NEWS
新着情報

マキタのバッテリーの種類について解説します

ハンズクラフトのロゴ

ハンズクラフト西日本最大級の工具専門リユースショップです。

ハンズクラフト【工具専門】西日本最大級の総合リユースショップです。

当店は創業20年以上、工具・家電を中心に扱うリユース専門館です。お買取りした中古品を綺麗にメンテナンスして新たな価値を吹き込み、福岡・北九州地域を中心に沖縄や山口・広島まで13店舗を展開中です。各記事は工具専門のスタッフや、工具・家電の修理専門部門が監修・執筆しています。

マキタのバッテリーは主要な18Vバッテリーでも8種類、40Vバッテリーでは6種類のラインナップが存在するため、様々な用途や利用シーンに合った使い方ができます。

一方で、初めてマキタ製品に触れた方の中にはその豊富なラインナップの良さが原因で、どの種類のバッテリーが自分の使い方に合っているのか分からない方も多いのでは無いでしょうか

そこで今回はマキタの電動工具選びを成功させるために、バッテリーの種類について以下の項目を中心に解説していきます。

  • マキタのバッテリーについて知っておきたい注意点
  • マキタのバッテリーの種類
  • マキタのバッテリーの選び方
  • その他に知っておきたいマキタバッテリー知識

この記事を読むことで、マキタのバッテリーの種類についての知識が身につき、たくさんある種類のから用途に応じた適切なバッテリーを選べるようになります。

マキタの電動工具を買ったばかりの方や、これからマキタの電動工具の購入を検討されている方は、ぜひ最後まで読み進めてみて参考にしてみてください。

マキタのバッテリーについて知っておきたい注意点

マキタのバッテリーを購入するうえで、いくつか知っておきたい注意点があります。

  • 基本同じ電圧間じゃないと互換性がない
  • 誤って互換バッテリーを購入しない
  • 容量をよく見ず価格だけで判断しない

基本的にマキタのバッテリーは、同じ電圧じゃないと使いまわしができません。

ただし14.4Vバッテリーを18Vインパクトに装着し、使用することはできます。回転スピードが遅くなり、作動音も低いので本来のパワーは発揮できません。

その点、HiKOKIではマルチボルトといって、それぞれの機器で問題なく動作するよう調整されているものもあります。

基本的には同じバッテリー電圧で揃えるのが良いでしょう。

またマキタは非常に多くのユーザーが利用しているため、互換性バッテリーが市場に出回っています。

この互換バッテリーは純正品よりも安く、容量の大きいものが取り揃っているのが魅力的です。

しかし互換バッテリーは充電時の制御が悪いため、発火や事故につながるおそれがあるものも。安いからといって購入するのはおすすめできません。

容量も注意が必要です。同じ電圧のバッテリーを購入しても、なぜか安いものと高いものがあるでしょう。

ほとんどの場合は容量の違いにより、価格差が生まれています。内部に搭載されているセルの数によって変わるので、原価から異なるのは当然です。

安いと思って購入したら、容量が少ないので動作時間が短くて使いにくい…というケースもあります。

後述する選び方も合わせて押さえておき、どういった容量が自身の作業に適しているかを確認してください。

そのうえで最適なバッテリーを購入すれば、あとから失敗することもありません。

マキタのバッテリーの種類

マキタのバッテリーは、電圧ごとにそれぞれ多くの種類が販売されています。

特徴も異なりますので、どういったものがあるのか見ていきましょう。

マキタの40Vバッテリーの種類

マキタの40Vバッテリーは、40Vmaxシリーズ専用のバッテリーです。このバッテリーはマキタの中でも最高峰の出力を発揮するため、高性能なものとなっています。

現状では40Vバッテリーは40Vmaxシリーズのみにしか使えません。ではそれぞれバッテリーの種類を見ていきましょう。

現在販売されている40Vバッテリーは6種類です。

 

容量

価格

最大出力

BL4020

2.0Ah

20,400円

0.9kwクラス

BL4025

2.5Ah

24,400円

1.1kwクラス

BL4040

4.0Ah

28,700円

1.5kwクラス

BO4040F(高出力タイプ)

4.0Ah

38,200円

2.1kwクラス

BL4050F(高出力タイプ)

5.0Ah

39,200円

2.1kwクラス

BL4080F(高出力タイプ)

8.0Ah

62,500円

2.8kwクラス

40Vバッテリーは低容量なタイプだと、型番の末尾は数字のみで終わっています。

高容量になると高出力が要求されるため、出力が高い証拠として「F」記載になるのが特徴です。

F記載のバッテリーは高負荷作業でも粘り強い作業が可能になり、よりハードな現場でも活躍できます。

そのため容量が同じ4.0Ahのタイプでも、より出力の高いものを求めるなら「F」付きのバッテリーを選びましょう。

マキタの18Vバッテリーの種類

マキタの18Vシリーズは、今もっとも多くのラインナップがあるシリーズです。そのためバッテリーも新旧多く出回っています。

お買い求めやすい価格設定ながら、非常に高性能。コストパフォーマンス抜群なバッテリーと言えるでしょう。

展開しているバッテリー数は8種類です。それぞれ表にまとめましたので、項目をチェックしてみてください。

 

容量

価格

BL1815N

1.5Ah

13,700円

BL1820B

2.0Ah

14,700円

BL1830

3.0Ah

19,000円

BL1830B

3.0Ah

19,000円

BL1840

4.0Ah

20,400円

BL1850

5.0Ah

23,000円

BL1850B

5.0Ah

23,000円

BL1860B

6.0Ah

24,400円

18Vバッテリーシリーズは上記のようにラインナップが多く、軽さや容量、性能といった多くの場面で最適なものを選びやすくなっています。

中には同じ容量で同じ価格のものもあり、違いが分かりにくいものもあるでしょう。

ほとんどの場合、違いは機能性の有無です。バッテリーの残容量表示や、自己診断機能といったものが該当します。

18Vバッテリーの型番にまつわる特徴や、そのほかの項目はのちの項目にまとめました。

ぜひ気になる方は「その他に知っておきたいマキタバッテリーの知識」もご参照ください。

マキタの14.4Vバッテリーの種類

マキタの14.4Vバッテリーは、過去に主流だったシリーズとなっています。電動工具界隈は徐々に電圧が高まっており、14.4Vがメインだった時代もありました。

そこから18Vが高電圧シリーズとして販売され始め、現在では40Vmaxシリーズが販売されています。

とはいえDIYや一般家庭で使うレベルなら、14.4Vシリーズでも十分です。お買い求めやすく、コストパフォーマンスが高めとなっています。

ではそれぞれ型番ごとに特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。現在販売されているバッテリーは5種類です。

 

容量

価格

BL1415N

1.5Ah

11,700円

BL1430B

3.0Ah

16,900円

BL1440

4.0Ah

18,400円

BL1450

5.0Ah

21,000円

BL1460B

6.0Ah

22,400円

14.4Vバッテリーは安価な一方で、やはり性能は18Vシリーズに及びません。

最近ではラインナップの拡充も行われておらず、モデル数も40Vmaxシリーズに抜かれています。

ただし、ひと通りのツールは揃っているため、初めて電動工具を手にした方やサブ機として持ち歩きたい方にオススメです。

マキタの10.8Vバッテリーの種類

マキタの10.8Vシリーズは、実は2種類のバッテリーがあります。一般的な四角いスライド式バッテリーと、差し込みタイプの細長いバッテリーです。

※一部のクリーナーは内蔵式の10.8Vバッテリーを搭載。

両者は互換性がないので、その点にだけご注意ください。容量や性能的にも、差し込みタイプのほうが性能は抑えめです。

それぞれ特徴をまとめましたので、下記の表を参考にしてください。

 

容量

価格

BL1015

1.5Ah

7,700円

BL1020B

2.0Ah

8,700円

BL1040B

4.0Ah

13,200円

BL1050B

5.0Ah

17,900円

BL1013(差し込み式)

1.3Ah

7,400円

10.8Vシリーズはとても安価ですが、性能はさらに抑えめです。DIYの未経験者や、一般家庭で作業するレベルでの利用がおすすめとなっています。

基本的な作業用途であれば、十分な品質を備えているのが特徴です。

マキタの7.2Vバッテリーの種類

マキタの7.2Vバッテリーは、差し込み式のバッテリータイプとなっています。

こちらは販売されている種類がBL0715(1.5Ahで価格は5200円)のみ。割り切っている分、限定的な用途に最適です。

とくにペン型のインパクトドライバーは、かんたんな家具組立やネジ締め動作に役立ちます。

容量も少ないですが、あまりハードに使う想定ではありません。家具の組み立て程度であれば全く問題ないでしょう。

マキタのバッテリーの選び方

実際にマキタのバッテリーを選ぼうと思った際、いくつか注意しなくてはならない点があります。

例えば用途に合った選び方や、どう用途に合わせて選ぶのか?電圧は?といった具合です。

それぞれこの項目にて詳しく解説しますので、選び方に悩まれる方はぜひ参考にしてください。

自分の使用用途にあったバッテリーの選び方

最初に、自分がどういった状況で電動工具を使用するのか特定しましょう。

自宅でかんたんな木工作業をしたり、家具組立をしたり。本格的なDIYを考えている場合もあれば、仕事で使うケースもあります。

逆に予算があって欲しい電動工具があるなら、そのツールに合ったバッテリーを購入するのもアリです。

※自宅でプロ仕様の40Vmaxバッテリーを購入しても、本来は宝の持ち腐れかもしれません。しかし本人がほしいと思った工具は、使っていて愛着が湧きます。

そこでかんたんな選び方をまとめましたので、下記を参考にしてみてください。

  • 小さなネジ締め・緩め作業のみなら7.2Vか10.8Vの差し込みタイプ
  • 家具の組み立てをするなら10.8Vから14.4V
  • DIYを行うなら14.4Vから18V
  • 本格的なDIYを行うなら18Vから40Vmax
  • プロ仕様、もしくはスペックを求めるなら40Vmax

基本的には上記の用途に沿って、どういったバッテリーを選べばいいのかが決まります。

まずはどういった用途で使うのか、具体的に想定してみましょう。

容量の選び方はどう決めるべきか?

用途がある程度決まったら、次に選ぶのは容量です。容量はそのままバッテリーの駆動時間と同一ですので、大きければより長く使えます。

どのくらい差があるのかは、下記の例を参考にしてみてください。内容は締め付けられる本数の違いです。

  • BL1830B(3.0Ah)木ネジ(φ5.9×90mm)約190本
  • BL1860B(6.0Ah)木ネジ(φ5.9×90mm)約960本

いかがでしょうか。単純にバッテリーが倍となっても、締め付けられる本数が倍になる計算ではありません。

むしろ容量増加に伴い、もっと本数が増える場合もあります。あくまで上記は一例ですが、容量が増えれば長く使えると思っておけば良いでしょう。

容量が増えると価格も上がりますので、ちょうどいい容量を選ぶのが一番です。

ただしバッテリーの稼働時間は、使用する電動工具によっても変わります。出力や内部効率が異なるからですね。

バッテリー自体も長く使えば劣化していき、最初のころよりも稼働時間は短くなります。

全く使わないけど、充電の手間を減らすために大きいバッテリーが良いと思う方もいらっしゃるでしょう。

用途や自分の好み、予算を総合的に考えながら選んでみてください。

電圧の選び方はどう決めるべきか?

電圧は基本的に、高ければ高いほど性能が上がると思って良いです。

とはいえあまり高すぎる電圧の電動工具を選ぶと、作業内容によってはハイスペック過ぎて持て余します。

近年の電動工具は進化が著しく、18Vバッテリーのインパクトドライバーでさえネジ頭を飛ばすパワーがあるほど。

そのため下記は一例として、かんたんな選び方をご紹介します。

  • 安く抑えたい、かんたんなDIYなら14.4V
  • オールマイティーになんでもこなすなら18V
  • ハードに使いたい、スペック高めが好みなら40Vmax

正直かんたんなDIYなら、14.4Vで十分すぎます。使っていて作業スピードが遅いとか、もっと早く正確にこなしたい!と思うなら18Vがおすすめです。

18Vシリーズもミドルモデルからハイエンドモデルまで揃っているため、同じシリーズ内でもスペックに差があります。

もはや40Vmaxになるとプロが現場でハードに使う想定ですが、ハイスペックがお好みならDIYでも使用して問題ないでしょう。

最終的にはご自分の好みで決めても良いですが、電圧を上げると予算が高くなることも覚えておかなくてはなりません。

その他に知っておきたいマキタバッテリー知識

マキタのバッテリーには、ほかにもいくつか知っておきたい豆知識があります。

  • 18V専用工具に14.4Vバッテリーは使用できる?
  • マキタのバッテリーにあるAとかBの違いは?
  • 充電器でDC18RCとDC18RFの違いは?

上記はよく挙がる質問でもあるので、こちらで押さえておきましょう。

18V専用工具に14.4Vのバッテリーは使用できる?

18V専用工具に、14.4Vのバッテリーは装着できる例もあります。バッテリー端子の形状がほぼ同じになっているため、装着できれば使用可能です。

もちろん電圧が異なっていても、18V機に14.4Vであれば想定より低い出力になるだけでしょう。

18Vバッテリーを使用したときよりも出力が落ちるため、場合によってはあまり使えない場面も出てきます。

ただしマルノコやディスクグラインダーといった、連続稼働が前提の機器は注意が必要です。想定外の使用となっており、故障リスクが高まります。

できるだけ同じ電圧のバッテリーを使用したほうが安心です。

また14.4V機に18Vバッテリーを装着した場合、こちらも想定以上の出力が出ますので故障や発火リスクが高まります。

非常に危険ですので、14.4V機に18Vバッテリーを装着するのはやめましょう。

マキタのバッテリーのAとBの違い

マキタのバッテリーには、型番末尾にBがつくものとつかないものがあるのをご存知でしょうか。

この違いは機能の違いで、具体的には下記2つの機能差となっています。

  • バッテリー残容量表示機能
  • 自己故障診断機能

型番の末尾に「B」がついていた場合、上記機能がついているバッテリーと思っておくと良いでしょう。

バッテリー残容量表示機能は、その名のとおりボタンを押すと残容量が分かる機能です。

おおよそバッテリーが4段階に分けられており、その表示数で残り%が分かるようになっています。

  • 4つ点灯:75~100%
  • 3つ点灯:50~75%
  • 2つ点灯:25~50%
  • 1つ点灯:0~25%
  • 1つ点滅:要充電

自己故障診断機能もついており、バッテリーに異常が生じると表示ランプが2個交互に点灯します。

故障ランプがついている場合は速やかに使用を中断し、購入店もしくは最寄りのマキタ営業所へ相談しましょう。

マキタの充電器DC18RCとDC18RFの違いは?

マキタの充電器には、DC18RCとDC18RFという似たようなものがあります。

見た目も仕様も似ているため、一体どういう違いがあるのか分かりにくい場合もあるでしょう。

結論としては、DC18RCの後継機種がDC18RFです。そのためDC18RFと細かな違いがある点に注意しなくてはなりません。

  • 充電速度
  • 連続急速充電
  • 対応バッテリー
  • USB接続の有無
  • デザインの変更

例えばBL1860Bを使用した場合、DC18RCではフル充電まで55分。DC18RFでは40分かかります。

またDC18RFは効率の高い冷却を実現しており、DC18RCよりも連続急速充電に対応。冷却送風口が3倍になっています。

対応バッテリーはDC18RCが7.2V~18Vのバッテリーに対応しており、DC18RFは14.4V~18Vに対応。

そしてDC18RFはUSBポートを搭載しました。DC18RCには搭載されていません。

あとは表示ライトのデザインが異なっており、全体的にDC18RFのほうが性能を上げている印象となっています。

まとめ

今回はマキタのバッテリーの種類について以下の項目を中心に解説していきました。

  • マキタのバッテリーについて知っておきたい注意点
  • マキタのバッテリーの種類
  • マキタのバッテリーの選び方
  • その他に知っておきたいマキタバッテリー知識

この他にも知っておきたいマキタの電動工具にまつわる知識は、まだまだあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にしてみてください。