一人暮らしはレンタルと購入、どっちがお得?家電レンタルサービスのデメリットも調査
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ハンズクラフト西日本最大級の工具専門リユースショップです。
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就職や転勤、入学など、様々な理由で一人暮らしをスタートさせる場合、お部屋探しと並行して行う必要があるのが、家具や家電などの様々な家財を集めることだと思います。
そんなとき、ふとこんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。
「家電のレンタルサービスって便利そうだよな」
家電のレンタルサービスは賢く使うと、最新モデルを試しに使ってみることができますのでお得ですが、状況によっては、思わぬトラブルや気付かないデメリットに悩むことになります。
ということで今回は、一人暮らしを始めるなら「家電はレンタルと購入、どっちがお得なのか?」というテーマについて解説していきたいと思います。
また、家電レンタルサービスについて、メリットやデメリットも解説していきますので、これから単身でお引越しをされる予定がある方は、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。
家電レンタルサービスのメリットとデメリット
一人暮らしを始める際、家電の購入には大きな初期費用がかかります。そこで注目されているのが「家電レンタルサービス」です。
とはいえこのサービス、良い面は分かるけど…悪い面はどんなものがあるの?と疑問に思うかもしれません。
ここでは家電レンタルサービスのメリットとデメリットについて、詳しくまとめました。
メリット
家電レンタルサービスを利用する際のメリットは、大きく分けて以下5つです。
- 初期費用の大幅な削減
- 設置・配送の手間が省ける
- 故障時の安心サポート
- 処分の手間と費用が不要
- 柔軟な利用が可能
冷蔵庫や洗濯機を始めとする生活必需品の購入は、数十万円の費用がかかってしまいますよね。しかしレンタルなら、月額数千円程度で利用できます。
とくに2年以内の利用であれば、多くの場合購入よりもレンタルのほうが経済的です。
専門スタッフが配送から組み立て、設置まで一括して行ってくれるため、自分で手間をかける必要がありません。
引っ越し時も新居まで家電を届けてくれるので、すぐに利用を開始できます。
レンタル期間中も、故障した場合の修理や交換が無料。自然故障の場合は修理費用がかからず、代替品の提供も受けられます。
突発的な出費を抑えられるので、すぐ購入しなきゃいけない!といった心理的な圧迫もありません。
契約終了時は業者が回収に来てくれるので、廃棄やリサイクル料金といった処分費用が不要です。
梱包材や廃棄物も業者が回収するため、ゴミの処理に悩む必要もないのは嬉しいポイント。
1カ月単位で利用できるサービスがほとんどであり、必要な期間だけ家電を使用できます。
またセットプランを利用すれば家電選びの手間を省けて、生活に必要な家電をまとめて揃えられるでしょう。
デメリット
もっとも大きなデメリットは、長期で利用する際のコスト面です。3年以上の利用になると、購入した場合と比べて総額が割高になります。
※例えば月額2,000円程度の冷蔵庫を3年間レンタルすると、7万円以上の支払いとなるでしょう。7万円あれば新品冷蔵庫を購入できます。
商品選択の自由度が低いことも見逃せない問題です。
レンタル商品は中古品が中心となるため、最新モデルや特定のメーカー、こだわりの機能を持つ製品を選びにくい状況があります。
また在庫状況によっては、希望する商品が用意できないケースも。
契約面での制約も重要な考慮点です。多くのレンタルサービスでは最低利用期間が設定されており、中途解約時には違約金が発生します。
ほかにも当初の契約期間を超えて利用を継続する場合、追加料金が発生することもあるでしょう。
故障時の対応にも注意が必要です。無償修理や交換のサービスがあっても、代替機の手配がスムーズにいかないタイミングがあります。
また修理や交換の依頼手続きに時間がかかることもあり、その間家電が使えない不便が生じることも。
返却時のリスクも考慮すべき点です。通常の使用による劣化は許容されますが、傷や破損がある場合は買取を求められる場合もあります。
こういったデメリットは、とくに長期での利用を考えている場合は慎重に検討しなくてはなりません。
ただし短期間の利用や一時的な需要だと、デメリットの影響は比較的小さくなるでしょう。
家電は購入とレンタル、どっちがお得?
一人暮らしを始める際、家電を購入したほうが良いのかレンタルしたほうが良いのか。どちらにすればよいのか悩まれる方も多いはずです。
本項目では具体的に短期利用、長期利用の視点からお得さをまとめました。
どちらにすればよいのか悩まれる方は、ぜひシミュレーションとして参考にしてください。
短期利用(1~2年)の場合
短期間の利用では、家電レンタルサービスの利用が圧倒的に経済的です。例えば一般的な一人暮らし向けの、
- 冷蔵庫(2ドア・200L程度)
- 洗濯機(5kg程度)
- 電子レンジ
上記の3点セットで比較してみましょう。
■購入した場合
- 冷蔵庫:3万円前後
- 洗濯機:2万円前後
- 電子レンジ:1万円前後
合計で約6万円の初期投資が必要です。さらに配送料や設置工事費用として、5,000円から1万円程度が追加で必要となります。
一方でレンタルの場合、同じ3点セットで月額2,500円から3,000円程度。1年間で約3万円から3万6,000円程度で済みます。
配送・設置費用も基本的に月額料金へ含まれているため、追加費用を心配する必要がありません。
また1~2年の利用であれば、家電の経年劣化による故障リスクも低いです。
レンタルサービスに含まれる無料修理や、交換サービスのメリットを最大限活用できるでしょう。
引っ越しが予定されている場合も、レンタル会社が新居への移動を担当してくれます。手間と費用を大幅に節約できるはずです。
長期利用(3年以上)の場合
3年以上の長期利用では、家電の購入が経済的に有利となります。具体的な数字で見ていきましょう。
家電レンタルサービスを3年間利用した場合で考えてみます。
先ほどの3点セットで月額2,500円から3,000円として計算すると、3年間で約9万円から10万8,000円の支払いです。
この支払いに対し、購入の場合は初期費用の約7万円(商品代金と設置費用含む)のみで済みます。
さらに長期の利用となれば、この差はより顕著に。5年利用の場合、レンタルでは約15万円から18万円の支払いです。購入との差額が8万円以上開いてしまいます。
また購入した家電は適切なメンテナンスを行えば、5年以上の使用も問題ありません。実質的なコストパフォーマンスはさらに向上します。
ただし購入の場合は、以下の点も考慮したほうがよいでしょう。
- 故障時の修理費用は自己負担
- 引っ越し時の運搬費用が必要
- 将来的な処分時のリサイクル料金が発生
とはいえ追加費用を考慮しても、3年以上の利用であれば購入のほうが総合的に見て経済的です。
購入であれば好みの機種を選べる自由度の高さも、大きなメリットとなります。
購入するかレンタルするかの判断基準について
一人暮らしを始める方や家電の購入を検討している方に向けて、シンプルな判断基準をまとめました。
■レンタルサービスを利用する方がいい場合
一人暮らしを始めたばかりの方や、以下の条件に当てはまる方は、レンタルサービスの利用がおすすめです。
- 利用期間が1~2年と比較的短い予定の場合
- 初期費用を抑えて、月々の支払いに分散したい方
- 家電の修理や処分の手間を避けたい方
- 一時的な仮住まいでの利用を考えている方
■購入する方が良い場合
以下のような方は、家電の購入を検討することをおすすめします。
- 特定のメーカーや機能にこだわりがある場合
- 中古品を使用したくない場合
- 月々の支払いを気にせず、自分のペースで使いたい場合
- 数年以内に引っ越しの予定がない場合
家電レンタルサービスを利用する場合の注意点
家電レンタルサービスは便利なサービスですが、利用する際にはいくつかの注意点があります。
契約内容の確認から商品の取り扱い、返却時の手続きまで、事前に把握しておくべきポイントをしっかり理解しておきましょう。
そうすればトラブルのない、快適なレンタル生活を送れるはずです。
契約に関する注意点
家電レンタルサービスを利用する際、まず契約期間と解約条件を慎重に確認しておいたほうが良いでしょう。
多くのサービスでは6ヶ月や1年の最低利用期間が設定されており、その期間内での解約には違約金が発生します。
また契約更新のタイミングや手続き方法も、事前に把握しておくことが重要です。
料金面では、月額料金以外の費用にも注意しなくてはなりません。
初期費用として配送料や設置工事費が必要になることもあり、契約期間を超えて利用する場合は延長料金が発生します。
また保証金や預り金が必要なサービスもあるため、契約前に総額でいくらかかるのか確認&計算しておくと安心です。
契約書の内容は必ず目を通しましょう。とくに保証内容の範囲や商品の取り扱い規約、免責事項はトラブル防止につながります。
面倒でも目を通しておくだけで、いざというときに役立つはずです。
商品に関する注意点
家電レンタルサービスで提供される商品の多くは、すでに誰かが使っていた中古品です。
そのため商品が届いたら傷や汚れがないか、正常に動作するかを必ず確認しましょう。
とくに冷蔵庫や洗濯機は、到着後すぐに電源を入れて確認してみてください。(冷蔵庫は動かしたあと、すぐ電源を入れないでと指示があるかもしれません)
不具合を見つけた場合、24時間以内に報告すると無償交換に応じてくれる業者が多くなっています。
設置場所の確認も重要なポイントです。事前に部屋のサイズや設置スペースを測っておきましょう。
とくに冷蔵庫は大型家電のため、玄関や階段、廊下の幅を確認し、搬入経路に問題がないか確認しておくと安心です。
洗濯機を置くベランダの水道位置や、コンセントの位置も事前に確認しておけば、スムーズに搬入が進みます。
商品の仕様や機能についても、契約前によく確認するのがおすすめです。
レンタル商品は最新モデルではないことが多く、希望する機能が搭載されていない可能性もあります。
使用可能な付属品の種類や数も事前に確認し、必要な機能が満たされているか確かめましょう。
返却時の注意点
返却時のトラブルを避けるため、日ごろから商品は丁寧に扱うのが原則です。
通常使用による経年劣化は問題ありませんが、落下による破損や誤った使用方法による故障は補償の対象外となります。修理費用を請求される可能性もあるでしょう。
とくに冷蔵庫内部の傷や洗濯機の故障は、高額な修理費用が発生しやすいです。できるだけ気をつけて使用すると良いですね。
また返却の際は、契約時に受け取った付属品をすべて揃えなくてはなりません。
取扱説明書や電源コード、棚板やトレーといった付属品を紛失すると、買取費用を請求されることも。
そのため受け取り時に付属品リストを確認し、使用しない付属品は別途保管しておくのがおすすめです。
そして返却の手続きは余裕を持って行いましょう。多くのサービスでは、返却予定日の1週間から2週間前までに連絡する必要があります。
返却時の立ち会いが必要な場合もあるため、事前に手続き方法や必要な時間を確認しておくと安心です。
引っ越しで慌ただしい時期だからこそ、返却に関するトラブルは避けたいもの。計画的に進めるほうが良いでしょう。
家電レンタルサービスでのトラブル事例
家電レンタルサービスは便利な一方で、さまざまなトラブルが報告されています。
延長・返却時の手続きミスや、故障・破損時の補償範囲、引っ越し時の対応、契約更新時の料金変更…。
予期せぬトラブルを防ぐためにも、実際の事例から学んでおくことが重要です。ここではいくつか事例を解説し、4つの項目にまとめました。
事例1:延長手続きの遅れによるトラブル
「就職活動が予想以上に長引き、家電レンタルの契約期間を2ヶ月延長することにしました。契約終了の1週間前に延長を申し込んだところ、手続き期限は2週間前までと定められていたようです。緊急対応料として、5,000円の追加料金が発生してしまいました」
事例2:返却時の付属品トラブル
「1年間レンタルしていた冷蔵庫を返却する際、製氷皿と取扱説明書が見つかりませんでした。付属品リストの存在を忘れていたため、弁償代として合計6,000円を請求されることに。長期利用で付属品の管理が疎かになっていました」
延長手続きの遅れや付属品の紛失は、もっとも多く報告されているトラブルです。
とくに多くのレンタルサービスでは、延長申請は契約終了の2週間前までと定められています。ギリギリにならないよう気をつけましょう。
また付属品の紛失は、想像以上に高額な弁償費用が発生する可能性も多いです。
事例3:子供による破損事故
「小学生の子供が友達と遊んでいた際、誤ってボールを投げて冷蔵庫のドアに当ててしまいました。大きなへこみができ、修理費用として25,000円を請求されました。通常使用による故障は無償修理だと思っていましたが、過失による破損は対象外だったのです」
事例4:使用方法の誤りによる故障
「洗濯機で毛布を洗濯した際、容量オーバーで故障してしまいました。修理に来た業者から、この機種では毛布洗いは非推奨と説明を受けています。取扱説明書をきちんと確認していなかったため、修理費用15,000円を負担することになりました」
家電レンタルサービスでは、通常使用による故障は無償で修理や交換が可能です。しかし以下のケースは有償修理となります。
- 利用者の過失による破損
- 取扱説明書に反する使用方法での故障
- ペットによる破損
- 自然災害による故障
日ごろから気をつけて利用するほうが安心です。
事例5:エリア外への引っ越し
「急な転勤が決まり、契約期間半ばで東京から大阪への引っ越しをすることになりました。レンタル中の冷蔵庫を新居に持っていこうとしましたが、サービス対象エリア外とのことで持ち込みができず。6ヶ月分の違約金が発生してしまいました」
事例6:引っ越し時の商品破損
「アパートの引っ越しの際、業者に依頼せず友人と自分たちで洗濯機を移動しようとしました。階段で落としてしまい、大きな破損が発生。修理費用として35,000円を請求され、さらに休業補償として1週間分のレンタル料も請求されました」
引っ越しに関するトラブルは、予想以上に多く発生しています。特に多いのがサービス対象エリア外への引っ越しです。
レンタル会社によってサービス提供エリアが異なるため、引っ越し先での継続利用ができないケースが少なくありません。
その場合は契約の中途解約となり、残り期間に応じた違約金が発生することもあります。
事例7:更新手数料の発生
「1年間の契約期間が終わり、さらに1年延長することにしました。しかし更新時に、契約更新手数料として5,000円が必要だと知ることに。契約書の細かい部分まで確認していなかったため、予想外の出費となってしまいました」
事例8:更新時の料金プラン変更
「2年間使用していた冷蔵庫の契約を更新しようとしたところ、同じプランでの継続ができないと言われました。新しいプランでは月額料金が1,000円上がることになり、納得できないまま契約変更を受け入れることに」
契約更新時のトラブルは、おもに料金面での認識違いから発生しています。
多くのレンタルサービスでは契約更新時に手数料が発生したり、料金プランが変更されたりすることが多いです。
とくに長期利用の場合、市場価格の変動や物価上昇を理由に、料金プランが見直されることも。
また更新手続きの期限を過ぎてしまうと自動更新される場合や、逆に契約が終了してしまうケースもあります。
更新時期が近づいても案内を通知してくれないケースもあり、利用者側で更新時期を把握しておかなくてはなりません。
一人暮らしで家電レンタルサービスを利用するデメリット
一人暮らしを始める際、家電レンタルサービスは初期費用を抑えられる便利なサービスとして注目されています。
しかし長期利用時のコスト高や商品選択の制限、契約上の制約と、いくつかの注意すべき点があるでしょう。
ここでは一人暮らしで家電レンタルサービスを利用する際のデメリットについて、詳しくまとめました。
費用面のデメリット
長期利用の場合、購入よりも総額で割高になることが多いのは最大のデメリットです。
例えば月額2,000円の冷蔵庫を3年間レンタルすると、72,000円。新品で購入する場合の5〜10万円と比較しても、決して経済的とは言えません。
また契約更新時の手数料や故障時の修理費用と、予期せぬ出費が発生する可能性もあります。
商品選択の制限
レンタル商品は中古品が中心となるため、商品選択の自由度が低いことも大きな課題です。
最新モデルや人気機種は品揃えが少なく、希望する機能やデザインの商品を選べないことも多くあります。
また使用感のある商品を使用するため、清潔感や性能面で不安を感じる可能性もあるでしょう。
契約上の制約
契約期間や解約条件の制約が多いことも見逃せません。多くのサービスでは最低利用期間が設定されており、途中解約時には違約金が発生します。
また引っ越しで住所が変更になった場合、サービス対象外のエリアでは継続利用ができないケースも見られました。
手続きの煩雑さ
契約更新や返却時の手続きが煩雑で、時間と手間がかかることも大きなデメリットです。
とくに返却時は商品の状態チェックが厳密に行われ、傷や破損がある場合は修理費用を請求されることがあります。
また付属品の管理も必要で、紛失した場合は弁償費用が発生する可能性も。
こういったデメリットは、とくに長期での利用を考えているなら慎重に検討しなくてはなりません。
短期間の利用であればデメリットの影響は比較的小さくなるものの、長期的な視点では購入を検討するほうが賢明です。
まとめ
今回は、一人暮らしを始めるなら「家電はレンタルと購入、どっちがお得なのか?」というテーマについて解説していきました。
この他にも家電製品にまつわる知っておきたい知識は、まだまだあります。
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