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砥材と砥粒の違いについて解説します

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グラインダーに使われる砥石は、砥材という物質が固まってできています。実は砥石選びの際、この砥材も重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

ということで今回は、砥材の基礎知識と砥材の種類についてまとめました。

砥石の砥材とは

砥材(とざい)は研削作業にて活用される材料で、砥石を製造する際に使用される研削材料のことを指します。

この砥材は砥石に含まれていて、切れ味を持たせる砥粒の基本素材です。

研削作業における砥材は刃物や金属の素材表面を磨いたり、削ったりするために使用されます。

ではこういった作業で使われる砥石は、どういったものなのでしょうか?

具体的には砥粒と結合剤から構成されるものが砥粒です。砥粒が実際の削り取り作業を行い、研削対象の素材の表面を削ります。

砥材は砥石に混合され、砥石の性能や特性に影響を与えるもの。

例えば砥材の硬度や靭性(耐破砕性)、耐火性、不活性といった特性が砥石の性能を決定する要因となります。

砥材のおもな特性も見ていきましょう。

硬度

硬度は研削材料の硬さを示し、加工する素材よりも硬くなくてはなりません。

この硬度が加工物質よりも高ければ、砥粒が刃先を保ちつつ素材を削るように働きます。

靭性・抗破砕性:砥材は外圧に対して変形しにくく、簡単に破砕されない強さが重要です。この特性により研削時の破損を防ぎ、砥粒の耐久性を確保します。

耐火性

研削作業中、生じる熱に耐えられる性質が必要です。研削熱によって砥粒が溶融せず、砥石の刃先が鈍化しないようにします。

不活性

加工物との間で、化学反応が起こらない性質が重要と言えるでしょう。この特性により、砥石が加工物の表面を純粋に削りやすくなります。

砥材の選択や組み合わせ方は、砥石の特性や最終的な使用目的に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。

加工する素材や目的に応じて、適切な砥材を選択しましょう。ひいては研削作業の効率や、品質を向上させる鍵となります。

砥材と砥粒の違い

砥材と砥粒は研削作業において使用される素材ですが、その用途や役割において異なる特性を持っています。

具体的に砥材と砥粒の定義を確認してみましょう。

砥材(とざい)は、砥石を製造する際に使用される「研削材料の総称」です。砥石を構成する基本素材であり、砥石に混ぜられます。

つまり砥材は砥石の基本構成要素といえるでしょう。

結合剤と砥粒を結びつけ、砥石の性能を決定します。砥石の硬度や耐火性、靭性といった特性に影響を与えるものです。

次に砥粒(とりゅう)は、砥石の中で実際に削り取る作業を行う部分。つまり研削材料の中でも、切れ味を持たせる粒状の物質です。

役割としては砥石内で実際の削り取り作業を担当し、加工対象の素材表面を削ったり磨いたりする役割を果たします。

砥石の切れ味や仕上げ具合は、砥粒の種類や粒度に大きく依存するといっても過言ではありません。

総括すると砥材は砥石の基本構成要素であり、砥石の特性を決定するものです。砥石全体の性能に影響を与えます。

一方で砥粒は砥石の中で実際の研削作業を担当し、研削の効率や仕上がりに大きく影響を及ぼすものです。

砥材と砥粒は研削作業における異なる役割を果たし、砥石の性能や作業効率にそれぞれ重要な役割を持っています。

まとめ

今回は、砥材の基礎知識と砥材の種類について解説していきました。

工具にまつわる知識は、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

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