丸ノコの刃の交換時期やタイミングについて解説します
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皆さんは、丸ノコの刃の適切な交換時期やタイミングについてご存知ですか?
今回は、意外と知られていない丸ノコの刃の交換時期やタイミングなどについて解説していきます。
丸ノコの刃の交換時期は?適切なタイミングの目安について
丸ノコの刃は金属の円盤の端に、ノコギリのように細かい刃が無数に付いている形をしています。それを回転させることで、高速で刃を動かし対象の材木を効率的に切断させることが出来るのです。
一つ一つの刃が包丁の刃のように研がれた物が付いているため、切断作業を行っているとその切れ味は落ちてしまいます。
包丁であれば研ぐことができますが丸ノコには50丁前後の小さな刃があるため、切れ味が落ちれば交換するしか方法はありません。
しかし丸ノコは電動で高速回転するため、切れ味が落ちても作業スピードがあまり変わらないため気付きづらいです。
丸ノコの刃の適切な交換タイミングを確認するためには、以下の点を参考にしてみましょう。
切断面が毛羽立っている
丸ノコの刃の切れ味が落ちると、切断面が毛羽立ちます。切れ味が落ちていると仕方がない症状なのですが、防止する方法もあります。
なるべく刃をゆっくり動かす
刃を速く動かそうとすると切断面が毛羽立ってしまいます。なるべくゆっくりと動かすことで、しっかりと断面を切断することができるのです。
木材にマスキングを貼ってから切断する
マスキングを貼ってから切断する事で、毛羽立ちやバリの発生を抑えます。
不要な木材をあてがう
不要な木材をあてがうことで、マスキングと同様の効果があります。
切るときの音がいつもより高い
切れ味が落ちているといつもより高い切断音が出ます。しかし一気に音が高くなるわけではないので、なかなか気付きづらいです。
あくまでも一つの判断材料として、日頃から意識して聞いておくようにしましょう。
丸ノコの刃がまっすぐ進まない
木材を切断する際に、丸ノコの刃がまっすぐ進まない場合は切れ味が落ちている可能性があります。この症状が出た場合は、丸ノコの刃の切れ味はかなり落ちていると言えるでしょう。
刃を交換したら一気に症状は改善されますよ。
感触が重い
いつもより切っている感触が悪い場合は、切れ味が大きく落ちてしまっていると言えるでしょう。切れ味の悪い刃で作業し続けると、効率も悪いですし工具への負担も上がってしまいます。
感触が重いと感じた際はすぐに交換することをお勧めします。
丸ノコの刃を交換した方が良い兆候(サイン)について
上記では丸ノコの刃の交換タイミングをまとめましたが、どれも主観的なものなのでめったに丸ノコを使用しない人だと変化に気付かない可能性もあります。
さらに分かりやすい交換の兆候についてまとめてみました。
刃が丸くなっている
丸ノコの刃は一つ一つの刃が尖っているので、きれいに切断することができます。丸ノコの刃は金属で切る対象は木材となるため、すぐに舐めることはありません。
しかし高速で回転し、長時間の切断作業を行っていると徐々に舐めてしまいます。なかなか丸ノコを使用しない人でも、新品の丸ノコの刃と比べると見た目にかなり差があるので変化がわかりやすいです。
刃先が丸くなっていると思った場合はすぐに交換した方が良いでしょう。
木くずがこびりついている
刃先が丸くなってしまうと、切れ味が悪くなって摩擦熱が起こってしまいます。摩擦熱が起こると木材に含まれる樹脂が溶け、丸ノコの刃に木くずと一緒に付着してしまうのです。
そのため丸ノコの刃に木くずが付いている場合、丸ノコの刃の切れ味が落ちてしまっているといえるのです。丸ノコの刃に木くずが付いているなら、交換時期が訪れていると思いましょう。
煙が出る
丸ノコの刃の切れ味が落ちると、摩擦熱が生まれて刃が熱くなってしまいます。摩擦熱で木が焦げてしまい、さらに力を入れてしまうと摩擦力が強くなり切断時に煙が出てしまうのです。
煙が出てしまっていると、もうとっくに刃の寿命を迎えているはず。早急に新品に交換しましょう。
上手く切れない
切れ味が落ちていくと、上手く切れなくなります。
まっすぐ進まなかったり、力を入れないと切れなくなるのです。切るときに曲がってしまうときはすぐに刃を交換しましょう。
丸ノコ本体の交換時期やタイミングについて
丸ノコ本体に関しても寿命が存在し、一定期間で新しい製品に交換する必要があります。丸ノコのタイプやメーカーによっても交換時期は異なります。
交換の目安についてまとめていきましょう。
充電池の寿命
丸ノコにはAC電源式と充電池式の2タイプが存在します。充電池式はリチウムイオン電池を使い、充電を繰り返し使用します。
充電を繰り返し使用していくと、電池の出力がすこしずつ落ちていってしまうのです。使用頻度にもよりますが、約二年で充電池に寿命が訪れてしまいます。
充電池は単品での購入が簡単にできるので、寿命が訪れた場合は新品の購入をしましょう。ストックの電池を用意しておけば、充電している間も電動工具を使用することができます。
パワーが弱まった
電動工具にはモーターなど様々な部品が使用されています。そのため部品の寿命が来ていたりすると出力されるパワーが落ちてしまうのです。
丸ノコの回転スピードが明らかに落ちてしまっている場合は丸ノコの本体の寿命が来てしまっていると言えるでしょう。
すぐにメーカーに修理に出すようにしましょう。
異音
丸ノコを起動させた際に異音が出る場合はただちに使用を終了させましょう。故障している可能性が高く、使用を続けていると状態が悪化、最悪の場合大けがしてしまうなどの危険が起こると考えられます。
全く動かない
丸ノコを起動しても、何の反応もしない場合があります。コンセントにきちんと刺さっていたり、充電池も充電された状態で起動している場合は丸ノコを本体が故障していると言えるでしょう。
動かないからと言って、電源を差したり充電池を装着したままだと、急に動いてしまう危険性があります。かならず電源や充電池を外して保管しておくようにしましょう。
丸ノコが故障してしまう原因について
丸ノコが故障する原因は様々なものが考えられます。機械ですので、いずれは故障してしまう可能性が高いです。
しかし故障してしまう原因を理解していれば、できるだけ長く使い続けることができるようになります。以下で丸ノコが故障する原因をまとめていきますので、理解して使用する様にしておきましょう。
力を入れすぎている
丸ノコで木材を切断する際、本来は軽く力を入れるだけで切断することができます。切れ味が落ちてしまっている場合や速く切ろうとして、必要以上に力を入れてしまうと丸ノコの寿命が落ちてしまうのです。
想定している以上の力が、モーターや各部品にかかってしまい丸ノコ本体が故障してしまう可能性があります。丸ノコは刃を高速回転させているため、必要以上に力を加えて使用するのは大けがにも繋がる恐れがあり大変危険です。
なるべくゆっくりと切断する様に心がけておきましょう・
木材以外のものに使用している
丸ノコは木材を切るための工具ですが、異なる材料を切断してしまうと故障する恐れがあります。
木材より柔らかいからといって切断しようとすると、巻き込んでしまったり、材料が飛んできてしまったりする可能性があるのです。
指定されている木材以外には絶対に使用しないようにしましょう。
雨や水に濡らしてしまっている
丸ノコを雨天時に使用したり、水がかかる場所で使用すると故障してしまう可能性があります。
多くの丸ノコには防水機能が付いておらず、水がかかってしまうと中の機械が水没してしまいます。水没してすぐに動かなくなったり、中の機械が錆びていって急に動かなくなったりするのです。
刃が錆びてしまい切れ味が大きく落ちてしまう事もあります。丸ノコは使用方法を誤れば大けがにつながる工具のため、水には絶対につけないように気を付けて使用しましょう。
純正バッテリーじゃない
マキタやHikokiなど、有名メーカーの充電池には社外製の製品がある場合があります。
これらを使用し、故障してしまった場合は保証の対象外となってしまいます。
社外の電池は価格が安いため軽い気持ちで使用されてしまいますが、故障のリスクが高くかえって出費が高くなってしまう可能性があるのです。
使用しているメーカー以外の充電池は絶対に使用しないようにしましょう。
丸ノコの刃が用途と異なっている
丸ノコの刃は用途によって販売がされており、木材以外にもFRPなど様々な素材を切断することが可能です。
丸ノコの刃は付け替えが容易な訳ではないので、刃を交換せずに色んな素材を切断したいと考えてしまうことがあります。
しかし対象の素材と丸ノコの刃が対応している素材が異なっている場合は、丸ノコの寿命を削ってしまう可能性があるのです。
上手く切断できずに丸ノコの本体に必要以上に負担がかかってしまう恐れがあります。切断する際は必ず刃と切断する素材が適応しているかどうか確認してから行うようにしましょう。
丸ノコ本体を交換した方が良い兆候(サイン)について
続いて、丸ノコ本体を交換したほうが良いサインについて紹介します。
①明らかに回転速度が遅い
丸ノコを使用している中で、明らかに回転速度が落ちてしまっていることに気付いた場合は丸ノコを本体を交換した方が良いでしょう。
丸ノコは高速で刃を回転させ、効率的に材料を切断できることが最大のメリットです。回転速度が落ちてしまうと、その切断作業の効率がかなり悪くなってしまいます。
体感で回転速度が落ちていると感じた場合は、早急に丸ノコの交換を行うようにしましょう。
②外装が破損している
外装が破損している場合は、安全に工具を使用できない場合があります。外装には保護機能が付いていたり、内部の部品が故障しないようにする役割があるのです。
そのため外装が破損している場合は、丸ノコを安全に使用する事ができない可能性があるのです。丸ノコの使用中に故障してしまえば大けがしてしまったり、破損した部分から感電したりする恐れもあります。
新品への交換や、修理をするようにしましょう。
③コードがボロボロ
コードがボロボロになっている場合は使用を中止する様にしましょう。コードには高圧の電流が流れており、コードの内部が破損していると感電してしまう恐れがあります。
ショートしてしまい、最悪の場合燃え上ってしまう危険性もあるのです。普通に使用できるからとそのまま使っていたり、テープを巻いて使用するのも危険です。
早急に修理に出すようにしましょう。
④丸ノコの刃が波打っている
丸ノコの刃が波打っている場合、故障している恐れがあります。丸ノコの刃の取付が上手くできていない可能性もありますが、軸がブレてしまっていると波打つことがあるのです。
少しでも刃が波打っていると上手く切断することが出来なくなり、丸ノコ本体に負担をかけてしまいます。
使用をやめ、修理を依頼することをおすすめします。
⑤アフターサービスが受けられない
丸ノコを長い間使用し、故障すると修理に出しますよね。しかしメーカーによっては修理を依頼出来ない可能性があります。
マキタなどの大手メーカーであれば、修理不可の製品以外は修理を受け付けてくれるため問題はありません。
しかしメーカーが倒産していたり、アフターサービスを受け付けていないメーカーだと修理が出来ない可能性があるのです。
仕事で丸ノコを使用している場合、すぐに修理の対応をしてくれない場合、仕事に支障が出てしまいます。
現在使っている丸ノコのメーカーが、アフターサービスを受け付けているか確認しておく必要があります。
ちょっとした故障であれば数日で直してくれるので、長い間アフターサービスが受けれるメーカーで丸ノコを購入する様にしましょう。
まとめ
今回は、丸ノコの刃の交換時期やタイミングなどについて解説しました。
この他にも、知っておきたい工具の知識について解説した記事がありますので、ぜひ、その他の記事も参考にされてみて下さい。
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