テレビの安い時期はいつがおすすめ？買い替えの目安やタイミングを調べてみた

家電製品は頻繁に買い替えるものではないため、故障の兆候が出始めていたり、故障して使用ができなくなった場合に買い替えを検討する方が多いと思います。

しかし、家電製品は購入する時期やタイミングによってお得に買える場合があります。

それはテレビも同様で、年間を通してお得な時期を知ることで、節約に繋がり、人生の大切なことにお金を使うことができます。

日々の節約も大切ですが、大きな買い物のときこそ賢く節約することで自由なお金を大幅に増やすことが可能です。

ということで今回は、テレビの値下がりしやすいタイミングや時期について解説していきたいと思います。

これからテレビの買い換えを検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。

新型が発売される時期

新型テレビの発売時期は、メーカーによって多少の違いがあります。展開について下記項目を追って見てみましょう。

新型発売のスケジュール

1月に米国ラスベガスで開催される国際家電見本市「CES」で、新型テレビが発表されます。その後4月〜6月頃に、日本国内で新モデルが発表される流れです。

続いて7月〜9月にかけて、順次新モデルが発売される傾向となっています。

旧モデルの値下がり

新型が出る時期はとくに、4Kや8Kに対応した高性能モデルが値下がりしやすくなります。

なぜなら新技術が次々と搭載されるため、旧モデルが「古い」と見なされやすいからです。大半が値引きの対象に入ってきます。

購入のタイミング

購入タイミングとして、少し注意点があります。実は人気モデルの場合、在庫切れのリスクがあるので注意しなくてはなりません。

逆に在庫が少なくなると、希少価値で値上がりする可能性も。そのため在庫状況を確認しながら、できるだけ早い段階で購入を検討しましょう。

新型モデル発売前後の時期を狙えば、同じ製品でもより安価に購入できる可能性が高くなります。

とくに型落ち品を狙う場合は、この時期がもっとも値下がりしている傾向です。

決算セール月

家電量販店の決算セールは、テレビを購入する際の重要な機会です。多くの家電量販店では3月の本決算期と、9月の中間決算期に大規模なセールを実施します。

とくに3月の決算セールは新年度を迎える前の「在庫一掃」を目的としており、値引き幅が大きいと言えるでしょう。

また新生活シーズンと重なることから、テレビを含む大型家電の需要が高まる時期でもあります。

※各店舗の決算期は若干異なるのでご注意ください。

例えばビックカメラは2月と8月にセールを実施します。一方でヤマダ電機やエディオン、ケーズデンキは3月と9月に実施するのが通例です。

決算セール時は在庫処分を目的とした大幅な値引きに加え、通常よりも高いポイント還元率の設定・まとめ買いに対する追加割引の特典が用意されます。

テレビの購入を検討している場合は、決算セール時期を狙うとより経済的な買い物が行えるでしょう。

ボーナス月

ボーナス時期である6月と12月も、テレビの購入を検討する上で狙いやすい時期となります。

この時期は消費者の購買意欲が高まるので、下記のような販促施策を行う傾向です。

• 大型セールの開催
• 通常より高いポイント還元率

とくに狙い目は夏のボーナス時期。新作モデルの発表時期と重なることがあり、より大きな値引き幅が期待できます。

新製品の発売に伴い、型落ち品の在庫処分が行われることも多いです。価格重視で購入を考えている方なら、絶好の機会となります。

また各家電量販店が競って値引きやキャンペーンを実施するため、価格競争が活発です。

消費者から見ると、より有利な条件で商品を購入できる可能性が高まるでしょう。

なお型落ち品を購入する場合でも、毎年新作が登場しているモデルは性能面で大きな差異がありません。価格を重視した選択が可能です。

年末年始

年末年始は、テレビの購入を検討する絶好の機会です。この時期は年末の特番や正月番組と、テレビを楽しむ機会が増えますよね。

つまり新しいテレビの購入を考える人が多くなります。

家電量販店も12月下旬から始まる年末セールと、1月2日からスタートする初売りセールの二大大型セールを実施する傾向です。

とくに初売りは新年最初の大型セールとして、テレビを含む家電製品の大幅な値引きが行われます。

例えば2024〜2025年末年始セールでは、ヨドバシカメラが12月28日から1月5日まで。

ヤマダ電機は1月2日から1月9日までの期間で初売りセールを実施しており、テレビを含む多数の商品が特別価格で提供されました。

また年末年始は各店舗の営業時間が通常と異なることがあるため、事前に確認することをおすすめします。

テレビが高くなりやすい時期について

テレビの価格が安くなりやすい時期があるなら、上昇しやすい時期もあるの？と疑問を持たれるかもしれません。

実はあります。具体的には下記3つのタイミングです。

• 新製品発売直後
• スポーツイベント開催年
• 需要が集中する時期

この時期はテレビが高くなりやすいので、購入を検討される際は注意しましょう。

新製品発売直後

新製品が発売されてから間もない時期は、もっとも価格が高くなります。

メーカーは新技術や新機能を搭載した製品を定価で販売するため、値引きされにくい傾向です。（ただし新製品に限る）

スポーツイベント開催年

オリンピックやサッカーワールドカップといった、世界的なスポーツイベントが開催される年もテレビ需要が高まります。

需要が高まると価格が下がりにくくなり、むしろ希少性から値上がりするケースも。うまくセールや値引きを駆使しましょう。

需要が集中する時期

引っ越しが多い3月から4月は、新生活に向けてテレビの需要が高まります。

この時期も店舗側は値引きを控えめにする傾向があり、通常価格で販売されやすいです。

また人気モデルの場合、在庫が少なくなると希少価値が生まれるでしょう。製品によってむしろ値上がりすることもあるため、注意が必要です。

もちろんお得に購入できる製品もたくさんありますので、本記事内の項目を参考にしながら狙ってみてください。

テレビの買い替え時期の目安は？

テレビの買い替え時期は、使用年数と症状の両面から判断することが重要です。

年数や症状、具体的な買い替えタイミングについてご紹介していきます。

使用年数による目安

テレビの寿命は、一般的に8〜10年程度とされています。

国税庁の基準では耐用年数が5年です。つまり5年を超えた時点で、買い替えを検討し始めても良いでしょう。

買い替えを検討すべき症状

以下のような症状が出始めたら、寿命が近づいているサインです。

■映像の不具合

• 画面が暗くなる
• 画面に線が入る
• 色合いが不自然になる

■音声の不具合

• 音が出なくなる
• 音声にノイズが入る

■その他

• 焦げたような匂いがする
• リモコンの反応が悪くなる

ただし清掃や電池交換で症状が改善されるなら、そのまま様子見でも問題ありません。

具体的な買い替えタイミング

完全に故障してからでは、お得なタイミングで購入できない可能性があります。壊れてから買うのが一番もったいないと言えるでしょう。

以下の点を考慮して、計画的な買い替えを検討してみてください。

• 使用開始から5年以上経過している
• 軽微な不具合が出始めている
• 新しい機能や高画質化を検討したい

とくに10年を超えて使用している場合は、故障する前に早めの買い替えを検討するのがおすすめです。

まだまだ現役で使えるテレビなら、リサイクルショップでの買取も検討してみると良いでしょう。

主要な家電量販店の決算セール時期はいつから？

テレビの購入を考えている方にとって、家電量販店の決算セールは見逃せない機会です。

しかし店舗によって、決算セールの時期や特典は異なります。そこで主要な家電量販店の決算セール時期と、それぞれの特徴をまとめました。

賢く買い物をするためのポイントをチェックしましょう。

ヤマダ電機

ヤマダ電機の決算セールは年2回です。このタイミングはテレビ購入の絶好の機会となります。

最初は中間決算セールです。中間決算は7月末から10月上旬にかけて開催されます。

一方で総決算セールは1月下旬から3月下旬にかけて実施され、とくに大規模な「総決算売り尽くしセール」と名称が派手です。

ヤマダ電機の決算セールならではの特典も見ていきましょう。

• テレビを含む家電製品の大幅値引き
• 通常よりも高いポイント還元率
• 会員限定の決算感謝企画

店舗での購入に加え、「ヤマダウェブコム」でもセールが開催されます。

オンラインストアはApple製品やゲーム機、テレビ、パソコンまで幅広い商品が特価で提供されるのも魅力的。実店舗と合わせて確認してみてください。

とくに総決算セールは在庫一掃を目的としているので、より大きな値引きが期待できます。

ただし人気モデルは早期に売り切れる可能性が高く、セール開始早々の購入を検討しないと乗り遅れるかもしれません。

ケーズ電機

ケーズデンキの決算セールは年2回です。中間決算セールが9月上旬から9月下旬にかけて開催され、総決算セールは2月中旬から3月下旬にかけて実施。

とくに3月の総決算セールは、新年度を前にした在庫一掃が目的です。テレビの値引き幅は大きくなる傾向にあります。

またケーズデンキは現金値引きがメインの家電量販店であり、決算セール時には以下のような特典が提供されるのも特徴です。

• 大幅な現金値引き
• メーカーキャンペーンとの併用が可能
• 在庫処分品の特別価格での提供

テレビ購入のポイントを見ていきましょう。とくに総決算セール時期の、新製品発売前の型落ち品が狙い目です。

またケーズデンキではメーカー各社のキャンペーンも実施されており、2024〜2025年の冬季には以下のようなキャンペーンが展開されています

• TCLテレビキャッシュバックキャンペーン
• レグザの大画面キャンペーン
• ソニーの冬のおうち映画館キャンペーン

こういったキャンペーンと決算セールを組み合わせれば、より経済的な購入が実現できます。

ノジマ電機

ノジマの決算セールは年2回実施です。中間決算セールは7月末から10月上旬にかけて開催され、総決算セールは1月下旬から3月下旬にかけて実施の流れです。

他社と同じく3月の総決算セールは、新年度を前にした在庫一掃が目的となっております。主力商品であるテレビの値引き幅も大きくなる傾向です。

またノジマの決算セールに見られる特徴として、以下のような特典が提供されます。

• 大幅な現金値引き
• 通常よりも高いポイント還元率
• メーカーキャンペーンとの併用が可能

ノジマではアプリ会員向けの特典も充実しており、55,000円以上のテレビ購入で5年間の無料長期保証が付帯します。

コジマ電機

コジマの決算セールは年2回実施されます。具体的な期間は下記のとおりとなっています。

• 中間決算セール：1月中旬～2月末
• 総決算セール：7月下旬～8月末

コジマの決算セールに見られる特典を見ていきましょう。

• テレビを含む家電製品の大幅値引き
• 通常よりも高いポイント還元率
• 会員限定の決算感謝企画

コジマはビックカメラグループの一員であり、決算時期はビックカメラと同じです。

店舗での購入に加え、コジマネットでもセールを開催。実店舗とオンラインの両方で価格を比較してみてください。

ビックカメラ

ビックカメラは年2回の決算セールを実施しており、テレビ購入で狙うならこのタイミングは絶好の機会です。

1月中旬から2月末にかけて中間決算セールを。7月下旬から8月末にかけては総決算セールを開催します。

夏の総決算セールは新モデル入れ替えの時期とも重なるため、とくに大規模なセールとなるでしょう。

またビックカメラならではの特典として、以下のようなサービスが展開されます。

• ビックポイントの特別還元
• 長期保証サービスの割引
• 下取りポイントの増額
• 分割払い手数料の優遇

購入のポイントも見ていきましょう。まず実店舗とビックカメラ.comで異なる特典が用意されることがあるため、両方のチェックがおすすめです。

またビックカメラカードの利用で、追加のポイント還元を受けられます。

2024年の決算セールでは、有機ELテレビや4K液晶テレビといった、人気の大画面テレビを中心に特価販売が実施されました。

セール期間中は各種メーカーキャンペーンも同時開催されるので、組み合わせればより経済的な購入が期待できます。

家電量販店と通販サイトのどちらでテレビを買うのがいい？

 

テレビを購入する際、「家電量販店と通販サイト、どちらで買うのがお得なのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

それぞれに特徴があり、一概にどちらが良いとは言えません。予算や商品の特性、購入時のニーズによって最適な選択が変わってきます。

家電量販店のメリット

家電量販店でのテレビ購入には、多くの利点があります。最大の特徴は実際に商品を目で見て、画質や音質を確認できること。

複数のテレビを同時に見比べれば画質の違いを実感でき、自宅に届いてからのイメージ違いを防げます。意外と色味・発色が気になる方も多いかもしれません。

また配送から設置までのサポート体制が充実していることも、大きな魅力と言えるでしょう。（多くの店舗では、配送から設置まで無料で対応）

とくに大型テレビの場合、専門スタッフによる設置は安心感がありますよね。

さらにメーカー保証に加えて店舗独自の長期保証も利用できるため、故障時の修理費用の心配も軽減されます。

価格面でも、家電量販店の優位性は高いです。店頭では価格交渉に応じてもらえる可能性があり、まとめ買いすると追加の値引きも期待できます。

そして決算セールを中心とした大型セール時には、大幅な値引きが実施されるでしょう。通常よりも高いポイント還元率が設定されることも多いです。

とくに2024年は、家電量販店での購入がお得になるケースも増えていました。

75型以上の大型テレビを検討する場合、店頭価格の方が安くなることも多いようです。

家電量販店のデメリット

家電量販店でのテレビ購入には、いくつかの注意点があります。まず展示品の品質面が挙げられます。

店舗で展示されているテレビは長時間点灯し続けているため、内部部品の劣化が進行。ディスプレイに焼き付きや色ムラが発生している可能性もあります。

またバックライトの輝度低下が起きているケースもあり、新品購入時は展示品と異なる印象を受けることもあるでしょう。

価格面でも制約があります。店舗運営費や人件費が価格に上乗せされるため、オンラインショップと比較すると商品本体の価格が高くなる傾向です。

値引き交渉は可能ですが、最安値のネット価格までは下がりにくくなっています。

また在庫状況によっては、希望のモデルがない場合も。店舗の営業時間内でしか商品を確認できないですし、混雑時には店員の対応を十分に受けられません。

時間に余裕を持って来店する必要があるでしょう。

ただしこういったデメリットは、実機確認ができることや充実した保証サービスが引き換えとなっています。

家電量販店のメリットと比較検討し、自分のニーズや予算に合わせて総合的に判断してみてください。

通販サイトのメリット

通販サイトでのテレビ購入は、多くの魅力的なポイントがあります。最大の特徴は価格の優位性です。

まず通販サイトは店舗運営費や人件費が抑えられるため、家電量販店と比べて価格が安くなる傾向にあります。

また複数のショップの価格をかんたんに比較でき、価格.comのような比較サイトで最安値を探しやすいことも大きな利点です。

品揃えの面でも通販サイトは優れています。店舗の物理的な制約がないため、幅広いモデルを取り扱い可能。人気モデルの在庫も比較的確保されやすいです。

過去の型番や生産終了モデルも探しやすく、選択の幅が広がります。

購入システムの利便性も見逃せません。24時間いつでも注文可能で、詳細なスペック比較が容易にできます。

また実際に購入した人のレビューや口コミ情報が豊富に掲載されており、購入の参考にしやすいのも嬉しいところです。

クレジットカードのポイント還元を活用できますし、経済的なメリットも大きくなります。

離島や遠隔地でも購入可能なため、店舗へのアクセスが困難な方にとっても便利な選択肢です。

とくに2024年はネット通販での家電購入がより一般的になり、安全性や信頼性も向上しました。

メーカー保証も店頭購入と同様に適用されるため、安心して購入できるようになっています。

通販サイトのデメリット

通販サイトでのテレビ購入には、いくつかの重要な注意点があります。最大の課題は「実際の商品を確認できないこと」です。

画面の大きさや質感、画質の具合、購入前の重要な要素を事前に確認できません。とくに高額商品であるテレビは、実物を見ずに購入するとリスクが高くなります。

設置・配送面でも課題があるのを押さえておきましょう。配送・設置料金が家電量販店と比べて割高になることが多く、設置サービスを提供していない場合も。

大型テレビの場合、一人での設置は困難で危険を伴うため、別途業者への依頼が必要になるケースも多いです。

アフターサービスの面でも制約があります。故障や不具合が発生した際、修理対応が遅くなる可能性があるのです。店舗のような直接的なサポートが受けられません。

メーカーへの問い合わせを自身で行うこともあり、トラブル時の対応に不安が残ります。

とくに2024年は型落ち品の在庫が豊富なため、むしろ家電量販店のほうが安価になるケースも多く見られました。

このため価格面でのメリットが必ずしも保証されているわけではありません。

結局、どっちがお得？判断する基準は？

テレビの購入方法は予算や商品の特性、自身のニーズによって最適な選択が変わってきます。

以下のポイントを参考に、購入方法を検討してみましょう。

価格帯による判断

50万円以上の高額テレビを検討する場合は、家電量販店での購入がおすすめです。

実機での画質確認が重要になるほか、設置サービスや保証面でのサポートも充実しています。

一方で20万円以下の一般的なテレビであれば、通販サイトのほうが価格面で有利になりやすいです。

サイズによる判断

65インチ以上の大型テレビの場合、設置作業が専門的な知識や技術を必要とします。家電量販店での購入が賢明です。

配送・設置費用込みのトータルコストで考えると、店舗購入の方が経済的になることも多いでしょう。

一方で50インチ以下の中小型テレビは設置が比較的容易なため、価格差を重視して通販サイトを選択しても問題ありません。

購入目的による判断

家電量販店での購入が望ましい場合は、下記のとおりです。

• 画質や音質にこだわりがある
• 長期保証を重視している
• 他の家電と同時購入を検討している
• 古いテレビの引き取りが必要
• 店頭での価格交渉を活用したい

通販サイトでの購入が適している場合も見ていきましょう。

• 価格を最優先している
• 購入したいモデルが既に決まっている
• 店舗まで足を運ぶ時間的余裕がない
• 過去モデルや特定機種を探している
• クレジットカードのポイント還元を活用したい

最終的には、こういった要素を総合的に判断していってください。

とくに2024年は型落ち品の在庫状況や各種キャンペーンの実施状況によって、価格面での優位性が大きく変動する傾向にありました。

そのため実際の購入時には、両方の価格やサービス内容を比較・検討するのがおすすめです。

まとめ

今回は、テレビの値下がりしやすいタイミングや時期について解説していきました。

この他にも家電製品に関する知っておきたい知識は、まだまだたくさんあります。

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