炊飯器が安い時期はいつ？買い替え時期や目安について解説します　

様々な商品を自宅で簡単に購入することができ、場合によってはお店で購入するよりも安く購入できるため、最近では家電製品もネットで購入する方が増えてきました。

しかし、洗濯機や冷蔵庫など長期間にわたり使用する家電製品は、実物を見ずに購入すると『失敗した』と後悔するケースも多く、お店で少しでも安く購入できないか探されている方もいるのではないでしょうか。

実は、家電製品は購入時期によってお得に購入できる季節が決まっています。

それは炊飯器も例外ではなく、「新製品の発売時期」「決算セール」「ボーナス商戦」「年末年始セール」などは、特にお得に購入できます。

ということで今回は、「炊飯器の安い時期」や「炊飯器を買い替えるならいつがお得なのか？」について解説していきたいと思います。

これから炊飯器の購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。

炊飯器が安くなりやすい時期はいつ？

炊飯器を購入したいと思ったとき、いつ買うのがお得なのか迷うことがあるかもしれません。実は、炊飯器には値下げされやすい時期があります。

• 新製品の発売時期
• 決算セール
• ボーナス商戦
• 年末年始セール

上記のようにタイミングを押さえれば、同じ商品をより安く手に入れられるでしょう。それぞれの特徴について、詳しくまとめました。

新型が発売される時期

炊飯器の新製品が発売される時期は、旧型製品が安くなります。新製品は夏から秋にかけて、集中的に発売されていく傾向です。

主要メーカーから、新製品が発売される時期を見ていきましょう。

• 象印：6月～7月頃
• タイガー：8月頃
• パナソニック：7月～9月頃

ちなみにこの時期設定は、明確な理由があります。理由は新米の出回る秋に向けて新製品を投入することで、消費者の購買意欲を高める狙いがあるのです。

またこの新製品発売に伴い、旧モデルは7～8月頃から値下げを開始。在庫処分セールの対象となるタイミングが多くなります。

決算セール月

家電量販店の決算セールも、炊飯器を安く購入するタイミングです。店舗によって実施時期が異なるので注意しましょう。

主要な家電量販店の決算セール時期は以下のとおりです。

3月と9月が決算月の家電量販店

• ヨドバシカメラ：3月（総決算）、9月（中間決算）
• ケーズデンキ：3月（総決算）、9月（中間決算）
• ヤマダ電機：3月（総決算）、9月（中間決算）
• ノジマ：3月（総決算）、9月（中間決算）
• ジョーシン：3月（総決算）、9月（中間決算）

その他の時期グループ

• ビックカメラ：8月（総決算）、2月（中間決算）
• コジマ：8月（総決算）、2月（中間決算）
• ベスト電器：2月（総決算）、8月（中間決算）

家電量販店の決算セール時期は、いくつかの違いと特徴があります。まず総決算セールは中間決算セールと比べて、割引率が大きくなる傾向です。

セールの開始時期は実際の決算月よりも、1ヶ月以上前から始まる家電量販店も多め。お得な買い物のチャンスは、実は長期間続きます。

とくに3月の総決算セールは狙い目です。新生活シーズンと重なることから、家電量販店各社が競って大きな値引きを実施してくれるでしょう。

ボーナス月

ボーナス支給時期も、実は炊飯器を安く買えるタイミングです。時期は年2回、6月末と12月初旬が一般的。

この時期は消費者の購買意欲が高まることから、家電量販店では積極的にセールを実施します。

夏のボーナス期（6～7月）

新製品の発表前と重なるため、1年前に発売されたモデルがとくに安くなります。傾向を見ると、高グレード機種が安くなりやすい傾向です。

冬のボーナス期（12月）

その年に発売された新製品が少しずつ値下がりする時期です。年末年始セールと重なるので、より大きな値引きが期待できるでしょう。

この時期は中～低グレードの機種が安くなりやすい傾向があります。

なおボーナス時期のセールでは、店舗によってポイントアップキャンペーン・金利優遇ローンといった特典も用意されやすいです。

ただし購買意欲が高まっている時期でもあるため、価格の妥当性は冷静に判断しなくてはなりません。

年末年始

年末年始はあちこちで開催されるように、非常に安くなりやすいタイミングです。

2024年末から2025年の年始にかけての家電セールを見てみましょう。

年末セール

• 楽天市場：12月19日～26日の大感謝祭
• エディオン：12月29日まで歳末セール
• ヤマダ電機：12月21日～31日まで年末大還元セール

年始セール

• Amazon：1月3日～7日まで初売りセール
• ヨドバシカメラ、ケーズデンキ：1月2日～5日まで初売り
• ヤマダ電機：1月2日〜10日まで初売り

年末年始のセールではチラシ掲載の台数限定目玉商品や福袋商品、日替わり特価品がおもな値引き対象となります。

目玉商品はインターネット最安値以下になることもありますが、台数無制限の商品は値引き率が3%程度と比較的小さめです。

とくに12月30日から31日は来店客が少なく、店員とゆっくり相談できる時期でしょう。

ただし目玉商品は早朝から整理券が必要で、人気商品は早期に売り切れる可能性も。事前にチラシやネット情報の確認を行っておくと安心です。

炊飯器が高くなりやすい時期について

炊飯器の価格が高くなる時期は、以下のとおりです。特徴とともに紹介します。

新製品発売直後（6月～9月）

新製品が発売された直後は、販売店も積極的な販売促進を行っています。しかし定価での販売が一般的で、値引きはほとんどありません。

最上位モデルは6月頃から発売され、その後に下位モデルが順次発売されていきます。

需要が高まる時期（10月～11月）

新米の収穫時期に合わせて、炊飯器の需要が高まります。

※価格.comのデータによると、11月からアクセス数のピークが急激です。年末年始まで需要が継続していました。

需要が高まるため、新製品の値引き幅が小さくなる傾向にあります。

在庫が減少する時期（5月～6月）

この時期は前年モデルの在庫が少なくなってくる時期です。在庫減少に伴い、最安価格がじわじわと上がっていく傾向があります。

例えば象印の「炎舞炊き NW-FA10」は、5～6月の底値が約7万円。しかし8月には7.4万円程度まで価格が上昇しました。

狙っている商品があれば、タイミングを見て早い段階で購入するのがおすすめです。

炊飯器の買い替え時期の目安は？

炊飯器の買い替え時期は、使用状況や管理状態によって大きく異なります。そのため一般的な目安についてご紹介しましょう。

炊飯器の平均的な寿命について

炊飯器の平均寿命は3～6年とされています。ただし丁寧に使用すれば、10年以上使っても問題ない場合があるでしょう。

逆に買い替えを検討すべき状況は、どんなタイミングでしょうか？

• 購入から6年以上経過している場合（メーカーの部品保有期間を超過）
• 内釜のコーティングが剥がれ始めた
• 炊いたご飯の味や品質が落ちてきた
• 気になる臭いや音が発生するようになった

部品別の寿命目安も見てみましょう。

• 内釜：3～5年程度（高温・高圧による劣化が早い）
• 本体：6～10年程度

なおタイガー魔法瓶の調査によると、実際の使用状況では3人に1人が7年以上使用していたとのことです。

つまり約6割の人が「7～10年を適切な買い替え時期」と考えています。ただし省エネ性能や炊飯技術の進歩を考慮すると、3～5年での買い替えもおすすめです。

主要な家電量販店の決算セール時期はいつから？

実際に購入を検討した際、どの家電量販店で買おうか悩まれている方も多いでしょう。

行きつけの家電量販店や、近場・少しでも安いなら遠方…それぞれ選ぶ際の参考が欲しいはずです。

そこでこの項目では、主要な家電量販店のセール時期と特徴についてまとめました。

ヤマダ電機

ヤマダ電機の決算セールは年2回です。

中間決算セール

開催時期は7月末～10月上旬です。夏のボーナス商戦と重なり、新製品発売前の旧モデルがとくに安くなります。

総決算セール

開催時期は1月下旬～3月下旬。新生活シーズンと重なるため、大規模な在庫一掃セールが実施されます。

セールは決算月（3月・9月）より1ヶ月以上前から開始されることが多く、長期間にわたってお得です。

とくに総決算セールは店舗のほか、ヤマダウェブコムも要注目。在庫一掃大処分として、各店舗の在庫品を集めた大規模なセールが開催されます。

セール期間中は週替わりで特価商品が変更されるため、定期的にチェックしてみてください。

炊飯器は新製品発売時期（9月頃）の前後で、とくに値引き率が高くなる傾向です。

ケーズ電機

ケーズデンキの決算セールは、中間・総決算の年2回です。

中間決算セール

• 開催時期：8月末～9月末
• 特徴：夏のボーナス商戦と新製品発売時期が重なる（旧モデルの炊飯器が狙い目）

総決算セール

• 開催時期：2月中ごろ～3月末
• 特徴：新生活シーズンと重なり、大規模な在庫一掃セールを実施

セール期間中は「ケーズデンキの決算クーポン」や「あんしんパスポート10%引き」が同時に利用できます。

また公式オンラインショップ限定のお買い得商品も狙い目です。とくに総決算売り尽くしセールはおすすめ。

店舗での購入を検討する場合は、各店舗のWebチラシをチェックしましょう。より詳細な値引き情報を確認できます。

炊飯器は新製品発売時期（8～9月）の前後で、とくに値引き率が高くなる傾向です。

ノジマ電機

ノジマの決算セールは年2回実施されます。

中間決算セール

• 開催時期：9月上旬～10月上旬
• 特徴：夏のボーナス商戦と新製品発売時期が重なる（旧モデルの炊飯器が狙い目）

総決算セール

• 開催時期：1月下旬～3月下旬
• 特徴：新生活シーズンと重なり、在庫一掃セールを実施

セール期間中は、以下のような特典が利用できます。

• ノジマアプリ会員向けの特別クーポン
• ポイント還元キャンペーン
• 下取りサービス「下取りチェッカー」の利用

2025年は「2025年新生活応援セール」を1月17日から2月28日まで開催中です。

炊飯器は新製品発売時期（8～9月）の前後で、とくに値引き率が高くなる傾向にあります。

また店舗だけではなく、ノジマオンラインでも同時にセールが開催されるでしょう。オンラインショップもチェックするのがおすすめです。

コジマ電機

コジマの決算セールは年2回実施されます。期間は以下のとおりです。

中間決算セール

• 開催時期：1月中旬～2月末
• 特徴：新生活シーズンと重なり、比較的大規模なセールを実施

総決算セール

• 開催時期：7月下旬～8月末
• 特徴：夏のボーナス商戦と新製品発売時期が重なり、旧モデルの炊飯器が安くなる傾向

セール期間中はアプリ限定クーポンの配信や、ポイント還元キャンペーンといった特典も実施されます。

またコジマはビックカメラグループの一員です。コジマポイントはビックポイントへの交換が可能なので、移行を検討する方はチェックしてみましょう。

店舗のほかコジマオンラインショップでも同時にセールが開催されるため、オンラインショップもチェックしてみてください。

ビックカメラ

ビックカメラの決算セールは年2回実施されます。

中間決算セール

• 開催時期：1月中旬～2月末
• 特徴：新生活シーズンと重なり、大規模なセールを実施

総決算セール

• 開催時期：7月下旬～8月末
• 特徴：夏のボーナス商戦と新製品発売時期が重なり、旧モデルの炊飯器が狙い目に

セール期間中は以下のような特典が利用できます。

• アプリ会員向けの特別クーポン配布
• ポイント還元キャンペーン
• まとめ買い割引
• 下取りサービス

とくに炊飯器は、新製品発売時期（8～9月）の前後を狙いましょう。

また店舗と同時にビックカメラ・ドットコムもセールが開催されます。オンラインショップもチェックしてみてください。

家電量販店と通販サイトのどちらで炊飯器を買うのがいい？

炊飯器を購入する際「家電量販店と通販サイト、どっちで買ったらいいんだろう…」と悩みを持つ方は多いかもしれません。

実はそれぞれに特徴的なメリット・デメリットがあり、上手に使い分けをするとお得です。

両者の特徴と、具体的な選び方のポイントをご紹介します。

家電量販店のメリット

家電量販店での炊飯器購入には、多くのメリットがあります。最大の特徴は「実際の商品を手に取って確認できる点」です。

大きさや重さはもちろん、操作パネルの見やすさや内釜の取り出しやすさ、実際の使用感を直接チェックできるでしょう。

また専門スタッフによるサポートも大きな魅力です。

• 商品の特徴や機能について詳しい説明を受けられる
• 使用人数や好みに合わせた最適な機種の提案をしてもらえる
• 使い方や手入れ方法といった具体的なアドバイスが得られる

さらに在庫があれば即日持ち帰りが可能で、設置方法や初期設定のサポートも受けられます。

店舗限定のポイント還元や割引、下取りサービス、延長保証と、豊富な特典やサービスを利用できるのも特徴です。

アフターサービスも充実しており、故障時の相談や修理の受付がスムーズ。店舗で直接対応してもらえるため、使用中の疑問点も気軽に相談できます。

家電量販店のデメリット

家電量販店での炊飯器購入には、いくつかの注意点があります。まず価格面で通販サイトと比べ、若干割高になる傾向です。

※店舗運営費や人件費といったコストが価格に反映されるため。

また店舗によって価格が異なることも多く、最安値を探すには複数店舗を回らなくてはなりません。

品揃えの面でも制限があります。実店舗では展示スペースに限りがあるので、取り扱いモデルが限定されてしまうでしょう。

とくに人気の高級機種や限定カラーは在庫切れになりやすく、取り寄せとなる場合も。

購入時の手間も考えなくてはなりません。店舗まで足を運ぶ必要があり、混雑時期は長時間待たされることもあります。

セール時期は人気商品の在庫が早々に品切れとなり、目当ての商品を購入できない可能性も出てくるはずです。

さらに店舗の営業時間内でしか購入できず、仕事帰りの時間帯では品出しが終わっていることも。目当ての商品を見られない事態が起こりえます。

比較検討もその場で行う必要があるため、じっくりと検討したい方には時間的な制約が大きいです。

通販サイトのメリット

通販サイト利用時は、価格面での優位性が最大の特徴です。実店舗の運営コストがかからない分、通常価格が安く設定されています。

さらにセール時には、大幅な値引きも実施。価格比較サイトも使えば、複数のショップの価格を瞬時に比較して最安値で購入できるでしょう。

商品選びの自由度も大きな魅力です。時間や場所の制約がなく、24時間いつでも商品情報を確認できます。

実店舗では展示されていない限定モデルや人気カラーも購入可能で、品揃えも豊富です。

またユーザーレビューや口コミ情報を参考にでき、実際の使用感や満足度を確認できるのも魅力的。

購入時の利便性も高く評価されています。スマートフォンやパソコンからかんたんに注文でき、重い商品も自宅まで配送可能です。

※クレジットカード決済や後払いと、支払方法も多様。

さらにポイント還元率が高く、各種クーポンも利用しやすいです。よりお得に購入できます。

またキャンペーンやセール情報をメールで受け取れるため、タイミングを逃さず購入するのも難しくありません。

在庫状況もリアルタイムで確認でき、入荷通知を設定すれば品切れ商品の再入荷も容易です。

通販サイトのデメリット

通販サイトでの購入は、実物を確認できない不安が最大のデメリットです。

• サイズ感や重さ
• 操作パネルの見やすさ
• ボタンの押しやすさ

実際の使用感を事前に確認できません。また製品の色味は画面上と実物で異なる場合があり、イメージと違う商品が届くリスクもあります。

商品知識が必要となる点も課題です。専門スタッフに相談できないため、機能や性能の違いを自分で理解し、判断しなくてはなりません。

とくに初めて購入する方、機能の進化が著しい最新モデルを検討する場合は、正しい選択が難しい場合もあるでしょう。

配送に関する不安もあります。配送中の破損リスクがあり、受け取り時に不在だった場合は再配達の手続きが必要です。

また不良品や故障が発覚した場合、返品や交換の手続きに時間がかかるケースも。

アフターサービスも店頭と比べると手間がかかります。使い方が分からない場合や故障時の対応は、基本的に電話やメールでのやり取りが中心です。

修理や部品交換が必要な場合は通販サイトではなく、メーカーと直接のやり取りが必要になることもあります。

結局、どっちがお得？判断する基準は？

結論から言えば炊飯器の購入は、「家電量販店での現物確認」と「通販サイトでの価格比較」を組み合わせるのが最適解です。

炊飯器の購入先を選ぶ際はまず価格を重視するか、サービスを重視するかで判断が分かれます。

純粋に価格面で比較すると、通販サイトのほうが定価より15〜20%ほど安くなるでしょう。セール時期には最大30%以上の値引きも期待できます。

• 初めて炊飯器を購入する方
• 操作性・使い勝手を重視する方
• アフターサービスを重視する方
• 急いで購入が必要な方

上記の方々は、家電量販店での購入をおすすめします。

もっとも賢い購入方法は、両者の特徴を活かした使い分けです。まず家電量販店で実機をチェックし、サイズ感や操作性を確認。

そのうえで店員から詳しい説明を聞きます。気に入ったモデルが見つかったら、店頭価格と通販価格を比較しましょう。

店頭価格が通販価格に3,000円程度上乗せした程度であれば、店頭購入を検討してください。それ以上の差があれば、通販での購入を検討するとよいでしょう。

また購入時期も重要なポイントです。新製品発売前の6～8月、決算セール時期、年末年始セール時期を狙うと安価に購入できます。

実店舗と通販サイトの特徴を理解し、状況に応じて使い分けるのが一番おすすめです。

まとめ

今回は「炊飯器の安い時期」や「炊飯器を買い替えるならいつがお得なのか？」について解説していきました。

この他にも家電製品にまつわる知っておきたい知識は、まだまだあります。

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