マキタ TM52DとTM51D(マルチツール)の違いについて解説します
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マルチツールを購入しようと思った際、マキタの製品を持っている方ならTM52D、もしくはTM51Dを検討する方が多いと思います。
その理由として挙げられる点が、「TM52Dは後継機種なのに従来機と同じ替刃が使えない」問題があります。
購入を検討している方は、この他にも何か違いが無いかなど、気になる方も多いようでしたので、今回は、TM52DとTM51Dの違いについて解説していきます。
仕様の違い、付属品と両機種の大きな違いをまとめていますので、マキタのマルチツールの購入を検討されている方は、ぜひ、参考にされてみてください。
マキタ TM52DとTM51D(マルチツール)の仕様の違いについて
TM52DとTM51Dの仕様は、下記の表にまとめました。
仕様上ではあまり大きな違いが見られないものの、TM51DからTM52Dへモデルチェンジした際は着実なスペックアップが見られます。
具体的に比較するとTM52Dはより小さく、より高出力化している状態です。
価格差もあまり大きくないので、正統進化と呼べるでしょう。
マキタ TM52DとTM51D(マルチツール)の付属品の違いについて
付属品の違いについては、下記のとおりとなっています。
TM52Dの標準付属品
- カットソーMAM001(A-71320)
- サンディングパッド(A-64098)
- サンディングペーパー(木工用♯60/♯120/♯240各2枚)
- ツールボックス
TM51Dの標準付属品
- カットソーTMA009(A-56275)
- サンディングパッド(A-53447)
- サンディングペーパー (木工用♯60/♯120/♯240各2枚)
- ツールボックス
付属品は型番こそ違えど、基本的な役割は同じものとなっています。ただしより品質の高い付属品がつくのは、TM51DよりもTM52Dです。
TM52DとTM51Dの大きな違いについて
TM52DとTM51Dの大きな違いは、おもに下記の3つです。
- 高性能モーターの搭載有無
- STARLOCK規格の採用
- 刃先の振れ幅
TM51DからTM52Dにモデルチェンジを図った際、基幹部品であるモーター部分に「BLモーター」を搭載しています。
マルチツールのようにモーターを使う電動工具は、如何にして少ない電力で大きなパフォーマンスを生み出すかが勝負所です。
またTM52Dになってから、STARLOCK規格を採用しました。この規格は刃の根元が違っており、より重負荷な作業にも耐えられるものです。
そのため従来機まで使えていた、フラットタイプ(OIS)の刃が使えません。
すでに旧規格の刃をお持ちでしたら、TM52Dを選んだ際に全く使えない可能性があります。
最後に小さい変化なものの、刃の振れ幅が違う点も押さえておきたいポイントです。
振れ幅が大きいとより削り取る力が強くなるので、TM51DよりもTM52Dのほうが作業性は高くなっています。
今買うならTM52DとTM51D、どっちがおすすめ?
TM52DとTM51Dを検討した際、どちらがおすすめか少しわかりにくい部分があるでしょう。
そこでこの項目では、TM52DとTM51Dどちらがおすすめかあらゆる点を考慮しながらまとめました。
どちらにするか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
刃の汎用性ならTM51D一択
TM51Dは、従来式の刃が使えます。サードパーティ製の刃もたくさん出回っており、安価に購入することも可能です。
もちろん従来式は重作業に向いておらず、サードパーティ製の刃だと折れやすい一面もあるでしょう。
しかし安く運用する点において、従来式の刃が使えるのは大きなメリットです。
手元にたくさん従来式の刃があり、今後も使っていく予定でしたらTM51Dを選択したほうが良いでしょう。
作業性を重視するならTM52D
今後長く使う予定や、重作業が多い方はTM52Dのほうがおすすめです。
TM52Dは高効率なブラシレスモーター、BLモーターを搭載しています。
部品の長寿命化と効率化を両立しており、同じ電力を投下してもパワーと消費電力がまるで違うでしょう。
さらに重作業向けの規格、STARLOCK MAXを採用しています。(STARLOCKは作業内容に合わせ、三段階の規格がある。MAXは最大)
この規格しか使えない欠点はあるものの、おそらく今後のマルチツールはSTARROCKが主流となるはずです。
刃の振れ幅も大きいので、少ない時間で多くの作業も行えます。
結局TM51DとTM52Dどちらがおすすめ?
結局どちらがおすすめなのか、結論をつけるとすれば当記事ではTM52Dをおすすめします。
理由は将来的な普及が進むであろう新規格の採用と、作業性の高さです。
STARLOCK規格はまだ高価なものの、普及が進めばフラットタイプのように安価な刃も手に入る可能性があります。
さらに同じ作業を行ってもTM52Dのほうが早く終わるため、作業性の高さがコストパフォーマンスを上げているでしょう。
今後の将来性を考えると、廃れていくフラットタイプの刃を使い続けるより未来があります。
微妙に持ちやすさを考慮した形状一新も行われているので、TM52Dのほうが使っていて疲れません。
今後も長く使っていくなら、今買うのはTM52Dがおすすめです。
まとめ
今回は、マキタ TM52DとTM51D(マルチツール)の違いについて解説してきました。
マルチツールをはじめとする電動工具の知っておきたい知識は、まだまだたくさんあります。
ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。
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