炊飯器の選び方や種類ごとにメリットやデメリットについて解説します
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炊飯器の選び方一つで、日々の食卓の満足度は大きく変わります。
実は、「高級炊飯器炊飯器=おいしい」というわけではなく、人それぞれご飯の硬さや食感に好みが分かれるように、炊飯器の炊き上がりにも違いがあるため、期待した味ではなかったと後悔している方も多いです。
ということで今回は、炊飯器の種類や低価格帯と高級炊飯器の違い、それぞれのメリット・デメリットなどを解説していきたいと思います。
これから炊飯器を購入しようと検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。
低価格帯の炊飯器と高級炊飯器の違いについて
炊飯器を選ぶ際、価格の違いについて疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。具体的には下記の項目で違いがあります。
- 炊飯方式
- 内釜の素材と厚み
- ご飯の仕上がり
- 付加機能
低価格帯では「マイコン式」が主流となっています。釜底のみを加熱するため、炊きムラになりやすいですが安価です。
一方で高級炊飯器は、「IH式」や「圧力IH式」の採用がほとんど。この方式は釜全体を均一に加熱し、お米本来の甘みや旨みを引き出します。
また低価格帯の内釜はアルミやステンレス素材が使われやすく、蓄熱性が低い傾向です。
高級炊飯器の内釜は炭釜や土鍋釜といった高級素材が使われ、釜の厚みも2.3mm以上と蓄熱性に優れています。
ほかにも低価格帯では、単一機能でご飯の仕上がりがシンプルです。銘柄による味わいの違いも感じにくいでしょう。
高級炊飯器は炊き分け機能を搭載しているモデルも多く、もちもち感や粒立ちも理想的な食感を実現します。
炊飯器の種類(加熱方法)の違い
炊飯器は、加熱方法の違いでいくつか種類が見られます。
ここでは代表的な4つの加熱方法について、特徴をまとめました。
IH方式
IH方式は、「内釜全体を均一に加熱する」という仕組みです。
電磁誘導加熱技術を使い、釜自体を発熱。底だけではなく、側面までしっかり温めます。
例えるなら土鍋でじっくり炊くような感覚で、お米の芯まで火が通りやすいです。
さらにIH方式は、高火力で素早く温度を上げられます。まるでプロの料理人が火加減を調整している…そんな状態に近いかもしれません。
ただご飯を炊くだけではなく、お米の美味しさを楽しむ食体験が得られるでしょう。
- 毎日美味しいご飯を食べたい
- お米の銘柄ごとの味わいを楽しみたい
上記のようなこだわり派にはぴったりです。初心者でもこの技術の恩恵を感じられるので、ご飯の質にこだわるならIH式を検討してみてください。
圧力IH方式
圧力IH方式炊飯器は均一な加熱に加えて、圧力をかけて高温で炊き上げる仕組みです。
水の沸点は圧力が加わると上昇するため、110℃程度へ上昇させて高温で炊きます。
通常のIH炊飯器が「土鍋で丁寧に炊く」状態だとすると、圧力IH炊飯器は「圧力鍋で一気に美味しさを閉じ込める」状態がイメージしやすいでしょう。
ただし圧力IH方式は構造が複雑なため、お手入れに手間がかかります。
また価格も一般的なIH式より高めなので、ご飯の美味しさを最優先にしたい方はおすすめです。
マイコン方式
マイコン方式炊飯器は、底に配置されたヒーターで内釜を加熱する仕組みです。
低価格帯の炊飯器によく使われており、初心者でも扱いやすい方式と言えるでしょう。
例えるならフライパンでご飯を炊くような感覚に近く、IH方式や圧力IH方式と比べて火力は抑えめです。
とはいえマイコン方式で炊いたご飯は、柔らかく仕上がります。
大量のお米を炊くとムラができやすいので、一人暮らしや少人数向けの使用なら不便を感じません。
この方式のメリットは価格の安さです。数千円から1万円程度で購入できるモデルも多く、コストパフォーマンスに優れています。
ガス方式
ガス方式炊飯器は、ガスの直火を利用します。
最大の特徴はなんといっても、電気炊飯器にはない強火力。「かまど炊き」に近い炊き上がりを実現できます。
釜全体が包み込まれるように加熱されるため、お米一粒一粒の炊き上がりにムラがありません。
電気炊飯器が「じっくり煮込む鍋料理」のような感覚だとすると、ガス炊飯器は「強火で一気に仕上げる炒め料理」のようなイメージです。
とくに最高1,200℃の炎を使うモデルもあり、この高火力によって短時間で調理できます。
※例えば電気炊飯器では45分~1時間、ガス炊飯器なら30~40分程度で炊きあがる場合も。
デメリットとしては、設置環境の制約が挙げられます。オール電化住宅では使用できません。
炊飯器の種類(内釜)の違い
炊飯器で重要視される項目に、内釜の存在があります。
金属や素材によってもその性質が異なり、美味しさも全く変わってくるのです。
ここでは代表的な内釜、5種類についてまとめました。
土鍋釜
土鍋釜は本来、直火で使用するものを炊飯器に採用したものです。特有の炊き上がりを電気で再現し、従来釜よりも美味しさが向上しています。
- 熱伝導性の低さ
- 蓄熱性の高さ
- 遠赤外線効果
上記の特性が組み合わさって、お米の甘みや旨みが引き立ちやすいです。
実は土鍋釜を使用すると温まりに時間がかかるため、沸騰まで温度上昇がゆるやかになります。
温度上昇がゆるやかになると、お米に含まれる酵素「アミラーゼ」の活性化も長時間化。たくさんでんぷんを分解し、甘みや旨みが向上します。
また一度温まると冷めにくい蓄熱性の高さにより、お米の加熱にムラがありません。美味しさをさらに引き出してくれるでしょう。
遠赤外線効果もあるため、釜全体に均一な熱が伝わります。お米の内部までしっかり火を通せて、粒が際立ちやすいです。
鉄器釜
鉄器釜は鉄を素材とした内釜で、熱伝導率と蓄熱性が高いです。
釜全体が短時間で高温に達し、炊きムラを抑えながらお米をふっくらと炊き上げてくれます。
とくにIH方式や圧力IH方式との相性が良く、高火力でお米の甘みや旨みを想像以上に引き出してくれるでしょう。
通常の金属製内釜が「フライパンで手早く調理する感覚」だとすると、「鉄器釜はダッチオーブンでじっくり火を通す」イメージです。
また還元糖を引き出す効果もあり、ご飯の甘みが際立ちます。蓄熱性も高いため、炊飯中の温度がブレません。
かまど炊きのような炊き上がりを、家庭でも楽しめるでしょう。
炭釜
炭釜は炭素素材を使用した内釜で、炊飯時に遠赤外線効果を発揮。お米を芯まで均一に加熱する特徴を持っています。
炭の力によってご飯の甘みや旨みを最大限に引き出し、ふっくらとした食感を実現してくれるでしょう。
例えると石窯でじっくり焼き上げるようなイメージです。この高火力と遠赤外線効果の組み合わせにより、粒立ちが良く、みずみずしいご飯が炊き上がります。
また連続沸騰を維持する構造や、羽釜形状も見逃せません。なぜならこの構造により激しい熱対流を起こし、お米全体を均一に加熱してくれるからです。
高級モデルが多いので価格帯は高めですが、その分ご飯の品質には定評があります。
ダイヤモンド釜
ダイヤモンド釜は、内釜にダイヤモンドを含む特殊コーティングが施された釜です。
- 発熱性
- 蓄熱性
- 耐久性
上記に優れた特徴を持っています。
高い熱伝導率があり、ムラなく効率的に熱を伝達。ふっくらとしたご飯の炊き上げが特徴的です。
遠赤外線効果も発揮するため、芯まで均一に加熱して甘みや旨みを最大限に引き出してくれるでしょう。
ダイヤモンド釜も炭釜と同じく、「石窯でじっくり焼き上げる」イメージです。
炊飯中には釜底のディンプル(くぼみ)加工によって細かい泡が発生し、激しい熱対流を起こすことでお米全体を均等に加熱します。
銅釜
銅釜は炊飯器の内釜として採用される素材の中でも、とくに熱伝導率が高い素材です。
この特性により内釜全体が素早く均一に温まり、高火力でお米を一気に炊き上げられます。
かまど炊きに近い炊き上がりを再現できるため、ご飯の甘みや旨みを引き出す能力ならほかの内釜素材に負けません。
例えるなら銅釜は、中華鍋で強火を使って一気に仕上げるようなイメージです。
短時間で高温に達するため、忙しい日でもスピーディーに美味しいご飯を炊き上げられます。
また銅は軽量な素材なので、取り扱いやお手入れもしやすいと感じるでしょう。
一部モデルではダイヤモンド銅釜といった、特殊加工を施したものもあります。特徴としてはダイヤモンドと銅の両方を持ち、非常に高性能です。
炊飯器の選び方について
具体的に炊飯器を選ぼうと思った際、自分に合った炊飯器はどう選べば良いのでしょうか。
重要なポイントごとに選び方をご紹介しますので、悩まれている方はぜひ参考にしてください。
加熱方式
結論から先にお伝えします。
- 予算重視ならマイコン方式
- 美味しさとコスパのバランスを求めるならIH方式
- ご飯の質を最優先するなら圧力IH方式
加熱方式は上記の考えで選ぶのがおすすめです。
マイコン方式は釜底に配置されたヒーターで、内釜をシンプルに加熱する仕組みです。価格が安く、初心者でも扱いやすいでしょう。
一人暮らしや少人数で使用する場合に適しており、数千円から1万円程度で購入できます。
IH方式は電磁誘導加熱によって、内釜全体を均一に加熱する仕組みです。お米一粒一粒に均等な熱が伝わり、ふっくらとしたご飯を炊き上げます。
価格帯は1万5千円から5万円程度と幅広いものの、美味しいご飯を手軽に楽しみたいならIH方式は外せません。
圧力IH方式は、IH加熱に圧力を加えたものです。圧力により水の沸点を100℃以上に引き上げ、お米の芯までしっかり火を通します。
価格帯は3万円以上と高めですが、最高級のご飯を求めるならこの方式が良いでしょう。
それぞれの特徴を理解し、自分の生活スタイルや好みに合った加熱方式を選んでください。
内釜の種類
内釜の種類は、下記の要領で選びましょう。
- 「軽さと手軽さ」を求めるならアルミ釜やダイヤモンド釜
- 「本格的な味わい」を求めるなら土鍋釜や炭釜
- 「スピーディーさ」を重視するなら銅釜や鉄釜
上記がおすすめです。
ダイヤモンド釜・アルミ釜は、軽量で扱いやすい点が特徴です。
中でもアルミ釜はマイコン式炊飯器で使用されており、熱伝導率の高さが効率的な加熱を実現しました。
※ただし人によって、ご飯が硬めに感じるかもしれません。
土鍋釜は遠赤外線効果によってお米をじっくり加熱し、ふっくらもちもちとした食感を実現。蓄熱性も高く、ご飯の甘みや旨みを引き出す能力に優れています。
炭釜は炭素素材を使用しており、高い蓄熱性と遠赤外線効果が特徴的です。
金属釜(鉄・銅)は熱伝導率が高く、短時間・美味しさを求めるならこの素材は外せません。
とくに鉄釜は蓄熱性も高いため、IH方式や圧力IH方式との相性が良いです。
機能
機能はいくつか種類があるため、自分にとって必要なものかどうかを判断してから選びましょう。
それぞれの役割を理解すれば、自分のライフスタイルに合ったモデルを選びやすくなります。
代表的な機能は下記のような「炊き分け機能」です。
- もっちり
- しゃっきり
- ふつう
好みの食感をかんたんに選べます。
近年では「蒸気レス機能」も注目され始めてきました。炊飯中に出る蒸気を抑え、キッチンの湿気やニオイを軽減できます。
また「早炊き機能」は、忙しい日常で便利な機能です。短時間でご飯を炊き上げられるため、時間がない朝や急いで夕食を準備したいなら優先して選びたいところ。
機能はそれぞれ異なるライフスタイルに対応しています。自分がどんな使い方をしたいか、どんなご飯を楽しみたいかを考えて選びましょう。
容量
炊飯容量は使用する人数や、ライフスタイルに合わせて選びましょう。結論は下記のとおりです。
- 一人暮らしや少人数で使用:3合炊き
- 2~5人の家庭:5.5合炊き
- 6人以上:1升(10合)炊き
3合はお茶碗約6杯分に相当し、1~2食分をまとめて炊くのにちょうど良いサイズです。
5.5合は標準的なサイズで、お茶碗約11杯分のご飯を一度に炊けます。朝食や夕食に十分な量と言えるでしょう。
1升(10合)は、お茶碗約20杯分のご飯を一度に炊けます。大人数の食事や、パーティーにも対応可能です。
食感
炊飯器を選ぶ際、ご飯の食感は重要なポイントです。
とはいえ炊飯器によって得意とする食感が異なるため、自分や家族の好みに合ったモデルを選ばなくてはなりません。
ここではおもに、下記の食感について特徴と選び方について解説します。
- もちもち
- しゃっきり
- ふつう
「もちもち」とした食感は、圧力IH方式の炊飯器が得意とする仕上がりです。
圧力をかけて高温で炊き上げるため、お米に含まれる水分量が増加。粘り気と弾力が生まれます。
「しゃっきり」とした食感は、IH方式やマイコン方式の炊飯器で実現しやすい仕上がりです。
加熱時間や水分量を調整するとお米一粒一粒が立ち、軽やかな食感になるでしょう。「ふつう」の食感は、多くの炊飯器で標準設定として用意されています。
食感選びは個人の好みによるところが大きいため、どんな料理と合わせるか?どんなお米を使うか、という点を考慮して選ぶと良いです。
まとめ
今回は炊飯器の種類や低価格帯と高級炊飯器の違い、それぞれのメリット・デメリットなどを解説していきました。
この他にも家電製品にまつわる知っておきたい知識は、まだまだあります。
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