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マキタの電動アシスト自転車 BY001GZは他の工具とバッテリーを流用できる?スペックも解説!

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電動工具で有名なマキタから、ついに電動自転車が発売されました。

どの製品も堅牢さで有名なマキタから発売されていますので、バッテリーや自転車フレームも漏れなくタフなものが採用されています。

しかし、販売価格がかなり高額なため、購入を躊躇している方や一般的な電動アシスト自転車との違いについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

ということで今回は、マキタの電動アシスト自転車「BY001GZ」のスペックや一般的な電動アシスト自転車との違いなどを中心に解説していきたいと思います。

これから電動アシスト自転車の購入を検討している方は、ぜひ参考にされてみてください。

マキタの電動アシスト自転車BY001GZのスペック詳細

まずはマキタの電動アシスト自転車「BY001GZ」の詳細スペックをまとめてみました。

モデル名

BY001GZ

ホイール径

24インチ

タイヤサイズ

24×1.95インチ

使用可能バッテリー

BL4025/BL4040/BL4050F/BL4080F

アシスト可能距離

別の表にて解説

アシスト切り替え

強/中/弱の3モード

ギヤ変速段数

3段切り替え

バッテリー電圧

直流36(満充電時40V)

次にアシスト距離について見ていきましょう。アシスト可能距離は、使用するバッテリーの容量によって異なりますので、こちらも表で一覧化してみました。

ライフスタイルに合わせて最大アシスト走行距離を選べる!

マキタの電動アシスト自転車(BY001GZ)はライフスタイルに応じて使用するバッテリーを使い分けることで、最大アシスト走行距離を変えることができます。

 

BL4025

(40Vmax-2.5Ah)

BL4040

(40Vmax-4.0Ah)

BL4050F

(40Vmax-5.0Ah)

BL4080F

(40Vmax-8.0Ah)

モード

約16km

約22km

約29km

約39km

モード

約27km

約37km

約49km

約66km

モード

約54km

約75km

約98km

約132km

使用可能なバッテリーは以下の4つです。

  • BL4025:容量2.5Ah
  • BL4040:容量4.0Ah
  • BL4050F:容量5.0Ah
  • BL4080F:容量8.0Ah

各バッテリーは異なる容量を持ち、種類によって駆動時間や重量が変化します。

また、弱走行に限っての話にはなりますが、スペック上のアシスト走行できる最大距離が他社製品よりも大幅に長くなっています。

バッテリーの最小スペックでも弱モードなら約54kmをアシスト走行が可能になり、40Vmax-8.0AhであるBL4080Fを採用することで、最大約132kmというかなり長い距離をアシスト走行できます。

一方、一般的な電動アシスト自転車が採用しているリチウムイオンバッテリーの電圧は、10万円を超える高性能モデル(14Ah〜16Ah帯)でも、100km前後の製品が多いです。

この最大アシスト走行距離は、14Ah〜16Ahのバッテリーを採用している一般的な電動アシスト自電車と比べても遜色ないものとなっており、スペック上はBY001GZの方が他社製品よりも長くアシスト走行が可能となっています。※執筆時点での情報です。

BY001GZは操作がシンプル!

マキタのBY001GZは操作性が高く、シンプルな操作感ではじめてでも直感的に扱えるよう設計されています。

BY001GZに搭載されている操作パネルはシンプルで、以下の機能がスムーズに操作することができます。

  • 速度表示:パネル上で速度が表示され、現在の走行速度を確認できます。
  • バッテリー残量表示:バッテリーの残量が常に表示されているため、いつでも残量状態を視認可能です。
  • アシストモード切り替え:ワンタッチでアシストモードを切り替えられます。強・中・弱の3つのモードがあり、使用状況に合わせて選択可能。
  • ライト点灯操作:ライトの点灯や消灯の操作もかんたんに行えます。

上記の基本的な操作のみまとめられており、直感的に使えるよう工夫されているのがBY001GZの最大の特徴となっており、快適な乗車をサポートするために、必要な機能がシンプルながらも効果的に配置されています。

40Vmaxシリーズの電動工具と使い回しが可能!

マキタの電動アシスト自転車に使われているバッテリーは、40Vmaxシリーズのマキタ製品となら使い回しが可能なリチウムイオンバッテリーとなっています。

例えば同じ40Vmaxシリーズ内の電動工具や園芸機器、集塵機やラジオなどが候補として挙げられ、同シリーズの電動工具を持っている方ならBY001GZとバッテリーを使い回すことができ、コスパが良く使用することができます。

もちろん、容量の異なる種類の40Vmaxバッテリー(BL4025/BL4040/BL4050F/BL4080F)も使用できるようにBY001GZのバッテリーボックスは対応しています。

ただし、バッテリーの形状や電圧は40Vmaxシリーズ内で統一されているため、ほかの電圧帯(18Vや14.4Vなど)の電動工具やバッテリーとは互換性はありません。

また、その他のマキタ製品と使い回すことで、通常よりもバッテリーの使用頻度が高くなりますので、バッテリー寿命が早くなるデメリットにも注意が必要です。

BY001GZと他社製電動アシスト自転車の違いは?

マキタの電動アシスト自転車は、他社と比較しても少し高めに設定されています。

また普段遣いできるような見た目と異なり、マキタの電動アシスト自転車はやや無骨・タフさが売り。

では他社と比較し、どういった点で違いがあるのでしょうか。

他社製品には無いBY001GZの強み

マキタの電動アシスト自転車と他社製品を比較するといくつかの強みが見えてきますが、その中でもバッテリー性能に両者の決定的な差があると感じます。

BY001GZが採用している40Vmaxバッテリーはハイパワーな性能部分が注目されがちですが、実はリチウムイオンバッテリー最大の弱点である「バッテリーの劣化」を極力抑える仕組みが存在します。

マキタの40Vmaxバッテリーの機能として、「最適給電の機能」と「最適充電機能」という仕組みがあり、これらの機能はバッテリーの保護に役立ちます。

仕組みとしては、バッテリーと充電器に搭載されたICチップが通信をおこなうことで、バッテリーの使用状況に応じた充電方法を自動で選んでくれ、バッテリーの劣化を防ぐというものです。

これにより、リチウムイオンバッテリーの過充電による劣化やバッテリー温度が高くなることで生じる劣化を防ぐことが可能になり、結果的に、一般的なリチウムイオンバッテリーよりも長く使用することが可能になります。

そのメリットこそがBY001GZが他社製品よりも優れている点であり、他社製品には無い、BY001GZ独自の強みだといえます。

長く使い続けることを前提に考える電動アシスト自転車において、このメリットはとても魅力的であり、導入費用こそ高めですが、長い目で見ればBY001GZを選ぶ方がメリットも多いかもしれません。

マキタの電動アシスト自転車の弱み

マキタの電動アシスト自転車、BY001GZの弱みも考慮されるべき点があります。

まず価格です。マキタの電動アシスト自転車は、税込みで32万7800円(※本体のみ/バッテリ・充電器別売)という比較的高価な価格帯に位置しています。

一般の電動自転車と比較してもかなり高価な部類になっており、予算が制約されているユーザーにはハードルとなる場合もあるでしょう。

また想定しているユーザーは、おもに工場や建設現場、農業のプロユーザーです。

一般の自転車利用者や趣味で自転車を楽しむ層には、過剰な機能や価格がハードルとなるかもしれません。

上記の要素は、個々のユーザーニーズや用途によって問題にならない場合もあります。

そのためあくまで参考とし、実際の利用を想定した上で購入を検討してみると良いでしょう。

マキタの電動アシスト自転車はどんな人向け?

マキタの電動アシスト自転車は、おもに現場の職人や建築フィールド、農道といった、さまざまな現場で働くプロフェッショナルなユーザーを対象としています。

そのためマキタは乗降性、乗り心地、耐久性にこだわり、現場での利便性を最大化しました。工場や建設現場、農業といったフィールドでの利用を想定しています。

また、ホイールサイズは24インチと、やや小さめに設定されているのが特徴です。

このサイズにより全体の車高を低くし、トップチューブがないデザインとなっています。乗り降りがストレスなく行え、現場服でもラクに利用できるでしょう。

また、バッテリーはマキタの40Vmaxリチウムイオンバッテリーを使用していますので、ほかの電動工具や製品とバッテリーを共有したい方にもオススメです。

まとめ

今回はマキタの電動自転車(BY001GZ)について、スペック詳細などを中心に解説してきました。

その他のマキタ製品や電動工具についての知識は、まだまだ知っておくことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。