災害時に無いと困るものや足りないものについてまとめてみました
目次
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災害時の備え、皆さんは準備万端でしょうか。
台風や地震、豪雨をはじめとする自然災害は、多くの方が経験済みでその危険性は十分理解していると思います。
ですが、大切だと分かっていてもなかなか準備できないのが、この防災時の備えではないでしょうか。
ということで今回は、最低限の備えを準備するためにも、「災害時に無くて困った」や「足りないと感じたもの」として挙げられていた物資について、「どんなものだったのか?」という視点でご紹介したいと思います。
準備には時間とお金、労力が必要ですが、まずはその第一歩として、もしもの時に役立つ知識をご紹介していきます。
日本の1年間の災害件数について
実際に大災害を経験されたことない方の中には「災害なんてそんな大げさな…」と思う方も少なくないと思います。
ですが、ニュースで報じられていないだけで、全国的に見ると意外と多くの災害が発生していることが分かります。
たとえば、土砂災害の発生件数を見てみると、日本全国では1年間で約1500件以上もの土砂災害が発生していると報告が挙げられています。平成30年では、過去最多となる3459件もの土砂災害が発生し、令和元年では、1996件もの土砂災害が発生しました。
また、地震が原因で発生した災害の中には、「土石流や地すべり、がけ崩れ」などが挙げられ、大震災と呼ばれる災害時にもこれらの災害が報告されています。
災害時に発生する3つの問題について
大災害が発生した際に発生する問題は、大きく分けると以下の3点になるようです。
『物資の不足及び分配関係の問題』『衛生面や健康面での問題』『安全関係の問題』。
災害時に起こりうる問題として考えられるもの様々ありますが、とくに『物資の不足及び分配関係の問題』『衛生面や健康面での問題』『安全関係の問題』の3点の問題は、命にも関わる問題へと発展する場合があります。
ですので、「家には食料がある」と安心するのはまだ早く、上記記載の問題点を解決する必要があります。
ちなみに、皆さんは「72時間の壁」という災害発生時の考え方についてご存知でしょうか。
震災発生時の人命救助の考え方としてよく出てくる言葉で、簡単に説明すると「震災発生後72時間以内か以降で、生存確率が分かれてしまう」という考え方です。
この「72時間の壁」という考え方は被災時の行動指針の一つとしても役立ち、たとえば、「災害発生直後から3日間は、非常に多くの方が救助される期間である」とも言い換えることができるので、十分な物資が行き届かないことが予想できます。
「生存確率を上げるためには、どうすれば良いか」という一つの基準にもなりますので、ぜひ、この考えも防災知識の一つとして参考にされてみて下さい。
災害時に困ってしまった事とその対策について
では、実際に災害が発生した時には、具体的にどんな問題が発生するのでしょうか。また、「電気が使えなくなる」などの具体的な問題点が分かったとして、どうすれば、考えうる問題を解決できるのでしょうか。
この章では、実際の災害時に発生した「困ってしまった出来事の内容」と、「その対策や解決方法」についてご紹介していきたいと思います。
まずは、実際に大規模災害を経験した方へ実施したアンケートがありましたので、そちらの内容をご紹介します。
全国の20~60代の700名を対象に、防災意識と防災行動について調査。まず、大規模災害※の被災経験がある219名に「被災時に困ったこと」について聞いたところ、1位「電気、ガスが使えない(照明や家電、スマートフォンが利用できない)」(56.2%)、2位「情報が届かない(テレビ、ラジオなどによる)」(29.2%)、3位「食料品が足りない」(24.2%)という結果になった。
引用元:@DIME「大規模災害の被災経験者に聞いた被災時に困ったことTOP3、3位食料不足、2位情報が届かない、1位は?」より
このアンケート結果を見ると災害時に一番困ったことは、「電気、ガスが使えないこと」だと分かります。そして、「情報が届かず状況が分からない」、「食料品が足りない」と続きます。
このアンケート結果を元に災害時に困ってしまう事について考えてみたいと思います。
冷蔵庫が使えない
「電気が使えない」「食料品が足りない」という問題に関わってくるものとして考えられることは、「冷蔵庫が使えない」という問題です。
電気の供給が止まった冷蔵庫は約3時間前後で保冷が出来なくなってしまい、食品が傷んでくると言われています。とくに夏場はより早く、冷蔵庫の保冷効果が無くなりますので最悪の場合、食品が傷んでダメになることが予想されます。
対策方法や解決方法について
保冷期間をできるだけ伸ばす対策としては、以下の方法が考えられます。
【対策方法】
- 開閉を最小限にする
- 冷蔵スペースに食品を詰めすぎない
- 冷凍スペースには、普段から食品やペットボトル、保冷剤などをきっちりと詰め整理しておく
- 傷みやすい食材から調理して食べる
- 長時間の保冷効果がある保冷剤を準備しておく
発電機やポータブル電源を使用しない場合の対策としては、上記記載の方法が限界です。
また上記の方法でも、長時間の保冷効果は望めません。
ですので、もっとも良い方法としては、「ポータブル電源を複数台所有して稼働させる」「換気をしながら携帯発電機を稼働させる」の2択だと感じます。
ちなみに大容量のポータブル電源を使用した場合でも、10時間前後でバッテリー残量が無くなるようです。複数台所有していたとしても、3日間持たせるには相当な台数が必要です。
電気が止まり、部屋が暗い
電気の供給が止まるということは、明かりも無くなってしまうということを意味します。部屋が暗いと、家具に当たって怪我をしてしまう事もありますし、なにより暗闇は不安をより強めます。
精神衛生的にも、明かりの確保は災害時の必須条件だと言えます。
対策方法や解決方法について
【対策方法】
対策としては、懐中電灯やランタンなどの照明器具の準備が考えられます。一応、ロウソクやキャンドルなどの火を光源とした方法もありますが、震災の場合は余震などにより二次災害の危険もありますので、なるべく避けた方が良いです。
また、電動工具のバッテリーで稼働するライトもありますので、DIYが趣味の方はそういった製品の購入も検討されると準備が整いやすいかもしれません。
スマホやラジオなどの充電切れ
災害時の情報収集は生死を左右する場合もあります。緊急時の情報収集ツールとして挙げられるのが「スマホ」や「ラジオ」、「パソコン」などの電化製品だと思います。
これらの電化製品は、災害時の情報収集だけではなく、「家族や友人との安否確認の手段」だったり、「天候情報把握」、場合によっては災害時の行動マニュアルとしても活用できます。
ですがスマホやラジオなども電化製品ですので、冷蔵庫と同様に充電残量を気にする必要があります。
対策方法や解決方法について
考えられる対策としては、以下の内容が挙げられます。
【対応策】
- モバイルバッテリーを複数台所有しておく
- 乾電池を備蓄しておく
- ソーラー発電ができるポータブル電源などを用意する
- ポータブル電源や発電機などを用意する
- 人力発電が出来る製品を用意する
漕ぐことで発電できる製品もありますので、万が一のために準備しておくのも良いかもしれません。
また、最近では利用の機会が減りつつある「使い切りの乾電池」を備蓄しておくこともオススメです。
災害時に無いと困るものや足りないものについて
災害は私達の都合に関係なく発生し、生活環境などを大きく変えてしまいます。大震災となれば、水道やガス、電気などが使えないこともありますし、道路の陥没や電車の運休など、多くのインフラ障害が発生します。
では、災害時に無いと困るものや足りなかった物資はどんなものでしょうか。一つずつ見ていきたいと思います。
着替え(下着などの衣類)
実は震災時に意外と困るのが、この着替えの準備だと言われています。普段は洗濯することを前提に、下着や衣類などを購入しますので、意外とすぐに足りなくなってしまうのが、この下着などをはじめとする衣類です。
被災直後は着替えのことにまで気が向きませんが、「気づいたら汚れた衣類しかない」という状況になることも多いようです。
汚れた衣類は衛生上の問題を引き起こしますので、なるべく多くの着替えを準備することをオススメします。
ちなみに、衣類の種類も災害時のことを考えることが大切になってきます。たとえば綿100%などの乾きにくい衣類ではなく、なるべく速乾性の高いものを準備することでストックを減らすことも可能です。
ただし、体質によっては化学繊維が肌に合わない方もいらっしゃると思いますので、ご自身の体質のことも考えて選んでいく必要があります。
また、服は怪我のリスクを抑えるためにも肌の露出が少ない長袖・長ズボンを用意しておくことお大切です。
歯ブラシなどの衛生用品
緊急時の必要なものとして意外と見落としがちなのが、この衛生用品です。特に歯ブラシやタオルなどのアメニティは意識して揃えない限り、ストックの数も最小限の方が多いと思います。
衛生用品は感染症対策としても大切なものですので、出来る限りのストックを貯めておくことをオススメします。
食べ物や飲み物
いわゆる保存食や飲料水は基本的には3日分が最低ラインだと言われています。「家の中に居るのも危険な状態」というほどの大災害でなくても、インフラ設備が破壊されている場合は、保存食や飲料水の確保は重要です。
最近は保存食も様々な種類があり、味にも気を配った製品が多数存在します。食べ物の美味しさは、緊急時のときこそ重要となる項目の一つですので、保存食選びの際は、消費期限の長さだけではなく、味にもこだわってみることをオススメします。
まとめ
今回は「災害時に無くて困った」や「足りないと感じたもの」として挙げら得ていた物資について、様々な視点から解説していきました。
防災に関する知っておきたいことは、まだまだあります。ぜひ、関連記事も読んで万が一の時のために備えてみて下さい。
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