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ビットピースとは?どんな時に必要?日本製と海外製のビット規格の違いも解説します

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皆さんはビットピースについてご存知でしょうか。

とくに海外製インパクトドライバーを利用している場合に必要となるケースが多いアイテムですが、正直、どんな時に必要なのか?どういうアイテムなのかピンとこない方も多いと思います。

というこで今回は、ビットピースについて深掘りした内容をお届けしていきます。

また、日本製と海外製のビット規格の違いも解説しますので、これからインパクトドライバーを購入しようと考えている方は参考にされてみてください。

◆ビットピースとは?

インパクトドライバーのビットの差込部には規格があり、その規格の種類が異なる場合にビットピースは利用されます。

実は、日本製(Bタイプ:13mm)と海外製(Aタイプ:9mm)インパクトドライバーではビットの差込部の長さが異なる規格で作られています。そのため、異なる規格でも使用できるように開発されたのがビットピースというわけです。

ちなみに、ビットピースを使用しなければビットが深く入り込んでしまい取り除けなくなったり、ビット差込部分が破損してしまう恐れがありますので、注意が必要です。

ビットの長さは日本と海外で異なる

インパクトドライバーのビットを装着するビットのくびれ部分は先述の通り、日本規格と海外規格で異なります。

日本向けに発売されているものは差し込み部の長さが13mmのBタイプとなっているものがほとんどで、海外製の多くの製品が少し短い9mmのAタイプとなっています。

ドライバービット以外には、四角、六角のビット、トルクスのビット、木工用や鉄鋼用、硝子用のドリルビットやホールソー用、ソケットビットや、研磨切削用など様々な種類のビットが存在しますので注意が必要です。

ビットピースはどんな時に必要?使用する作業は?

ビットピースが必要な場面は、日本向けに発売しているインパクトドライバーに、9mmのAタイプのビットを使用する際などです。

日本向けに販売されているインパクトドライバーは13mmのBタイプのビットに対応しているため、9mmのAタイプのビットでは長さが足りないためです。

ビットタイプで先端形状などのラインナップは変わらないため、使用する作業が大きく異なることはありませんが、AタイプとBタイプのビットをそれぞれ所有している方や、間違って購入してしまった場合などはビットピースが必要になります。

ビットピースの使い方

ビットピースの使い方は簡単です。
手順は以下の通りになります。

①日本向けに販売されているインパクトドライバーのビットチャックに、ビットピースを入れる
②13mmのBタイプのビットを装着する

誰でも簡単にビットピースは使用する事ができます。

注意点としてはビットピースには向きがあるという点です。凹凸があるので、凸の部分をビットチャックに、凹の部分をビット側に向けるように装着しましょう。

間違ってしまうとしっかりとビットを固定できず、インパクトドライバーが破損してしまう恐れがあります。

日本製ドライバービットと海外製のビットの規格(アンビルチャック)の違いについて

日本製ドライバービットと海外製のビットの規格の違いは大きく分けて2種類とされています。

日本製ドライバービット

日本製ドライバービットにはAタイプビットが使用されています。
Aタイプは、溝から先端部までの長さが13mmとなっているビットです。
国内メーカーの電動ドライバーやエアーツール製品であれば、多くはAタイプビットに適合する差込口となっています。

海外製ドライバービット

海外製ドライバービットにはBタイプビットが使用されています。
Bタイプは、溝から先端部までの長さが9/9.5mmのビットです。
主に海外製の電動ドライバーで使用されている規格ですが、一部のエアーツールでは使用できます。

マキタとハイコーキなど、同じ国内メーカー製でも違いはあるのか?

マキタやハイコーキなど国内メーカーのインパクトドライバーのビットの規格には違いはありません。
基本的には13mmのAタイプとなります。

ビットピースにはマキタ製やハイコーキ製などがありますが、基本的にはビットの規格に合わせて開発されているので、ビットの規格が同じなら使用する事が可能です。

しかし不具合が起きた場合は修理が必要になるので、念のため使用している電動工具メーカーと同じメーカーのビットピースを使用することをお勧めします。

インパクトドライバーに対応していないビットピースに注意

ビットチャックにはワンタッチでビットを装着できる「キーレスタイプ」と、キーでビットを固定する「キー付きタイプ」が存在します。

キーレスタイプではビットピースを使用する事で、短いビットでもしっかりとビットを固定する事ができます。
しかしキー付きタイプでは周囲を締め付けてビットを装着するため、ビットの長さが関係ありません。

また内部の構造が異なるため、ビットチャックがキー付きタイプのインパクトドライバーにはビットピースが使用できない場合があります。

ビットピースを使用しないとどうなる?

ビットとスチールボールの噛み込みが発生

ビットピースを使用しなければ、ビットとスチールボールの噛み込みが発生する恐れがあります。

インパクトドライバーのビットチャックとビットの長さが異なるものを使用した場合に、ビットを固定しているスチールボールが上手く噛めなくなってしまうのです。

この噛み込みの原因は、スチールボールとビットの窪みの位置関係が良くない事に起因します。

本来、ビットはアンビルの底で受けているのですが、ビットのくびれの位置が異なるとスチールボールでビットを受ける事になってしまい、スリーブを動かしてもビットが抜けなくなってしまうことがあります。

適切なビットを使っているのに噛み込んでしまう場合は、ビットの変更を検討したほうがいいでしょう。

両頭スクエアビットなどはビットメーカー各社でくぼみの位置が異なるため、使用するドライバーによっては噛み込みが発生します

また、スリムビットなどでも形状の違いなどで噛み込む場合があります。この噛み込みが発生する場合、無理して使い続けるとスチールボールやスリーブを痛めてしまい、最悪の場合ビットの固定が出来なくなります。

もしスチールボールが変形してしまうと、修理が必要になるので注意しましょう。

まとめ

今回はビットピースについて解説してきました。

電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。