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冷蔵庫の上に電子レンジを置いても大丈夫?安全性とデメリットについて解説します

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キッチンは様々な家電や食器などを置くため、スペースが狭くなりがちで冷蔵庫の上を有効活用しようと考える方も多いのではないでしょうか。

一見便利そうに思えるこの活用方法ですが、実は気を付けるべきポイントがいくつかあります。

今回は冷蔵庫の上に電子レンジを置く際の注意点や安全性、デメリットなどについて解説していきたいと思います。

これから引っ越しや家電の買い替え、模様替えなどを検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。

冷蔵庫の上に電子レンジを置く際の安全性について

冷蔵庫の上に電子レンジを置く際は、耐熱性天板の確認が最重要です。

とはいえ現在国内で流通している冷蔵庫はほとんど、電子レンジの設置を想定した耐熱性天板を採用しています。

さらに一般的な単機能電子レンジは本体があまり熱くならない設計のため、安全に設置できるでしょう。

耐荷重については確認が必要です。一般的な冷蔵庫と電子レンジの組み合わせだと、問題になることは稀かもしれません。

しかし、オーブンレンジの場合は20kg以上の重量になる機種もありため、冷蔵庫の耐荷重表示を必ず確認する必要があります。

ちなみに、安全に設置するためには以下の点に注意してください。

  • 放熱スペースを適切に確保する
  • 定期的に設置部分の清掃を行い、ホコリの蓄積を防ぐ
  • 電子レンジと冷蔵庫の間に板を挟まない
  • 身長に合わせた適切な高さで設置する

なお古い冷蔵庫や海外製品の場合は、耐熱性がない製品もあります。必ず取扱説明書や、周辺情報で確認してください。

耐熱性があるか分からないと危険ですので、乗せるのをおすすめしません。

冷蔵庫の上に電子レンジを置くデメリット

冷蔵庫の上に電子レンジを置くデメリットは、放熱効率の低下による悪影響が懸念される点です。

内部を冷やすために天板部分から放熱を行っているため、電子レンジを置くと放熱が妨げられます。

結果、冷却効率が低下し、余計な電力を消費してしまうでしょう。

設置面の温度上昇による問題も発生します。電子レンジとの間に熱がこもりやすく、そこに汚れやホコリが溜まると火災につながるかもしれません。

また水蒸気が結露して水滴が溜まり、カビや雑菌の温床となる可能性も。地震時の安全性にも課題があります。

電力使用における制約も、実は考慮が必要です。

冷蔵庫と電子レンジを同じコンセントで使用する場合、家庭用コンセント1つあたりの容量(1,500W)を超過しないようにしましょう。

上記のデメリットを軽減するため、適切な放熱スペースの確保や定期的な清掃が必要不可欠です。

冷蔵庫の上に電子レンジを置く際の注意点について

冷蔵庫の上に電子レンジを置く際は、放熱への配慮がもっとも重要です。

冷蔵庫は内部を冷やすために、天板部分から放熱を行っています。機種により背面なのか、側面なのかの違いがありますが、近年のモデルは天板仕様のものが多いです。

そのため、電子レンジの設置には適切な放熱スペースの確保する必要があります。一般的なモデルだと電子レンジの周辺は左右10~20cmほど、上部は8cmほどのスペースが必要となります。

また、設置時の安全性確保も重要なポイントです。

  • 木の板を冷蔵庫と電子レンジの間に挟まない(放熱を妨げ、火災の原因となる)
  • 電子レンジの大きさが冷蔵庫の天板枠内に収まることを確認する
  • 地震時の転倒防止を踏まえ、必要に応じて耐震マットを使用する

電力使用への注意も必要です。冷蔵庫と電子レンジを同じコンセントで使用する場合は、容量オーバーに注意してください。

設置環境への配慮として、下記もチェックしましょう。

  • 定期的に設置部分の清掃を行い、ホコリの蓄積を防ぐ
  • 水蒸気による結露に注意し、使用後は必要に応じて拭き取る
  • 使用者の身長に合わせた適切な高さでの設置を心がける

注意点を守れば、安全かつ効率的に電子レンジを使用できます。

電子レンジを冷蔵庫の上に置ける条件について

冷蔵庫の上に電子レンジを設置する場合、いくつかの条件を満たす必要があります。おもな条件は下記3つ。

  • 耐熱性天板の確認
  • 適切なサイズ
  • 耐荷重の確認

この条件を満たさないと、事故や故障の原因となる可能性があります。一つずつ確認していきましょう。

耐熱性天板の確認

冷蔵庫の上に電子レンジを設置する際、もっとも重要なのが耐熱性天板の確認です。

一般的な冷蔵庫の天板は、約100℃までの耐熱性を持つように設計されています。ふだん気にすることがないので、少しイメージしにくいかもしれません。

現在販売されている国内メーカーの冷蔵庫はほとんど、電子レンジの設置を想定した耐熱天板を採用しています。

国内メーカーであれば心配する必要はないものの、念のため確認しておきましょう。

確認方法は冷蔵庫の取扱説明書で、耐熱性の有無を確認するのがもっとも確実です。メーカーのウェブサイトや、問い合わせ窓口で確認もできます。

※天板に耐熱性を示す表示や、マークがないかチェックするのも◎。

とくに注意が必要なのは、10年以上前の古い冷蔵庫や海外製の冷蔵庫です。中古品で取扱説明書が紛失している場合も気をつけてください。

このような場合はメーカーに直接問い合わせるか、専門家に相談するのがおすすめです。

耐熱性が確認できない場合は、安全のため電子レンジの設置は避けたほうが良いでしょう。

適切なサイズ

電子レンジを冷蔵庫の上に設置する際は、適切なサイズの確認が重要です。もし天板からはみ出していると、安定性が損なわれてしまうでしょう。

とくに注意が必要なのは、冷蔵庫の天板に凹凸がある場合です。多くの冷蔵庫は天板の縁が少し盛り上がった設計になっています。

この場合、電子レンジは必ずその内側に収まるサイズで選んでください。天板の端に近すぎる設置も避けるべきで、安定性を考慮して余裕を持たせることが大切です。

さらに、放熱スペースの確保も必要です。電子レンジの左右には10~20cm程度、上部には8cm程度の空間が必要とされています。

実際の設置には電子レンジ本体のサイズに加えて、放熱スペースも考慮に入れなくてはなりません。

キッチン天井までの高さや、上部の収納スペースとの距離も事前に確認しておきましょう。

耐荷重の確認

電子レンジを冷蔵庫の上に設置する際、天板の耐荷重を必ず確認しましょう。

一般的な単機能電子レンジの重量は10~15kg程度で、ほとんど冷蔵庫の耐荷重範囲内に収まります。

しかしオーブンレンジの場合は20kg以上になることもあり、より慎重な確認が必要です。

耐荷重の確認方法は、取扱説明書を参照すればかんたんに確認できます。

※一般的な冷蔵庫の天板の耐荷重は30kg前後ですが、機種によって異なるため。

取扱説明書を紛失している場合は、メーカーのウェブサイトで確認するか機種で検索をかけてみましょう。カスタマーサービスに問い合わせるのもおすすめです。

耐荷重に余裕を持たせることも重要と言えます。なぜなら電子レンジの本体重量に加えて、調理する食品の重さも考慮に入れる必要があるからです。

とくにオーブン機能付きの電子レンジを設置する場合、より慎重な検討が必要になるでしょう。

耐荷重を超過すると天板の変形や破損の原因となり、最悪の場合は事故につながる可能性が高まります。

冷蔵庫の上に炊飯器は置ける?

冷蔵庫の上に炊飯器を置きたい場合、設置の条件を満たせば問題はありません。

とはいえ注意点もあるので、設置の条件とともに見ていきましょう。

設置の条件は、下記3つです。

  • 耐熱性の確認
  • 耐荷重の確認
  • 適切なサイズ

炊飯器からの熱に耐えられる天板であることが必須です。一般的な国内メーカーの冷蔵庫は約100℃までの耐熱性があり、炊飯器の設置にも対応できます。

ただし古い冷蔵庫や海外製品は耐熱性が不十分な場合もあるため、必ず取扱説明書で確認が必要です。

ちなみに一般的な炊飯器は3~5kgほどですが、お米と水を入れた状態での重量を考慮しなければなりません。

冷蔵庫の天板は耐荷重が通常30kg前後です。ただ機種により異なるため、取扱説明書で確認しておきましょう。

炊飯器が冷蔵庫の天板からはみ出さないサイズかどうかも、とても重要です。天板に縁がある場合は、その内側に収まるようにしてください。

蒸気の放出や操作のしやすさを考慮して、周囲に適切なスペースを確保すると良いですね。

また炊飯器の周囲には、適切な放熱スペースが必要です。

とくに蒸気口の上部は十分な空間を設けなければなりません。一般的に10cm以上のスペースを確保することが推奨されています。

冷蔵庫の上にオーブンレンジは置ける?

オーブンレンジは高い熱量を生み出すため、冷蔵庫の上に設置するのは危険と考える方がいらっしゃるかもしれません。

ですが、実際は設置条件を守れば問題なく設置が可能です。

オーブンレンジの場合も炊飯器の設置と同様、オーブンレンジを冷蔵庫の上に設置する際もいくつかの重要な条件を満たす必要があります。

  • 耐熱性の確認
  • 耐荷重の確認
  • 適切なサイズ
  • 放熱スペースの確保

炊飯器と同じく、天板の耐熱性を確認するのがもっとも重要です。ただしオーブンレンジは炊飯器よりも高温になるため、より慎重な確認を行ってください。

一般的な冷蔵庫の天板は約100℃までの耐熱性があります。オーブン機能使用時の高温に耐えられるか、必ず取扱説明書で確認しましょう。

また炊飯器と比べて、オーブンレンジは重量が大きく異なります。一般的なオーブンレンジは15~20kgと、炊飯器の3~4倍の重さです。

天板の耐荷重は通常30kg前後ですが、重量に余裕を持たせて設置しなければなりません。

なによりオーブンレンジは炊飯器よりも大きいため、より慎重なサイズ確認が必要です。

冷蔵庫の天板からはみ出さないことはもちろん、天板に縁がある場合は必ずその内側に収まるサイズを選びましょう。

※開閉時、ドアの動きも考慮に入れると安心ですね。

オーブンレンジは炊飯器以上に放熱スペースが重要です。側面に10~20cm、上部に20cm程度の空間を確保してください。

とくにオーブン機能使用時は高温になるため、十分な放熱スペースの確保が安全に直結します。

オーブンレンジを冷蔵庫上に設置する際の注意点

オーブンレンジを冷蔵庫の上に設置する際、炊飯器以上に慎重な注意が必要です。とくに熱対策が重要と言えるでしょう。

オーブンレンジは使用時の温度が200℃以上に達することもあり、周囲への影響が大きくなります。熱対策と放熱スペースに注意してください。

安全な使用環境を確保するために、電源は必ず別のコンセントを使用しましょう。天板との接地面は完全に水平を保つようにします。

オーブンレンジは日常的に使用する機会が多く、重い食材や熱い調理物を扱うため、使用時の安全性がとくに重要です。

取り出し時の安全な高さの確保や、ドアの開閉がスムーズにできるスペース、操作パネルが見やすい位置にあることも確認しましょう。

  • 設置面の清掃と点検
  • 放熱口周辺の埃除去
  • 電源コードの劣化チェック
  • 耐震マットの状態確認

上記のように、定期的なメンテナンスも欠かせません。長期的な安全使用のために重要です。

とくに高温調理を行うなら、周囲への影響により注意を払う必要があるでしょう。

冷蔵庫の上に電子レンジを置ける重さは?

冷蔵庫の上に電子レンジを置く際、どのくらいの重さが置けるのか気になりますよね。

まず一般的な冷蔵庫の耐荷重は以下のとおりです。

  • 400L以上(広く普及しているモデル):30kgまで
  • 400L以上の通常モデル:15~19kgまで
  • 350L未満:15kgまで

次に電子レンジのタイプ別重量も見ていきましょう。次のとおりです。

  • 単機能電子レンジ(20L前後):12~13kg程度
  • 24~26L電子レンジ:約15kg前後
  • 30L以上のオーブンレンジ:18kg前後

では設置の判断基準をまとめます。小型冷蔵庫(高さ150cmほど)で、以下の条件を満たす場合に電子レンジの設置が可能です。

  • 天板が100℃以上の耐熱仕様であること
  • 冷蔵庫の耐荷重が電子レンジの重量を上回っていること
  • 電子レンジのサイズが冷蔵庫の天板に収まること

なお取扱説明書に耐荷重の記載がない機種の天板には、ものを置かないほうが良いでしょう。

上記の耐荷重や電子レンジの重さは一般的な目安です。詳細は所持している製品の取扱説明書を見るか、各種調査して判断してみてください。

まとめ

今回は冷蔵庫の上に電子レンジを置く際の注意点や安全性、デメリットなどについて解説していきました。

この他にも家電製品にまつわる知っておきたい知識は、まだまだあります。

ぜひ、この他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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