電動ドリル マキタ(DF033DZ)とHiKOKI(DB12DD)の違いについて解説します
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電動ドリルを探している方の中で、マキタのDF033DZとHiKOKIのDB12DDのどちらを購入しようか迷っている方もいるのではないでしょうか。
両機種はメーカーの違いはあるにせよ、どちらも価格帯が同じで、同じ電圧の製品ですので、どちらを選べばいいか悩ましい機種だと思います。
とくにメーカーを統一することにこだわりの無い方なら、選択肢の一つとして、どちらかの購入を視野に情報を集められているのではないでしょうか。
ということで今回は、マキタのDF033DZとHiKOKIのDB12DDの具体的なスペックを比較し、それぞれの違いについてまとめてみました。
最大穴あけ能力
ではそれぞれ最大穴開け能力を比較してみましょう。詳しくは下記の表を参考にしてください。
ちなみに最大穴開け能力は、この機種を使ってどれくらいの穴を開けられるのかがわかる目安です。
数値が大きいほど直径が大きい穴を開けられます。ただし、穴開け能力が高くても回転数や消費電力によってスピードが変わる点に注意が必要です。
※回転数が多いとより早く穴を開けられ、消費電力が高いとパワーが強い計算。
実際に比較してみると、穴開け能力ではややHiKOKIのDB12DDが勝っています。
ネジ締め能力
次にネジ締め能力も見ていきましょう。具体的には下記の表にまとめました。
ネジの締め付け能力は、目安としてどれくらいのネジを締め付けられるか表しています。
例えば上記の表はM6とネジ径6mm表記となっていて、別物のように見えるかもしれません。
しかし実際はM6ネジの直径が6mmなので、同じものと見て良いです。(メーカーごとの表記で微妙な差異がある)
注意する点として、打ち付ける木材によって柔らかさに違いがあります。硬い木材であれば目安以下の能力となってしまうことも。
ネジ締め能力はあくまで目安として見ておきましょう。
両機種を比較してみると、ネジ締め能力の差はあまり大きくないのが見てわかります。
チャック能力
次にチャック能力を見てみましょう。こちらも下記の表を参考にしてください。
チャック能力は、ドリル先端を挟む大きさが示されています。
一般的なドリルドライバーの場合、3つの爪を使ってドリル刃を掴むような構造です。しかし両機種とも、インパクトドライバーで使われるような6.35六角ビットを使用しています。
このビットは刃の差し替えが非常にラクで、自由度が少ない分、取り回しはしやすいです。同じチャック能力となっており、特に大きな違いはありません。
サイズ(全長)の違い
サイズについても見ていきましょう。具体的には下記の表にまとめています。
比較してみると、HiKOKIのほうが長さは短いです。(149mmと120mmなので、およそ30mmの違い)
握ったときの見た目も、HiKOKIのDB12DDはコンパクトに見えます。広い場所で使用する分には差が出なくとも、少し狭い場所で使う分には取り回しの差が出やすいでしょう。
重量
次に重さもまとめましたので、下記の表を参考にしてください。
重さに関しては、マキタの方がやや軽いです。ただし0.07kg(つまり70g)ほどの違いを感覚でわかるかと言えば、少し疑問があるでしょう。
そのためあまり重さの違いは感じないと見て良いかもしれません。
マキタ(DF033DZ)とHiKOKI(DB12DDの)搭載機能に違いはあるのか?
スペック上では大きな違いは無いものの、搭載機能は違いがあるのか気になりますよね。そこで両機種の搭載機能についてもまとめてみました。それぞれ違いを見ていきましょう。
マキタ DF033DZの搭載機能
マキタのDF033DZは、下記のような機能を搭載しています。
- LEDライト(回転前点灯と残照機能つき)
- 20段クラッチと直結
- 2スピード切替
- 手締め機能
ほかにも従来からギアと軸受部を見直しており、高精度を実現しています。
使われているギアも薄型のものを搭載し、耐久性を向上。軸受にボールベアリングを使用し、ビットがブレないように精度を保持しています。
HiKOKI DB12DDの搭載機能
HiKOKIのDB12DDは、下記のような機能を搭載しています。
- LEDライト
- 20段クラッチ
- 2スピード切替
- 手締め機能
またDB12DD独自の搭載機能ではありませんが、HiKOKIはバッテリーの機能性が高い点が特徴として挙げれます。
たとえばBSL1240Mを使用した場合、バッテリー単体で残量がひと目でわかります。残量だけではなく、高温になっている状態から故障している状態まで確認可能です。
両機種の機能に違いはあるのか
結論として、機能性はあまり大きな違いがありません。細かな違いで言えばLEDライトの位置と言った違いがあるものの、同じ手元を照らす意味では同一です。
また、とくに独自機能を盛り込んでいるものもないため、搭載機能については同じと見て良いでしょう。
決定的な違いについて
マキタのDF033DZとHiKOKIのDB12DDは、ほぼ機能もスペックも似通っています。
決定的な違いはそのサイズです。やはり長さがおよそ30mmも違うため、作業スペースによって使いやすさが変わるでしょう。
ヘッドの小ささはとくに優秀で、マキタの18Vフラッグシップ機とほぼ同じ大きさを実現しています。10.8Vでこの大きさを提供できるのは、非常に大きな強みとなるでしょう。
サイズ以外で目立った大きな違いは見られないため、ほぼサイズのみに評価が偏る部分は大きいです。
マキタ DF033DZの強みと弱み
マキタのDF033DZは、拡張性が非常に強いです。本体の強みではないものの、扱うバッテリーは丸ノコやジグソー・ラジオといった機種にも使えます。
またDF033DZ自体は、ややHiKOKIのDB12DDにパワーで劣る部分がありました。
しかし初心者はパワフルなドリルドライバーだと、カムアウトや扱いづらさを感じてしまう部分があります。パワーは少ない(ただし誤差レベル)ものの、初心者向けで拡張性もあるのが強みです。
HiKOKI DB12DD の強みと弱み
HiKOKIのDB12DDは、マキタと比べてややパワフルです。ネジ締めや穴開け時、わずかにDB12DDのほうが早く開けられます。
ただし違いがあるといっても数コンマ程度の違いなので、よりパワフルさを求めるなら18V機を検討したほうが良いかもしれません。
拡張性もマキタと比べてあまり多くないため、あまり初心者向けとは言えないでしょう。HiKOKIというブランドが好きで、少しでもパワフルなドリルドライバーを選びたい方に向いています。
まとめ
今回はマキタのDF033DZとHiKOKIのDB12DDの具体的なスペックを比較し、それぞれの違いについて解説してきました。
この他にも、知っておきたい工具の知識について解説した記事がありますので、ぜひ、その他の記事も参考にされてみて下さい。
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