JR189D(マキタ)とCR18DB(HiKOKI)の違いについて解説します
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JR189DとCR18DBは、どちらも2022年に発売した新モデルのレシプロソー(セーバーソー)で、両機種ともに18Vの充電式タイプとなっています。
どちらもブラシレスモーターを採用し、コンセントがない場所でもパワフルに稼働するため、どちらの機種も使い勝手が良いと口コミでも話題にあがっています。
そんなJR189DとCR18DBですが、メーカーが異なりますので、どちらのメーカー品を購入していくのかで考えていく必要があり、購入に慎重になっている方も多いと聞きます。
ということで今回は、JR189DとCR18DBの仕様や、機能の違いについて解説していきたいと思います。
ぜひ、JR189D(マキタ)とCR18DB(HiKOKI)が初めての工具選びという方は、参考にされて見てください。
マキタのJR189DとHiKOKIのCR18DBの違い
まずは、JR189DとCR18DBの違いについて解説していきます。
JR189DとCR18DBの大きな違いとして真っ先に挙げられる点が、工具の形状が異なる点だと思います。
工具は形状によって向いている作業が異なるので、用途や使用環境に合ったモデルを選んでいくことが大切です。
マキタのJR189Dは、ハンディタイプのレシプロソーです。ハンディタイプは片手で持てるため、狭いスペースで繊細な作業を行えます。
HiKOKIのCR18DBは、Dハンドルタイプのセーバソーです。Dハンドルタイプは負荷のかかる作業でも、両手でしっかりと工具を支えられます。
メーカーによってレシプロソーやセーバソーと呼び名も違いますが、どちらも電動式のノコギリです。
電気の力で刃を往復させて、対象物を切断します。
マキタのJR189DとHiKOKIのCR18DBの仕様の違いについて
JR189DとCR18DBはストローク数(1分間に刃が往復する回数)や、ストローク量(刃の動く範囲)が異なります。
- JR189Dは最大ストローク数が3,100min-1、刃の動く範囲は22mm
- CR18DBは最大ストローク数が3,000min-1、ストローク量は29mm
ストロークの回数や長さが異なるので、切断能力も違います。
CR18DBは木材の切断が厚さ120mmまでです。(全長200mmの木材用ブレード装着時)
JR189Dなら長さ300mmの木材用ブレードを使えば、厚さ255mmまでの木材を切断できます。
両機種とも軟鋼パイプの切断能力は、外形の直径が130mmまでとなっています。
マキタのJR189DとHiKOKIのCR18DBの機能や付属品の違いについて
JR189DとCR18DBの共通している機能や付属品は、以下の通りです。
- カウンタウェイト機構(振動を軽減する)
- ブラシレスモーター搭載(効率よくエネルギーをパワーに変換する)
- グリップによる無段変速
- LEDライト(刃先を照らす)
- ブレード(切断用の刃)
- セット品はバッテリーと充電器、ケース付き
機能や付属品には相違点もあり、JR189Dは水滴や粉塵からの悪影響を防ぐ構造です。
一方、CR18DBは切断スピードを向上させるオービタル機構を採用しています。
付属のブレードはJR189Dが鉄工用、CR18DBが木工用です。ブレードの交換は、どちらの機種も工具レスで行えます。
マキタのJR189DとHiKOKIのCR18DBで何が大きく違うのか?
JR189DとCR18DBの大まかな相違点を、下記にまとめました。
- バッテリーの種類
- 形状や重量(JR189Dが2.5kg、CR18DBは3.7kg)
- 木材の切断能力
- 1充電当たりの作業量
JR189DとCR18DBのバッテリーは、どちらも同メーカーの工具と併用可能です。
マキタのバッテリーは18Vシリーズと、HiKOKIは18Vだけではなく38Vの工具ともバッテリーを併用できます。形状や重量はJR189Dのほうが軽量でコンパクトなサイズです。
木材の切断能力や1充電でできる作業量は、JR189Dのほうが優れています。
今買うならマキタのJR189DとHiKOKIのCR18DBのどれがおすすめ?
JR189DとCR18DBは、機能や付属品が似ています。
そのためどちらの機種を購入するか、悩んでしまう方もいるでしょう。
ここではJR189DとCR18DBを比較して、よりおすすめの機種をお伝えします。
スペックから見たおすすめ機種
JR189DとCR18DBの性能を比較すると、JR189Dのほうがハイスペックです。
そのためレシプロソーをスペックで選ぶなら、マキタのJR189Dをおすすめします。
両機種の切断能力や作業量、ストローク数をまとめました。
- 木材の切断能力はJR189Dが厚さ255mmまで、CR18DBは厚さ120mmまで
- 鋼管の切断能力は、両機種とも外形の直径が130mmまで
- 木材を切断する作業量はJR189Dが約110カット、CR18DBは約60カット
- 鋼管を切断する作業量は、JR189Dが約40カットでCR18DBは約25カット
- ストローク数はJR189Dが3,100min-1、CR18DBは3,000min-1
コストパフォーマンスはどっちが優れている?
レシプロソーをコストパフォーマンスで選ぶ場合も、マキタのJR189Dがおすすめです。
JR189DとCR18DBの税込価格を、下記にまとめました。
- JR189Dの価格は、本体が28,100円でセット品は 81,400円(バッテリー2個付き)
- CR18DBは本体の価格が31,900円、セット品は63,100円(バッテリー1個付き)
ただしHiKOKIのマルチボルトバッテリーを持っている方には、CR18DBがおすすめです。
マキタとHiKOKIは同じメーカーの工具ならバッテリーを併用できます。
そのためどちらかのバッテリーを持っている方は、手持ちのバッテリーに合わせて機種を選びましょう。
【結論】おすすめの機種
JR189DとCR18DBを比較した結果のおすすめ機種はJR189Dです。
ハイスペックなのにコストパフォーマンスが良く、防滴と防塵機能も搭載しています。軽量な上にコンパクトサイズなので、持ち運びや狭いスペースでの作業も容易です。
片手で持てるハンディタイプだから、細かい作業にも向いています。ただしHiKOKIのマルチボルトバッテリーを持っている方や、負荷のかかる作業用にはCR18DBがおすすめです。
CR18DBはDハンドルタイプなので、本体を両手で支えて作業できます。
形状の違いは使い勝手に影響を与えるため、用途に合った形状の機種を選んでください。
まとめ
今回はJR189DとCR18DBの仕様や機能の違いについて解説していきました。
電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされて見てください。
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