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インパクトドライバー用ビットの種類と選び方

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ハンズクラフト西日本最大級の工具専門リユースショップです。

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インパクトドライバーは、ビットという先端が付け替えられるようになっています。

そしてこのビットには形状があり、種類によって特徴や使い勝手も変わるのが特徴です。

それぞれ目的に応じた種類があるため、使い方に合ったビットを選択して効率の良い作業を追求しましょう。

 

ビットの形状について

ビットの形状には、以下のような種類があります。

  • 片頭ビット
  • 両頭ビット
  • スリムビット
  • 段つきビット
  • トーションビット

それぞれ種類に合わせて特徴が変わるため、下記より詳しく解説していきます。

片頭ビットについて

片頭ビットは一般的な形状で、片方で作業が行えるビットとなっています。

非常に扱いやすく、初心者からプロまで幅広く扱われています。

剛性を考えたモデルや、摩擦低減といった多くの機能性を追求したモデルがあるのも特徴です。

ほとんど工具類を置いてあるところで手に入るため、最も手に入りやすいビットといえます。

 

両頭ビットについて

両頭ビットは、作業できるビットが両端についている形状です。

両方とも同じ形状がついているものから、サイズ違い・プラスマイナスと違う形状が両端で採用されているものも多いです。

1本あれば状況に合わせて付け替えできるため、作業時に余計なビットを持ち歩かなくて良い利点があります。

また片方が壊れてももう片方を使えるので、買い替えコストも抑えられるのが嬉しいポイントです。

※ただし破損したビットを電動工具側に入れてしまうと、抜けなくなってしまう恐れがあるので注意しなくてはなりません。

スリムビットについて

 

スリムビットは、先端が見やすいように一般的なビットよりも細く作られています。

作業場所が狭く、見えづらいときに力を発揮します。また細目のビスやネジを締め付ける際も見やすいです。

タイプによって片頭、両頭があります。さらに細いタイプを求める場合は、後述する段つきビットが最適です。

 

段つきビット

段つきビットは軸がとても細くなっていて、狭い場所での作業がしやすいです。

スリムビットよりも軸が細いので、深い穴のネジ締めに効果を発揮します。

しかし軸が細くなっている分、あまり荷重がかかる作業だと折れやすいです。

トーションビットについて

トーションビットはビット中央がくびれており、独特の形状をしています。

中央部分がくびれているおかげで、ネジ締め時のねじれを中央部分で吸収します。

そのためビット先端やネジ頭の損傷を防ぎ、耐久性向上につながる仕組みです。

よく折れてしまう作業では、トーションビットを購入される方も多いです。

 

ビットのサイズについて

ビットのサイズは、形状によってそれぞれ違いがあります。具体的には以下のとおりです。

  • プラスビット:No.0~No.3
  • マイナスビット:5mm~10mm
  • 四角ビット:SQ1~SQ3
  • 六角ビット:H2~H6
  • トルクスビット:T4~T50

先端のサイズが合ったものを使用しないと、うまく作業ができません。事前にサイズを調べて適切なものを使用しましょう。

ビットの規格について

ビットの規格はさまざまなものがあり、実は微妙に形状が異なる場合もあります。

Aタイプビット:溝から先端部まで13mm
Bタイプビット:溝から先端部まで9/9.5mm

ほかにも差込口対辺という規格寸法もあります。

・電動ドライバー、エアドライバーの対辺
8mm
6.35mm
5mm

・小型電動ドライバーの対辺
5mm
4mm

多くの規格が販売されているため、作業に適した規格を選択して作業効率や耐久性を向上させましょう。

 

インパクトドライバー用ビット(先端工具)の種類と用途について

インパクトドライバー用のビットには種類が複数あり、用途もそれぞれ違います。

具体的にドライバービットの種類と用途について解説しますので、ビット選定でお悩みの際はぜひ参考にしてください。

ドライバービットについて

ドライバービットには用途があり、さまざまな種類が販売されています。

この項目ではドライバービットの詳細と用途、詳しい種類についてまとめました。

ドライバービットとは?用途は?

ドライバービットは、電動ドリルやインパクトドライバーに使われることが多い先端工具です。

一般的なドライバーはすでに一体成型されたものが多く、先端を付け替えることはありません。(中には付け替え可能なハンドドライバーもあります)

しかし電動工具の場合、アタッチメントとして先端を付け替えたほうが扱いやすいです。

そのため機能や先端の形状、規格によってさまざまなビットが販売されています。

プラスビットについて

プラスビットは一般的なプラスドライバーの形状をしており、広く使われています。

ネジ締めで必ずといっていいほど使われており、多くの製品が販売されています。

ポジドライブビットについて

ポジドライブビットは外見上プラスにしか見えず、勘違いされやすい形状です。

しかし形状が微妙に違うため、通常のプラスドライバーでネジを締めると破損しやすい特徴があります。

刃の部分がポジドライブビットは真っすぐで、一般的なプラスビットは緩やかなカーブを描いています。

マイナスビットについて

マイナスビットはプラスと同様に広く使われているビットです。

サイズが先端の太さ×長さで表されており、多くの種類があります。メーカーによって番号のみで表示されるものもあるため、注意が必要です。

四角ビットについて

四角ビットは、先端が正方形になっているものです。

四角ネジに使われるビットです。SQから始まる表記でサイズが表されます。

六角ビットについて

六角ビットは六角ネジに使われるビットです。

よく家具家電、金属加工といった場面で使われることが多いです。サイズはH、もしくは刃先の径で表されます。

トルクスビットについて

トルクスビットは星型の形状で、六角に似たような形状をしています。

しかし六角ネジよりも力のかかり具合が適切で、カムアウト現象が起こりにくいのが特徴です。

ドリルビットについて

ビットにはドリル形状のものもあり、サイズや形状で複数のものが販売されています。

この項目ではドリルビットの詳しい用途と、それぞれ種類に応じた特徴をまとめました。

ドリルビットとは?用途は?

ドリルビットは、電動ドリルドライバーにつけられるビットです。

主に木材や金属の穴あけに使用され、用途に合わせて下記の種類があります。

  • 木工用ビット
  • 下穴錐ビット
  • ダボ錐ビット
  • 皿取錐ビット
  • フォスナービット
  • ホールソー
  • 鉄工用ビット
  • プラスチック用ビット
  • ガラス用ビット

それぞれ詳しく解説していきます。

木工用ドリルビットについて

木工用ドリルビットは、主に木材へ穴を開ける際に使用されます。

適切に木材の穴あけが行えるような形状となっており、ドリルドライバーとインパクトドライバー兼用で使えるものが多いです。

下穴錐ビットについて

下穴錐(したあなきり)ビットは、先端が細く根本が太い形状です。

 

ネジを打ち込む際、木材が割れないよう下穴を開ける役目を果たします。

ダボ錐ビットについて

ダボ錐ビットは、木でできたダボというものを埋め込むためのビットです。

 

よく家具の組立時に木ダボを埋め込むことがあり、ダボ専用の穴あけビットとして需要があります。

ストッパーがついており、貫通しないようになっているのが特徴です。

皿取錐ビットについて

皿取錐ビットは皿頭のネジを打ち込んだとき、ピッタリ平面となるよう皿状に削るビットです。

 

フォスナービットについて

フォスナービットは別名座ぐりドリルとも言われ、大きな丸穴をくり抜くビットです。

掘った面が平らになるため、ボルト・ワッシャーをはめ込むのに適しています。

 

穴を開ける径が大きいと、電動工具側にも大きなパワーが必要です。パワーがない工具では途中で止まることもあります。

ホールソー

ホールソーは大きな穴を開けるために使われるビットです。

タイプによって径の違う刃を付け替えるものもあります。

鉄工用ドリルビットについて

鉄工用ドリルビットは、鉄・ステンレスの穴あけに適したドリルビットです。

刃が先端部分にまでついており、金属でも穴を開けやすいように作られています。

プラスチック用ドリルビットについて

プラスチック用のドリルビットは、プラスチックのようなやわらかい対象物も錐が滑らないような形状となっています。

もちろんほかのドリルビットでもプラ製品の穴あけは可能ですが、綺麗に穴を開けるなら専用ドリルが最適です。

ほかのドリルビットを使うと、プラ製品が割れてしまう可能性もあります。

ガラス用ドリルビットについて

ガラス用ドリルビットは、ガラス製品の穴あけに適したビットです。

通常のドリルビットでガラスに穴を開けると、ほぼ割れてしまいます。ある程度の大きさであれば、そのままガラス用ビットで穴あけ可能です。

ソケットビットについて

ほかにもドライバービットは、ソケットビットというものがあります。

このソケットビットを使えば、用途が違うナットの締め付けも可能です。

ソケットビットとは?用途は?

ソケットビットは、筒状になったボルト・ナット専用のビットです。


一般的にボルトやナット類はインパクトレンチを使用するものの、少し高価なのでインパクトドライバーで併用したい方も多いです。

しかしインパクトドライバーで使用すると軸が細いため、破損してしまうリスクは避けられません。

できるだけ補助的に使用し、本格的に締め付けを行う際はトルクレンチを併用するかインパクトレンチを使いましょう。

インパクトドライバー用ビットの軸(シャンク)について

インパクトドライバー用のビットには、下記のような軸(シャンク)の形状があります。

  • 六角軸
  • 丸軸シャンク

軸を間違えて付けてしまうと、最悪外れなくなってしまったり故障したりするリスクがあります。

正しい軸を選び、合うものを使うようにしましょう。

 

六角軸について

六角軸は名前のとおり、六角形状となっています。

インパクトドライバーやドリルドライバーと、幅広い電動工具に対応している軸です。

電動工具に使用するのであれば、六角軸を選んでおけばどんな製品にも使えるでしょう。

丸軸シャンクについて

丸軸シャンクは、六角と違い丸い軸となっています。

軸が丸いため、インパクトドライバーのような六角軸に対応している製品は使えません。

ドリルドライバーのように、回して3点の爪で締めるようなチャック部分に適しています。

ただし回して締めるタイプは六角軸も使えるので、心配であればできるだけ六角軸で揃えるのも良いかもしれません。

まとめ

今回は、インパクトドライバー用ビットの種類や選び方について、種類や形状、用途の違いなどの視点から解説してきました。

電動工具を購入する前に知っておきたい知識は、まだまだあります。ぜひ、その他の関連記事も確認して、工具選びの参考にして見て下さい。