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MAX エアーコンプレッサー(1310Eと1270E)の違いについて解説します

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MAXはオフィス用品や、建築工具を販売しているメーカーですが、もっとも有名な製品としては、やはりエア工具に関わる製品だと思います。

そして、数ある製品の中でも多くの方が気になっているのが、エアーコンプレッサーに関する情報ではないでしょうか。

ということで今回は、MAXのエアーコンプレッサーの「AK-1310Eシリーズ」と「AK-1270E3シリーズ」の仕様や付属品、性能面での違いなどを中心に解説していきたいと思います。

1310Eシリーズと1270E3シリーズとで迷われているいる方、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。

MAX エアーコンプレッサー(1310Eと1270E)の仕様の違い

さっそく結論からお伝えすると、1310Eシリーズと1270E3シリーズとでは、基本的な仕様は、ほとんど変わりません。

まずは両機種の一致している仕様の項目を下記にまとめましたので、ご覧ください。

  • 一般圧と高圧の兼用(エア取り出し口は各2個)
  • タンク容量11L、タンク内の最高圧力は45気圧
  • オプション品の3連タンクを装着すればタンク容量が27Lまで拡張する
  • 3段階の運転モードを切り替えて使える(ハイパワーモードとAIモード、静音モード)
  • 圧力の制御範囲は約2.5MPa~約4.4MPa
  • Bluetooth通信を使えばスマートフォンで操作できる
  • ブラシレスモーター搭載

では、1310Eシリーズと1270E3シリーズとで何が違うのでしょうか。

その答えは出力値に隠されていました。

 

1310Eのモーターは出力が1300Wであるのにたいして、1270E3は1200Wとなっています。

ですので、出力を気にする必要がある作業をされる方は、作業用途にあった出力の方を選び、100Wの差ならとくに気にしない方であれば、価格などの違いを判断基準にされる方が失敗が少ないと思います。

MAX エアーコンプレッサー(1310Eと1270E)の付属品の違い

1310Eシリーズと1270E3シリーズの付属品の違いとしては、装着できる3連タンク(オプション品)が異なる点が挙げられます。

  • 1310E用は脱着式3連タンクAK-T16
  • 1270E3用は空気タンクユニットAK70622

どちらの3連タンクも容量が16Lですので、装着後は27Lになります。ただし、1270E3用の空気タンクユニットを装着する際は接続キットが必要ですので注意してください。

とはいえメーカーに依頼して脱着する必要があり、「こまめに脱着する」というようなオプションではありません。脱着のたびに工賃が必要ですし、1310E用の3連タンクは本体価格が高額でも、接続キットや工費が不要となっていますので、使い方によっては1310Eの購入がオススメな場合もあります。

MAX エアーコンプレッサー(1310Eと1270E)とで何が大きく変わったのか?

1310Eシリーズと1270E3シリーズは、運転モードの種類が同じでも1分間に作り出せる圧縮空気の量(吐出量)や回転速度が異なります。

吐出量と回転速度の最大値は、以下の通りです。

  • ハイパワーモードの吐出量は1310Eが97L/min、1270E3は90L/min(回転速度は1310Eが2,450回転/分、1270E3は3,400回転/分)
  • AIモードの吐出量は、1310Eが97L/minで1270E3は80L/min(どちらも回転速度は2,450回転/分)
  • 静音モードの吐出量は1310Eが52L/min、1270E3は50L/min(回転速度は1310Eが1,400回転/分、1270E3は1,600回転/分)

上記に記載している吐出量は測定値です。

※吐出量には計算で導き出した理論値と、実際に測った測定値があります。

今買うなら310Eと1270E、どっちがおすすめ?

1310Eシリーズと1270E3シリーズは、性能や機能が非常に似ています。そのためどちらの機種を購入するか悩んでいる方もいると思います。

ここでは両機種を比較した結果のおすすめモデルや、両機種の相違点をまとめてお伝えします。

おすすめの機種とその理由

1310Eシリーズと1270E3シリーズから購入する機種を選ぶなら、おすすめなのは1310Eシリーズです。

両機種は性能や機能が似ていても、エネルギー効率に差があります。

回転速度が最大2,450回転/分の場合で比較すると、吐出量の違いがわかりやすいです。

  • 1310Eは吐出量の測定値が97L/min
  • 1270E3は吐出量の測定値が80L/min

上記の比較により、同じ回転速度でも1310Eは多く吐出できていることがわかります。

吐出量は1分間に作り出せる圧縮空気の量を表しているので、吐出量の多い機種ほど圧縮空気をためる時間が短いです。

そのため吐出量の多い1310Eは、1270E3よりも連続した作業をスピーディーに行えます。

また1310Eは回転速度を抑えた状態でハイパワーに使えるため、高音域の動作音も静かです。

パワーモード運転時は62dB、静音モード運転時なら55dBで作業できます。騒音の目安は50dBが小さな声程度、60dBは普通の会話程度です。

使用場所で考える場合

1310Eシリーズはパワーモード運転時でも動作音が控えめなため、マンションやビル内での使用にも向いています。

また1310Eシリーズは横向き形状なので、人数が多い現場での使用にもおすすめです。

横向き形状の機種には、以下のメリットがあります。

  • 壁に沿わせた設置が可能
  • 持ち運ぶ姿勢のまま壁際に置ける
  • 出入口付近の壁際に置いても、作業動線の邪魔になりにくい

1310Eシリーズは、横方向にエア取り出し口や操作パネルがついています。持ち運ぶ姿勢のまま壁際に設置すれば、壁に沿わせた状態のまま操作や作業が可能です。

ただし本体に繋いだエアホースが手前に伸びるので、出入口付近で使用する際は動線を邪魔する可能性があります。

そのためコンパクトサイズの玄関が多い、建売住宅やアパートでの使用には注意が必要です。狭いスペースでの使用が多いなら、1270E3シリーズのほうが扱いやすい場合もあります。

形状によって使い勝手が異なるので、使用環境に合わせて機種を選びましょう。

1310Eの差別化ポイント

1310Eシリーズと1270E3シリーズの大きな違いは、以下の5点です。

  • 吐出量とエネルギー効率(1310Eのほうが優れている)
  • 形状(1310Eが横向きで1270E3は縦向き)
  • 操作パネル(1310Eのほうが使いやすい)
  • オプション品の3連タンク(1310E用は脱着が容易)
  • 発売時期(1310Eが最新モデル)

1310Eは最新の操作パネルを搭載しているため、扱いやすさが向上しています。また、タンク内圧のデジタル表示は両機種ともにエラーや電圧警告、オーバーヒート表示機能も付いています。

それから、デジタル表示のパネルが3か所に増えており、取出圧力もデジタルで表示できます。あとは、お知らせ用のLEDも、1310Eには防犯アラームとブレーカー落ち軽減の表示が増えました。

オプション品も扱いやすい最新のパーツを使えるため、両機種の購入で悩んでいる方でしたら、1310Eの方がメリットも多いかもしれません。

まとめ

今回は、MAXのエアーコンプレッサーの「AK-1310Eシリーズ」と「AK-1270E3シリーズ」の仕様や付属品、性能面での違いなどを中心に解説してきました。

エアーコンプレッサーについては、まだまだ知っておきたいことがあります。

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