マキタの充電式電子レンジ MW001GZについて解説します
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2023年3月、マキタからまたユニークな製品が発売されました。
それは、充電式の電子レンジ。
マキタの充電式の電子レンジ「MW001GZ」は持ち運びができ、またリチウムイオンバッテリーで稼働するため、場所を選ばず使用することができ、キャンプや現場仕事はもちろん、災害時にも活躍する優れものです。
ではこの充電式電子レンジ、どういった特徴があるのでしょうか。それぞれの主要機能も含めて解説していきます。
充電式電子レンジ「MW001GZ」の特徴について
マキタが新たに発売した充電式電子レンジ「MW001GZ」は、携帯性や持ち運びに重きを置いた電子レンジです。
40Vmaxリチウムイオンバッテリーで駆動し、出力モードとして500Wまたは350Wを選択することができます。
満充電のバッテリー2個を装着すれば、冷蔵弁当を約11回、200mlの飲み物を約20回前後、温めることが可能とされています。
また折りたためる大型ハンドルと別売りのショルダーベルトを活用すれば、自宅や車から運び出す際にもスムーズに行え、一般的な電子レンジと比べても携行性に優れているのも魅力のひとつです。
さらに、USBポートも備えていますので、スマートフォンなどの小型電子機器類の充電も可能になっています。
独立したラインナップではなく、マキタの40Vmaxシリーズに位置していますので、同バッテリーさえ所有していれば40Vmaxシリーズの電動工具とも互換性がありますので、使い回しながらの仕様も可能です。
「MW001GZ」の具体的な利用シーン
「MW001GZ」は場所を選ばず使用できる電子レンジですので、外作業などと相性が良く、とくに建築や建設現場といった現場での利用を想定して作られています。
たとえば、現場での昼食や休憩時に弁当や飲み物を温めることができるので、冬場の過酷な現場では重宝されます。
さらに、災害時やアウトドア活動にも役立つことからプロユーザーだけではなく、DIYやキャンプを趣味としている一般のユーザーからも高い注目を浴びているようです。
マキタは40Vmaxシリーズにおいて、電動アシスト自転車やケトル、空気入れ、ラジオといったユニークな商品も提供していますので、今後、40Vmaxシリーズの購入を検討する方は、さらに増えていくと予想されています。
充電式電子レンジの主要機能について
マキタの充電式電子レンジ、MW001Gの特徴は以下のとおりです。
携帯性に優れたバッテリー駆動の電子レンジ
マキタのMW001G電子レンジは、同社の「40Vmaxリチウムイオンバッテリー」を使用して動作します。
このバッテリーは高いエネルギー密度を持っており、電子レンジを非常に効率よく駆動可能。AC電源が不要なため、屋外や移動中でも利用できます。
40Vmaxシリーズならバッテリーの使い回しが可能
この電子レンジは、40Vmaxシリーズで利用できるリチウムイオンバッテリーを採用しています。
そのため、同シリーズの工具や製品ならバッテリーの使い回しが可能で、導入コストや管理コストを抑えることが可能です。
また、MW001Gは最大で2個のバッテリーを同時に装着できますので、8.0Ahタイプのバッテリーを2個使用すれば長時間の稼働も行える点も魅力的なポイントです。
安全機能
携帯性の高い製品ですので、使用時の安全性にも強いこだわりが見えます。
万が一、製品が傾いたり転倒したりした場合は、自動的に電子レンジの動作を停止させる機能が搭載されており、また、取り忘れ防止機能も搭載されており、さらにはスイッチの切り忘れもにも対策した仕組みも取り入れられています。
使用できるバッテリーの種類とバッテリーごとの動作時間
マキタの充電式電子レンジ、MW001Gの使用バッテリーとバッテリーごとの動作回数に関する情報も押さえておきましょう。
MW001Gは、最大で2個のバッテリーを同時に装着できます。
1個のバッテリー(8.0Ahタイプ「BL4080F」バッテリー)を使用した場合は冷蔵弁当を約11回温め可能で、200mlの飲みものだと、約20回前後温めることが可能とされています。
また、2個のバッテリー(BL4080Fx2本装着時)を使用した場合なら、出力500Wで約35分間の過熱が可能です。
ちなみに、1充電で設定可能な温め時間は10秒~20分まで設定することが可能で、10秒刻みで調整することができます。
ただし、出力500Wの場合は約8分後に自動で350Wへ切り替わる仕様となっていますので、その点には注意が必要です。
詳細な動作時間とバッテリーに関しては、下記の表も参考にしてください。
装着バッテリ |
出力350W |
出力500W |
BL4025x2本 |
約14分 |
約8分 |
BL4040x2本 |
約21分 |
約15分 |
BL4050Fx2本 |
約30分 |
約22分 |
BL4080Fx2本 |
約48分 |
約35分 |
PDC1200 |
約1時間53分 |
約1時間24分 |
バッテリーの種類と使用方法によって、MW001Gの動作回数や使用時間を調整できます。
充電式電子レンジの強みと弱み
充電式電子レンジは、その携帯性が非常に便利です。電源が独立しているため、どこに持ち運んでも使えます。
では充電式電子レンジの強みと弱みを見た際、どういったポイントが焦点になるでしょうか。
それぞれ詳しく解説していきますので、購入前の参考にしてください。
強み
充電式電子レンジのおもな強みは、携帯できる点です。なかなか携帯できる電子レンジは他社になく、意外性から度肝を抜かれたユーザーもいらっしゃるでしょう。
まずポータビリティ性は第一に挙げられるメリットです。
電源コードに頼らず動作するため、どこでも持ち運びやすく、屋外での使用や場所の制約を気にせず利用できます。
今まで使えなかったキャンプやアウトドア活動、建設現場でとくに便利。
さらに充電式電子レンジは、災害時や緊急時にとても役立ちます。停電時でもバッテリー駆動で動作するため、食事の温めが可能です。
緊急時の備えとして、1つ持っておくと安心でしょう。
またほかの便利な機能も備えているので、複合的にメリットが享受できる点も重要です。
例えばUSBポートを使い、ほかのデバイスを充電できる点。ここ最近では、USBを介してあらゆるデバイスが充電できるようになりましたよね。
さまざまな用途に適した多機能なツールとして、非常に話題です。
バッテリーの拡張性も大きな利点と言えるでしょう。マキタ製品は同シリーズのバッテリーを使用して動作時間を延長できます。
少し物足りないかな、と思う方にも長時間の使用が可能です。
また作業現場での利用にも最適。建設現場や作業現場での昼食時に、温かい食事を調理できます。労働者の快適性や、作業の効率性向上も期待できるでしょう。
上記の要因から、充電式電子レンジはアウトドア活動や災害時の備え、作業現場での利用、移動中の利便性に優れています。
さまざまな状況で非常に便利かつ、役立つツールとして高く評価されている状態です。
弱み
充電式電子レンジは便利なツールである一方、弱点も一部存在します。
まずバッテリー寿命と充電時間は、バッテリーを使用する以上避けられない問題といえるでしょう。充電式電子レンジはバッテリーで動作するため、バッテリーの寿命が制約要因となります。
例えば他機種で使い古しているバッテリーは動作時間が短くなり、バッテリーの充電に時間がかかるケースも。長時間の使用を必要とする場合、バッテリーの交換や追加のバッテリーが必要になるかもしれません。
次に出力制限があります。充電式電子レンジの出力は通常、家庭用の電子レンジよりも低いです。やはり出力が低いのは、バッテリーの容量や充電制約に起因してしまいます。
高出力で長時間の調理が必要な場合、通常の電子レンジよりも時間がかかることを念頭に置きましょう。
価格も考慮すべき要因です。充電式電子レンジはあらゆる点から考えても、通常の電子レンジより高価となってしまいます。
バッテリー技術と特別な設計、需要と原材料の高騰が要因となっているでしょう。初期コストが高い以上、予算に制約のあるユーザーからすると魅力的ではない場合があります。
重さとサイズも問題となるかもしれません。バッテリーを含む充電式電子レンジは、通常の電子レンジよりも重く大きいです。(機種による)
持ち運びや収納に制約がある場合だと、携帯性に欠ける可能性があるのを考慮しておきましょう。
また充電式電子レンジを使用するには、適切な充電環境が必要です。電力が届かない現場で長期間作動させる際、バッテリーの充電に困難が伴うかもしれません。
環境への影響も考慮すべき要因です。充電式バッテリーの製造と廃棄には、環境への影響が考えられるでしょう。
とはいえマキタ製品はリサイクルが適切に行われるため、廃棄物としての問題は適切に処分すれば問題ありません。
上記の弱点は、充電式電子レンジの使用ケースやユーザーのニーズに依存します。
充電式電子レンジは特定の状況や環境に適している一方で、他の場面では制約があります。強みだけではなく弱みも考慮し、適切に活用しましょう。
まとめ
今回はマキタの充電式電子レンジ MW001GZについて、スペックや特徴などを解説してきました。
マキタ製品や電動工具については、まだまだ知っておきたい知識がたくさんあります。
ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。
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