振り子をジンバルユニットに垂直にぶら下げ、マグネットダンパーで制動してレーザーラインを整準します。 価格帯はジンバル式の方が安い傾向にありますので、使用する現場に合わせて選定するといいでしょう。
発売日が新しい機種4選
タジマからは様々な機種が販売されていますが、その種類の多さからどれが最新機種なのか少し分かりづらくなっています。
まずは下記に発売順で新しい製品を並べていきますので、購入の際に参考にしてください。
■ZERO GREENシリーズ
- モデル名: ZERO GREEN-KJC・KJY・KYR・KY
- 発売月: 2023年1月
■ZEROGシリーズ
- モデル名: ZEROG-KJC・KJY・KYR・KY
- 発売月: 2023年1月
■ZERO BLUEシリーズ
- モデル名: ZEROBLUE-KJC・KJY・KYR・KY・TYZ
- 発売月: 2018年12月
■ZEROシリーズ
- モデル名: ZERO-KJC・KJY・KYR・KY・TYZ・TY
- 発売月: 2016年7月
それではひとつずつ特徴について解説していきます。
ZERO GREENシリーズ
このシリーズは発売月が2023年1月と比較的新しいモデルです。
新世代シャープグリーンレーザーを搭載し、シャープで明るいレーザーを出力することで屋内外の墨出し作業を効率化できます。
また墨出し作業において本体の移動や、回転はできるだけしたくないという現場の声を実現したのもこの機種で、一部の機種(KJY・KYR・KY)で横180°に照射できる機能を搭載しています。
扉や窓際などの開口部に置くことで、部屋全体の水平を一発で出せるようになりました。
ZEROGシリーズ
ZEROGシリーズはZEROシリーズの上位モデルになります。発売は2023年1月です。ZEROシリーズより鮮視度6倍の見やすいラインを出せる機種です。
NAVI機能や、揺れに強いセンサー式や4種のジンバル式の機種を備えたモデルです。
ZERO BLUEシリーズ
ZEROBLUEシリーズは、2018年12月に発売されたモデルです。このモデルの特徴は屋内外でもくっきりと見える、ブルーグリーンレーザーです。
REDレーザーの見やすさとグリーンレーザーの明るさを兼ね備えたモデルです。
ZEROシリーズ
ゼロシリーズは2016年7月に発売になった機種です。このモデルは、タジマのレーザー墨出し器のスタンダードモデルとなっています。
照射ラインはフルラインから2本出しの機種まで全てのラインに対応していて、NAVI機能を搭載した機種や、制動方式もセンサー式とジンバル式からも選べます。
REDレーザーを採用したZEROシリーズは、屋内で使う場合は選択肢が一番広いモデルになります。
屋外で使用する場合におすすめな機種4選
屋外でレーザー墨出し器を使用する場合は、受光器もセットになったモデルをおすすめします。レーザーは光に弱いため屋外で使用する場合、1m先のレーザーも見失う場合があります。
屋外で照射ラインが見えやすい機種は、 ZEROGREENとGEEZAです。
この2機種でも受光器とセットになったモデルを紹介しますので参考にしてください。
- ZERO GREEN センサーKJC 受光器三脚セット
- ZERO GREEN ジンバルKJC 受光器三脚セット
- GEEZA センサーKJC 受光器三脚セット
- GEEZA ジンバルKYR 乾電池専用 受光器三脚セット
それではひとつずつ解説します。
ZERO GREEN センサーKJC 受光器三脚セット
1つ目はZERO GREENシリーズのKJCセンサー受光器三脚セットです。鮮視度500と視認性の高いグリーンレーザーを採用したモデルです。
照射ラインも4方向縦型ラインで墨出し作業360°横ラインで複数人の作業が可能です。
センサー制御方式により、振動の多い現場でもレーザーラインの揺れを抑えます。
また電源も乾電池・バッテリー・アダプターの3種類ありますので、屋内外のどこでも使用できます。
ZERO GREEN ジンバルKJC 受光器三脚セット
2つ目はZERO GREENシリーズのジンバルKJC 受光器三脚セットです。
基本のスペックはKJCセンサー受光器三脚セットと変わりませんが、このタイプは制動方式がセンサーではなくジンバル式です。
スペックが同じなら、センサー方式がいいと思いますが、こちらのジンバル式は、値段がセンサー式より4万円ほど安くなります。
現場の揺れが少ない場所であれば、このジンバル式でも十分に作業が可能です。
GEEZA センサーKJC 受光器三脚セット
3つ目は、GEEZAのセンサーKJC 受光器三脚セットです。GEEZAは、タジマのレーザー墨出し器のなかでは最上位の機種です。
制動方式はセンサー型を採用し、墨出しもKJCなので4方向縦型ラインと横方向360°に照射できるため効率よく墨出し作業を進められます。
電源も乾電池・バッテリー・アダプターの3種類ありますので、屋内外のどんな環境でも使用できます。
GEEZA ジンバルKYR 乾電池専用 受光器三脚セット
4つ目はGEEZAから、ジンバルKYR乾電池専用受光器セットになります。このモデルの照射ラインは3本で横方向は180°の照射が可能です。
制動方式はジンバル式を採用して、電源は乾電池のみの対応ですが、墨出し器から照射するレーザーは鮮視度488と視認性は上位モデルと同じレーザーを照射できます。
センサー式KJCと比べると値段は25万円ほど安いため、導入しやすい機種といえます。
屋内で使用する場合におすすめな機種4選
屋内でレーザー墨出し器を使用する場合は、レーザーの視認性のいいものを選ぶと作業効率の面でもメリットが多いです。
タジマのレーザー墨出し器にはグリーンレーザー・ブルーグリーンレーザー・レッドレーザーと3種類のラインナップがありますが、タジマでは鮮視度と呼ばれる独自の値で線の見えやすさを表現しています。
鮮視度が高くても使用環境によっては、見えにくいものもありますので注意が必要ですので使用環境にあった機種を選ぶようにしましょう。
おすすめは以下の4機種です。
- ZERO BLUE センサーKJC
- ZERO BLUE ジンバルKJC
- ZERO ジンバルKJC 乾電池専用
- ZERO ジンバルKYR 乾電池専用
それではひとつずつ解説します。
ZERO BLUE センサーKJC
屋内では視認性の高いレーザーが重宝しますので、ZEROBLUEがおすすめです。ZERBLUEは性能面・価格面において優れた機種です。
電源は3種類から選ぶことができ、制動方式はセンサーを採用していますので揺れに強いので、場所を問わずに使えます。
導入コストも性能面から考えれば、比較的安い部類になります。
ZERO BLUE ジンバルKJC
屋内でも揺れの少ない現場であればジンバル式の制動方式でも問題なく墨出し作業が可能です。
照射ラインも4本なので、墨出し作業は効率化が可能です。
ZERO ジンバルKJC 乾電池専用
この機種は高輝度REDレーザーを採用した機種で、REDレーザーは鮮視度50と低めの値ですが、屋内で使えば赤いレーザーがくっきりと見えます。
照射ラインは4本ですので墨出し作業への影響はなく効率的に進められます。
ZERO ジンバルKYR 乾電池専用
この機種は前述した、ジンバルKJCの墨出しラインが2本の機種です。屋内で使うので、墨出し本数が少ない機種でも墨出し器を反転さえれば4本出しの機種と同じ使い方が可能です。
また導入コストもこの機種は、屋内使用でおすすめした機種の中では一番安いのでおすすめです。
性能で選ぶならおすすめしたい機種4選
タジマのレーザー墨出し器はどれも高性能ですが、墨出しの精度という意味では機種毎の差は無いです。
※(精度 ±0.81mm/10m )(到達点距離精度±1.0 mm /7.5 m)
性能という意味だと、「制動方式の違い」だったり、「乾電池仕様かそうでない機種なのか」というような、使いやすさの違いが検討材料になるかと思います。
ここでは性能で選ぶべき4機種を紹介しますので参考にしてください。
- GEEZA NAVIセンサーKJC 三脚セット
- ZERO GREEN NAVIセンサーKJC 三脚セット
- ZERO BLUE センサーKJC
- ZERO NAVIセンサーKJC 乾電池専用 三脚セット
それではひとつずつ解説します。
GEEZA NAVIセンサーKJC 三脚セット
GEEZAは、数あるラインナップの中でも最上位に位置するモデルです。
制動方式はセンサー型を採用し、墨出しもKJCなので4方向縦型ラインと横方向360°に照射できるため効率よく墨出し作業を進められます。
電源も乾電池・バッテリー・アダプターの3種類ありますので、屋内外のどんな環境でも使用できます。
またNAVI機能も搭載した機種で、受光器を地墨に合わせることで、レーザーがこれを追尾して自動で合わせますので、今まで2人でやっていた作業が1人でできるため効率よく作業が進められます。
ZERO GREEN NAVIセンサーKJC 三脚セット
2つ目はZERO GREENからNAVIセンサーKJCセットです。ZERO GREENの特徴はなんと言っても視認性の高いグリーンレーザーです。
シャープなグリーンレーザーは現場で重宝します。センサーでの制動方式に加えてNAVI機能も搭載している為、複雑な作業も1人でこなせます。
また電源の種類も3種類から選べますので、作業環境に左右されることなく使えます。
ZERO BLUE センサーKJC
墨出し器を屋内で使うことを想定した場合、この機種は性能面・価格面において非常に優れた機種です。
屋内では視認性の高いレーザーが重宝しますので、ZEROBLUEがおすすめです。電源は3種類から選ぶことができ、制動方式はセンサーを採用しており揺れの強い場所でも使用できます。
導入コストも性能面から考えれば、比較的安い部類になります。
ZERO NAVIセンサーKJC 乾電池専用 三脚セット
このモデルの魅力はなんと言っても価格面での優位性です。導入コストは22万円と墨出し4本ライン且つ制動方式がセンサー式の中では一番安い機種になります。
電源が乾電池しか選べない部分を除けば、性能は他の機種とほぼ差がないと言っていいでしょう。
まとめ
今回は、レーザー墨出し器の選び方や発売月の新しいものや屋内外で使用する上でおすすめの機種を紹介していきました。
この他にもDIYや電動工具に関する知っておきたい知識は、まだまだあります。
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