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竹を切るのに最適な工具と方法について特徴やメリット・デメリットを解説します

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山林を持っている方にとって竹の存在は、春の訪れを告げる春の味覚でもあると思います。

一方で、山林にある竹林の整備を怠ると竹はあっという間に増えていくほど繁殖力が強いため、土地を所有されている方にとっては悩みのタネのひとつではないでしょうか。

竹は非常に生命力が強いので、1年伐採をしないだけでも後の手入れが大変になります。

そうなる前にある程度の伐採が必要です。

ということで今回は竹の伐採に適した時期や工具、切断方法などについて解説していきます。これから竹の切断を控えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。

手工具で竹の切断におすすめな工具

竹林整備をする上で、必要な道具はのこぎりです。

のこぎり1本さえあれば出来ないことはありませんが非常に大変ですので、道具の選定は竹林整備において非常に重要といえるでしょう。

まずはなるべく費用を使わずに竹の切断ができる道具を3つ紹介しますので参考にして下さい。

  • のこぎり
  • 柄鎌(えがま)
  • 鉈(なた)

それでは詳しく解説します。

のこぎり

もはや説明不要かと思いますが、のこぎりは前後に刃を動かして対象の木や竹を切断します。

のこぎり1本あれば、大型の竹も切れますが時間がかかります。竹林整備には必ず持って行きたい道具のひとつです。

竹を切る作業は非常に体力を消耗しますし、竹を切り倒した後に玉切りといって竹を細かく切断する作業があります。

この作業はのこぎりだけでは非常に大変ですので動力を使う道具を用意しましょう。

またのこぎりには竹用のこぎりもあります。

竹用のこぎりは竹を早く切るための道具ではなく、切り口を綺麗に切るためのものが多いので伐採には不向きといえます。

柄鎌(えがま)

柄鎌は山林の伐採や、枝打ち等に利用される道具です。

地方によってはひつ鉈などと呼ばれる場合もあります。柄鎌は、先端が鎌のような形状をしており、鉈では少し難しい細い竹でも遠心力を使ってのこぎりよりも早く伐採できます。

しかしながら竹の幹が太くなってくると柄鎌で刈ることは出来ませんので、のこぎりが必要になります。

柄鎌の出番は、竹の根元に生えた草を刈るのに適していますので、草が多くはえた所や、細い竹や枝の多いところでは重宝します。

鉈(なた)

鉈は竹林整備には欠かせない道具ですが、鉈では竹を切ることは出来ません。

鉈の出番は、竹を切り倒した後の枝葉の処理や、竹の細い枝を切り落とす際に非常に役立ちます。鉈はその刃の重みで切り落とすため、のこぎりのような前後運動は必要ありませんので、比較的労力は少ないと言えるでしょう。

鉈は極端にやすいものでなければ、メーカー毎の差はほとんどありません。

標準程度のものを人数分用意しておくといいでしょう。鉈は刃物ですので必ずさやに納めて携帯するようにして下さい。

山林は足場が常に一定ではありませんので、転んでけがをしないように安全対策にも気を使って下さい。

電動工具で竹の切断におすすめな工具

竹林整備を効率的に進めるには電動工具が必ず必要になります。竹を2〜3本切るだけなら不要ですが、伐採作業となると電動工具が必須と言えるでしょう。

また電動工具を使う際にはゴーグルや手袋を必ず着用して下さい。電動工具は、手動の工具より激しく運動を繰り返すので、思わぬ方向に切粉や破片が飛ぶ場合があります。

ゴーグルがなければサングラスでも代用は可能ですが、安全ゴーグルをつけた方が安全性はより高まるでしょう。

ここでは竹を切るのに最適な工具を2つ紹介しますので参考にして下さい。

レシプロソー

レシプロソーとは、端に装着したのこぎり刃を往復運動させて、竹を切る電動工具です。チェーンソーほどではありませんが、レシプロソーも電動工具なので、少ない労力で伐採作業を進められます。

チェーンソーと比べると、本体は比較的小さく取り回しも楽です。

また動力も充電式のタイプもありますので、竹林でもしっかり活躍してくれるでしょう。しかし、本体が小さいが故にパワーはチェーンソーと比べると見劣りする部分があります。

放置された山林は竹も木も入り混じった、木竹混合林であるためチェーンソーの汎用性の高さには及びません。

チェーンソー

竹を最も素早く切れるのがこのチェーンソーでしょう。

チェーンソーにはエンジンを搭載したものと充電式タイプの物がありますが、どちらを選定するのかは、用途に応じて選ぶといいでしょう。

一般的には充電タイプの方が小型でとりまわしは良いですがパワーは少し劣ります。

チェーンソーは竹林の伐採作業には必須のアイテムといって良いでしょう。

太い幹の竹や、木も圧倒的なパワーで素早く切断できます。

竹を切り倒した後も、玉きりの作業がありますので、チェーンソーであれば少ない労力で玉きりまでできるので、チェーンソーを使う効果は絶大です。

竹の種類について

竹の種類は非常に多く、全世界で1250種とも言われています。主な分布地は、日本、中国、台湾、東南アジアやアフリカ、南米などです。

日本には1250種のうち670種があると言われており、比較的温暖な地域でよく育つと言われています。

日本にある竹の9割は3大竹と呼ばれる、真竹、孟宗竹、破竹から構成されています。それぞれの分布比率は真竹が6割、孟宗竹が2割、破竹が1割です。

ここでは日本の竹の9割を占める3大竹の紹介をしますので参考にして下さい。

真竹

日本の竹の約6割が、この真竹だと言われています。真竹は高さ20メートル、直径15センチメートルにもなる大型種です。

節間が長く、まっすぐな形状で弾力性にも富んでいるため、工芸品や建築材料などに使用されます。

真竹のタケノコは春が旬ですが、苦みが強いため、市場に出回ることはあまりありません。

孟宗竹

日本の竹の約2割が孟宗竹と言われています。

日本の自生種ではありませんが、諸説ありますが1736年に中国から鹿児島に入って来たものが全国へ株分けされたと言われています。

高さ20メートル、直径は20センチメートルにもなる大型種で、国内最大のタケといわれます。

節間は比較的短く、材質が肉厚で硬いのが特徴です。

一般に春にタケノコ掘りを楽しむのは孟宗竹で「春の味覚の王様」といわれています。

破竹

日本の竹の約1割がこの破竹です。

破竹は高さ20メートル、直径15センチメートルにもなる大型の種です。

真竹に見た目は似ていますが、表皮全体が粉をふいているように白っぽく見えるのが特徴で、耐寒性があり寒い地域で育ちます。

材質は柔らかく、細かく縦に割りやすいことから茶せんや提灯、簾などに利用されています。

竹を切ってはいけない日や時期について

竹を切る時期は地域によって差があります。

北の地域は春の訪れが遅く、秋の訪れが早いため、伐採可能な期間が比較的短いです。竹林の多い九州や四国では、竹の成長期が長いため伐採の時期も選びやすい傾向にあります。

このように、地域の気候を把握することは、最適な竹切り時期を見つける上で非常に重要で
す。

昔から暦の上で、毎月のうち木の伐れる良い日が伝えられております。

参考サイト:立木伐採カレンダー

では具体的に「竹を切ってはいけない日や時期」と「竹の伐採に向いている日や時期」について解説していきます。

切ってはいけない日や時期について

竹を切ってはいけない日がわかった所で、続いてはどの季節に竹を切ってはいけないのかを説明します。

竹を切ってはいけない時期は、暖かい時期や雨の多い時期です。

その理由は雨の多い時期や暖かい時期は竹に多量の水分が含まれるため、切った後竹が腐りやすいからです。

また暖かいために虫もつきやすいと考えられています。

竹の伐採に最適な日や時期について

竹を切るのに適切な時期は、秋と冬とされています。

秋から冬にかけての時期は竹が休む時期と言われており、竹の長い管のような幹は水分を吸わなくなるからです。

水分が少ない竹は、締まりがよく加工しやすい竹となります。水分が少ないので腐りにくく、季節柄虫も入りにくいと言えます。

まとめ

今回は、竹の伐採に適した時期や工具、切断方法などについて解説していきました。

この他にもDIYや電動工具にまつわる知っておきたい知識は、まだまだあります。

ぜひ、この他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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